またまた散財の話題。
ケチな私も(とりわけ安い)道具となるとつい手が伸びてしまう。今回買ってしまったのは「内視鏡カメラ」。別に自分の胃の中を見ようとかでなく、ちょっと具合の悪い洗濯機の中を覗きたいと思ったが、斜めドラムの洗濯機で分解するのはちょっと難易度が高そう(その昔
縦型洗濯機の修理のページは結構読んだ方のお役に立てたようなので今回もテーマにしたいと思った)。乾いた直後の洗濯物はアチッチだから乾燥温風の経路にホコリが詰まっているのでは?と睨んでいるが、どこに詰まっているのか不明で確認しようと思った。
期待はしなかったが一応 Webで調べると、なんと千円前後からあることがわかって俄然「欲しい虫」が蠢き始めた。どれもおそらくカメラ部の中身は同じと思われるが、どれもスマホでは使えないなどと口コミ情報の評価はあまり高くない(チープでマニュアルもおそまつな中華製品らしい評価だ)。
どうしようかと悩んだが、まぁ千円なら(当節、孫のおもちゃだってちょっとしたものが 3千円前後だ!)・・・・と思って Amazonの 1400円ほどの商品(Shuiling
ファイバースコープ 内視鏡カメラ <
ファイバーじゃない!)をポチッてしまった。
それが今日届いた(写真の緑のカードは大きさ比較のため)。早速開封して、スマホにアプリをインストールしてみたが最初のアプリ(Camerafi2)では画面表示がされない。スマホの OTG機能をONにしてみても映らない?
ババを引いたかと思いつつ念のためにノート PCのUSB端子に接続して Windows標準のカメラアプリで内蔵カメラから切り替えて見てみると画像が表示できたのでどうやらハードウェアの問題ではなさそう。じゃぁ、ということで Camerafi2をアンインストールしてスマホ用の別のアプリ(USB OTG Camera endoscope app/ Ver.23AUG2022)をインストールしてみたらあっさり表示・録画が出来た。・・・と思ったが、フリーバージョンでは録画操作ができるが録画ファイルがスマホ内に見つからない。暫くいじってみて諦めて今度は「USB カメラ(Ver.2.6.0)」というアプリにしてみたら無事録画ファイルが \DCIM\usbcamera フォルダに保存された。
Webの仕様説明に撮像センサーは 200万画素とあったが、それはピクセル数でレンズまで含めた実際の解像力は 480p程度の感じだ(アプリが 640x480)。それと本体コード部分の曲げ易さ(可撓性)だが想像していたのは同軸の 5C2V程度の柔軟さがあるかと思っていたが、想像したよりは硬くて φ2mm くらいの単銅線が入っているような感じで曲がりづらく一旦曲げると元に戻りづらい。一応曲がることは曲がるが曲がりくねったパイプ内にはあまりスムーズに入っていってはくれない。挿入した状態である程度の自由度を確保しようとするとスマホと一緒に動かさないとならない(必然的に スマホの USB端子にはかなり力が加わる)。私の場合、1mほどの USBの延長コードを介してスマホに接続することでスマホは固定したままで何とか回転操作などできるようになった。
それと、付属のミラーアダプタ(カメラに対して90°視野角を曲げる)は購入時、ミラー表面に保護の薄いビニルが貼ってあったが、最初気づかずボケボケで「何だこりゃ!?全然見えないぞ」と思ったが、ビニルを剥がしたら丸い視野が表示された。
それと、先端が水に濡れて汚れがつくと一旦引き出して拭わないと画像はまともに見えない。昔在籍した会社の本物の内視鏡(当時数百万円!)では先端を水でクリーニング出来たりするが、当然そこまでは望めない。例えば小さな穴から空のタンクの中を確認したいなどの場合には十分使える可能性がある。
まぁおもちゃとしては楽しい商品だが、値段相応というところか?
(洗濯機の修理記事は
次回)