岡谷にきてメインのパソコンがなくて暇なので遊びでちょっと試してみたメモ。
O/SパーティションやHDD/SSDのイメージまるごとバックアップやクローン化といった作業をするツールはたくさん存在するし、最近 Linuxを始めたので ターミナルから DDコマンドでイメージのバックアップも何回かやってみた。一方 Web上では
CloneZilla という Linux上で走るアプリの話題が多いので試してみようと思った。
しかし、そうしたページで紹介されているのはおしなべて isoファイルを焼いて利用する Live-USB という起動可能な USBメモリや CD/DVDを使う方法が紹介されている。確かにレスキュー用途で使うには専用メモリを準備しておいた方がいいが、数百MBのアプリのために USBメモリ 1個を占有させるのはもったいないと思って、Puppyなどの Live-Linux と同じ USBメモリに同居させられないかと検討してみた。
所詮慣れない Linuxのしかも ブート処理に関する処理なので かなり紆余曲折はあったものの、MS-Bing Chat(Co-pilot)先生などの助けで 既存の Puppyの USBメモリに isoイメージを配置して起動できるようになった。
具体的には、Grub2/UEFI で起動している Puppy Fossapup64 9.5 の USBメモリの新規パーティションまたは、既存のパーティション (UUID=abcdefg-1234-5678-9900-hijklmnopq とする)のルート直下に clonezilla フォルダを作って clonezilla-live.iso を配置する。更に、clonezilla-live.iso の中の liveディレクトリもルート直下にコピーしておく。次に Grub2/UEFI で起動する Puppy Fossapup64 9.5 の Live USBのブートパーティションの grub.cfg と同じ場所に下記のメニューを記録した custom.cfg というファイルを配置する。
menuentry "CloneZilla-live"{
search --set=root --no-floppy --fs-uuid abcdefg-1234-5678-9900-hijklmnopq
set isofile="/clonezilla/clonezilla-live.iso"
linux /live/vmlinuz boot=live iso-scan/filename=$isofile quiet splash
initrd /live/initrd.img
}
こうすることで、既存の Puppyの起動メニューの後ろに "CloneZilla-live" という項目が追加されて、それを選択することで CloneZilla が起動できた。
・・・んだが しかし・・・・
実際に起動してパーティションのイメージをバックアップしようとしてみたが、PCに接続しているデバイス/パーティションをすべて検索して情報を集めリストアップしてから実際のバックアップに入るんだが、それにかかる時間が半端ない(私の場合、最低 3個の SSD/HDD/USBメモリを接続してあるので合計 十数個のパーティションが検出される)。しかも途中で選択操作しなければならない項目が多くて分かりづらい。使い方ページをプリントしておいてそれを対比しながら操作しないと間違えそうだ。
これだったら Puppyを起動して DDコマンドでバックアップした方がよほど早そうだ。ちょっと実用には厳しそうだ。