| -62- バカの壁 |
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養老孟司という人の書いたバカの壁という本が売れているようです。イスラム原理主義者と米国資本主義者はなぜ話が通じないのかというような壮大なテーマですが、私は話題になる前に偶然、本屋でヒマなときに面白い題名に引かれて買っておりました。3分の1程度を読んで、そのままになっていましたが、話題になったこともあってちょっと時間が出来たときは継ぎはぎで読んでいます。 脳の構造・働きについて書いているのですが、その中に、以前から私が感じていたことが殆どそのまま書いてありました。 それは、イチローの脳と凡人の脳の違いについてというようなことです。昔から言われていましたが、人間の脳の大きさとか皺の数(=表面積)とかは頭の良し悪しには殆ど関係無いということです。従って、イチローの脳も凡人の脳も大きさ、構造は変わらないだろうというのです。では何によって彼はあのように天才的な瞬間の判断が出来るのかということを説明しているのですが、「反応が早い」= 神経の伝達スピードが速いとなりそうですが、さにあらず、神経の伝達スピードは化学反応で、これも個人差はなく大体音速と同じくらいだというのです。では何が違うのか? それはシナプスという神経線維の接続の仕方が違っていて、ある部分をバイパスするような構造になっているということです。そして、目で見たシーンが脳の中を通常の経路ではなく、かなりバイパスして凡人より早く腕の筋肉に到達する結果、ピッチャーが投げたボールが手元まで達する間のボールの軌道を見てそれに応じた筋肉の制御が可能になるのだそうです。 ここまでは養老先生の解説で、私の感じていたことは・・・長くなったので明日に回します。 写真は、先日の朝霜の光の中のバラの花です。青空をバックでしたが、何とか露出も合ったようです。 |
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2003/12/10 |