私はもう十数年、オムロンの電動音波歯ブラシ(HT-B304/305/317)を使ってきた。最初は出かけた先のドラッグストアーで 溜まったポイントが1.5円分で使えるというので衝動買いのようにして買った。表示価格 3,000円弱だったと思うが、ポイントで 2千円相当というのは私にとってとても魅力的な価格だった。有名外国製品の半分以下の値段で、超音波でもなく単なる電動でもなくて音波という部分に惹かれた。(その昔 若干「超音波洗浄」などということをカジッた身からすると、細いブラシの歯先に超音波振動がどの程度伝わるのか? とかその歯先で摩擦による「磨き」がどの程度効果を発揮するのか?とか疑問があった。電動歯ブラシは娘が買って置いていったものを替えブラシだけ買って使ってみたが、あまり好きにはなれなかった。)
それが、「音波歯ブラシ」を使ってみたら歯間に入ったブラシの先端が震えて電動歯ブラシのように歯茎にそれほど強い刺激がないのに汚れも落ちるし歯茎を優しく刺激しているのが分かり、それがなかなか心地よくて使い続けた。最初の頃は食後一日3回使っていたが、途中から朝・昼は普通の歯ブラシに戻して、夜だけ音波歯ブラシにした。実は
それまで時々出血したりしていたのが、その後は改善し歯間ブラシを併用してから歯茎の状態がとても良くなって来たのと、設計事務所通いしていたので昼は普通の歯ブラシを使うようになったのと、なにより替えの歯ブラシが結構高いのでまぁ減らしてもいいか・・・とケチの本性が現れた。
そうこうするうち 4~5年もした頃だろうか? 初代の歯ブラシがスイッチを押しても「ブンッ」と一瞬振動するだけで動かなくなり、仕方なく 2台目のものを購入した。更に 3年ほど前に岡谷の家で使うために3台めを購入したが、2週間ほど前に 2台めも動かなくなったので、仕方ない 4台めを買おうか・・・と思って、ざっと Webを見たら4千円前後する! どうしようか? 仕方ないから買おうか? などと逡巡したが・・・イヤ動かない本体が 2台もあるんだから、1台は潰すつもりで分解して電池交換出来なくても若干カッコ悪いがコードを引き出して外部電源にしてみようか等と策を巡らせた。(その後、元々購入したウェルシ○薬局で見たら 昔のままの 2,980円だった)
早速 Webで検索すると 分解・電池交換の説明ページや Youtube動画がいくつか見つかった。それによると外観からは、部品の接合部も良く分からなかったし、防水のために接着してあるのでは?と思っていた部分が単なるはめ込みになっていて、その下のシリコンゴムのスペーサーで防水していると判明。これなら分解・再組み立てできそうだと分かって一気に分解電池交換に舵を切った。
説明ページには交換用電池の情報もあり、今まで本体形状が小さいので Ni-MH電池では 1本しか入らず電圧が 1.2Vと低すぎるので、何となく専用の Liイオン電池(3.7V)使用だろうと思っていたのが、実際は 1/2AAAタイプの Ni-MH電池の直列接続で入手性もそれほど悪くないし安い(652円/1個)と判明。それならと早速ネットで 2セットを注文。120円のメール便で1週間ほどかかったが昨日到着したので、即 1台を分解して電池交換してみた。結果 30分ほどで無事交換できて昨夜は修理した歯ブラシが使えた。(写真では操作スイッチ部分のシリコンゴムカバーが外れているが、わざと外した訳ではなくて使い続けた結果シリコンゴムの接着部分が外れてしまったのだ。今回ついでにゴム周囲をシリコン接着剤で接着してみた。しかし表面が既に歯磨きクリームなどに汚れた経時変化だろう、ベタついているのでそのうちにテープなどで更に補修する必要がありそうだ。加えてもう一つ分解で学習したのは、こうした円筒状の組付け製品は再組み立ての際に組付け角度が変わらないように分解の前に型割部分に油性マジックなどでマーキングしておくことがベターということ)
更に分解してみてもう一つの疑問が解消した。分解前には この音波歯ブラシのアクチュエーター(駆動源)は何だろうか?と思っていたら極めて普通のDCモーターによる偏芯コアの回転力だと分かった。(下側の写真の右側先端の重りが回転すると重心が偏芯しているため震える機構=携帯電話などのバイブレーションアクチュエータとして使われている機構と同じだ)
技術的ないくつかのモヤモヤが解消したし、自分で修理できたし やはり音波歯ブラシは歯間までマサージされるようで気持ちいい。