e日記風 独り言

気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、主に私が読んだ「本」やその内容に関連した記事です。
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-63- バカの壁 その2
イチローの脳の中の情報の伝わり方は、視覚入力から運動への出力までがかなりバイパスしたつながりになっているのではないかというのが、昨日の説明です。
では、私が予て考えていたことというのは発想能力についてです。運動能力と同じように人間の発想能力にはかなりの差があるように思います。新しい発想が生まれる人と生まれない人の差は何によるのだろうと考えて、到達したのがやはりシナプスのつながり方です。多分発想力のある人というのは、シナプスが近傍だけでなく少しはなれた所とつながっていて、何か問題点やニーズがあるとそれが刺激となって脳に入力され、それが回りの神経細胞に伝わっていく。その伝わっていく過程で、今までの経験で記憶していた情報にぶつかり、「こんな方法がありそうだ」と思いつくのだと思います。それが発想力の無い人は極めて近傍の神経細胞の間だけでしか伝わらずに、やがて刺激が消滅してしまう。しかし発想力のある人は、シナプスが遠くの神経細胞につながっているために、刺激が色々な部分に広がり、より広い経験・記憶領域を刺激する結果「ひょっとして」と考えることになる。そしてそうした繰り返しの結果、刺激は消滅することなく、次から次へと転送されていき、やがてとても優れた発想になっていくのではないでしょうか。
でも、やはり人間の能力というのは一長一短があります。このようにシナプスが遠くの神経細胞とつながっている人は、往々にして近くの神経細胞とのつながりは疎になっているようで、「ポカミス」が多かったり大事なことを忘れたり、普段の生き方、世渡りは余りうまくありません。
どう考えても私はこの部類に入るような気がします。役立つ役立たないは別にして、発想だけはあまり回りの人に負けないような気がしますが、肝心なところが抜けていたりして、回りに大変な迷惑がかかっているようで気が引けます。
今日の写真は、やはり日曜日に撮影した朝霜の風景です。朝日が生垣の隙間から真横に差し込んで、散り敷かれた銀杏の葉っぱを照らしていました。
2003/12/11