今日は 3年ぶりに高校時代の友人と待ち合わせて、昼間から飲んだ。
話は尽きず、結局 5時間河岸も変えずに話に没頭した。（多分 いつもの通り 3対７くらいの割合で彼の話だが）
相変わらず高校時代の思い出から始まって、お互いの家族、仕事など多岐に渡る（＝脈略のない）話で、そうした意味では毎回進歩はない。ただ、今回は偶然お互い去年人生の尊い仲間を失ったという共通の経験から、人生をどう終わるか・・・というような話まで及んだ。
彼は現役時代、大学まではラグビーはもとよりスポーツにはまったく縁がなかったが、入社後ラグビー部に入って、驚くことに社会人リーグでも正ウイングとして活躍したとか（普通体型の彼が大柄選手が主体のチームでポジションを得たという事自体が驚きだが、彼曰く　足が早く身のこなしが軽いからボールを受けたらタックルを避けて走れたらしい）、それが現役引退後は一転病の百貨店で　動脈にステントを入れて、胃や胆嚢も腫瘍手術で摘出し、去年の暮れには白内障手術で両目に眼内レンズを入れて・・・・それでなくても現役引退後に「人間の本質に興味があったから」と神学科に再入学して牧師の免許を取得して、キリスト教の牧師を数年努め、それも信者でもない自分が信者に説教を垂れるという欺瞞に耐えられず辞めたという非常に稀有な経歴の持ち主で、私なんか足元にも及ばないくらいの経験をしている。
生い立ちは私よりも数段恵まれた家庭で育ち、会社では大手の人事部に採用されたが、途中で海外との商売をやりたくて現場に移動したというような　外見では苦労を知らないような男だが、しかし何故か波長が合って、話し始めると毎回新しい発見があって、あっという間に時間が過ぎる。
そんな楽しい時間を過ごして帰り道、こんな経験があと何回出きるのか？　・・・・考えてしまうのはやはり歳だな！