e日記風 独り言

英国のEU離脱やトランプ米新大統領など、世界は今までの経験則では予想不可能な変化を見せ始めた。今年はそのトランプ新大統領が最大国家米国の実際の政治を執り行う最初の年。吉と出るか凶と出るか? 株価だけでなく心配や期待が乱高下しそうな年の幕開けだ。
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楽 天 の 商 品

-2096- トースター故障
= 今日は画像なし m(_ _)m =
ここに書いた 3年ほど前に購入した象印のオーブントースターが故障してヒーターが点灯しなくなった。このトースターは購入後半年ほどの時にも同様の症状で故障し、その時は、裏蓋の止めビスの頭がトルクスネジ(写真のように真ん中が凸になった花形)になっているが、持っているトルクスドライバーではサイズが合わないためか回せず、保証期間だったこともあり販売店に持っていって修理を依頼した。
今回はもう保証期間が切れてしまったし、こんなに何度も故障する原因が知りたくて自分で修理することに。前回サイズ違いと思ってあきらめたトルクスドライバーを確認すると、寸法はほぼ合っているが若干だけドライバーの先端の方が大きくてハマらない。トルクスドライバーなんて、10年に一度使うかどうか、しかもなぜか同じ大きさが2個ある。
図-1 ドライバー(左)とビス
そこでダメ元でドライバーの先端部分の側面をダイヤモンドヤスリで研いでみた。道具箱にあったダイヤモンドヤスリも出所が不明で研磨性能は怪しいが、5分ほど研いでから嵌めてみると何とかハマりそうな感じで、念のためにもう少し研いでから挿してみると、ハマりはちょっときつめだが回せるようになった。
図-2
そこで5本のトルクスネジを外して裏蓋を外してみると、写真のように電源コードのヒーター側の端が焼き切れたように断線している。ゴム被膜の電源コードを直にヒーターソケットのネジ端子に圧着ラグで止めているからかなりの熱がコードの銅線部分にも加わったために酸化して炭化してしまったようだ。トースターの石英管ヒーターを受けるソケットの金具だから数百度になると思うが、そこに電源コードを直に取り付けるなんて明らかに耐熱設計がプアーだ。前回の故障もおそらく同じ箇所だったんだろう。設計的には中継端子を一個追加するかソケット側の金具を少し伸ばして放熱すればいいのに!
図-3

さてどうしようかと考えたが、単に同じように圧着ラグで止めたのでは同じ結果になることは目に見えている。外した元の圧着ラグを見ると、どうやら圧着ラグのメッキは変色していないので圧着ラグを使うこと自体は問題なさそう。このトースターは最大1200Wくらいだったと思うから 12Aの電流が流れるとみて、Φ1mmのスズメッキ線を裸のまま 3本 5Cmほどまとめて圧着し、その先に接続用圧着端子を付け、その反対側に電源コードを接続してみた。表面が参加しづらいスズメッキ線の間で放熱して電源コード圧着部には高い熱が伝わらない配慮だ。残念ながら元のガラス繊維の絶縁スリーブは付け足し部分の長さが足りず、一部露出しているから、万が一再び端子側が切れて筐体に触ると感電の恐れもあるが、点灯しなくなっても使い続けることはないからと、とりあえずこのまま使うことに。
図-4
アレヤコレヤで3時間ほどかかって、裏蓋を閉じてタイマー兼用のスイッチを入れると、とりあえずの機能は問題なく点灯するようになった。ピザ風トーストも元通りこんがりきつね色に! メデタシ!
2019/10/19