e日記風 独り言

#気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、ものづくり・工作・修理・道具などに関連した記事です。
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-2325- ジイジはおもちゃのお医者さん
= 今日は画像なし m(_ _)m =
遊びに来た孫達が買ってもらったコマ(ベイブレードというらしい)で遊んでいた。
コマと言ってもかなり進化形で コマ本体をランチャーと呼ぶ回転駆動体にセットして紐を引くとコマが回転して駆動体から落下してかなりの勢いで回るもの。スタジアムと言う透明プラスチック製蓋付きの土俵のような台も買って、その中で回すと複数のコマが喧嘩して勝ち負けを競える。ところが孫が遊んでいる途中で 一つのコマがうまく回らなくなった。自分でもランチャーの本体をばらして様子を見ているがラチがあかない。・・・で元エンジニアジイジの登場のチャンス。
どれどれ と見てみると、どうやら回転軸の結合部がもげて落ちてしまった様子。力を入れすぎたようだ。材質が硬質ナイロンかポリアセタールのような接着の効かない材料なのでもうダメだろうと思ったが、しばらく眺めていてふと思った。
写真

もげた軸(黄色丸)とその軸基には2Φ程度の穴が貫通している。この軸(赤丸)にスリットを入れて、そこに金属の板の先端を細く加工して突っ込んで、相手の嵌合部(青丸)に嵌るようにすれば回転力は伝達できそうだ。こんなこともあろうかと神奈川から車に積んできた道具箱の中を見ると、百均で買ったピンセットが壊れてそのまま入っている。1mm厚ほどのステンレス製だがヤスリで削れそうだ(これだから道具は壊れても捨てられない)。しかしヤスリは持ってこなかったので翌日近くのホームセンターで600円ほどで5本組ヤスリを購入。早速 ピンセットの片割れを少しずつ削って軸に入るように現合加工(緑丸)した(神奈川なら万力で挟んで作業可能だがこちらではペンチで挟んで削るので形はかなりアバウトだ!)。軸の方にはニクロム線式プラスチックカッターで切込みを入れて・・・と半日格闘。最初に作った加工部品は組み立ててみると最初は見事回ったものの若干長さが足りず、敢えなくすぐに回らなくなってしまった。仕方ないので勘合部をもう少し長めの加工をして組み立てると(白枠)ジャストフィットしてコマが回るようになった。今度はかなり力を入れて回しても壊れる気配はない。
早速 保育園から帰って来た孫に回してみせて渡した。・・・しかし、あろうことか私のことを信用していない家人が新しいコマを買ってきてしまったので孫はそちらに気が行ってしまい、イマイチの反応。
私の子供の頃のように、おもちゃを買ってもらうことなんて望むべくもなく、オヤジの目を盗んで道具を使っては木切れから自分でおもちゃを作った世代と、欲しいものはなんでもゲップが出るほど買ってもらえる世代の差を痛感した一日(涙;;;)。
2024/01/23
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