-2262- ハンダコテの修理 |
今回は電気物の修理に使うハンダコテの修理。 数年前になるが、友人と設計事務所をやっていた時に昔から自分で使っていたハンダコテを使っていて、経年劣化か力を入れすぎたせいか握りのモールド部から金属のコテ部分がもげてしまった(写真上:卵型ラグは CMOS部品の静電気破壊防止のためアースリードをコテ先に導通させるために昔 自作で付けたもの)。セルフタップビスで止めているモールドの土手部分が熱のためか破壊されている(写真中左)。 その時はもう使えないと諦めて東急ハンズで新しいコテを 3千円弱で購入した(ダイソーでも 500円でハンダコテを売っているがコテ先は昔ながらのコテ先食われする温度調節なしタイプ)。30年近く使っているものの中学生の頃に大枚はたいて買った昔のコテと違って先端チップの鉄メッキが良いのかコテ先食われがないし温度調節があるので捨てるにはもったいないとジャンク箱に突っ込んだままだった。それが最近になってジャンク箱の中にあるのを見つけて「岡谷の家にあれば孫のおもちゃの修理時などに使えるかな?」と考えてなんとか修理しようと思い立った。あれこれ修理方法を考えたがコテの熱がビスを通じて加わるので崩れたモールドの土手を接着剤で止めるのは難しそう。最終的には元々のネジ穴部分の底部分はまだモールド壁が(かろうじて?)残っているのでそこに細い貫通穴を開けて、少し長めのセルフタップビスで止めると言う方法を試すことに。 幸いにして部品箱を漁るとなんとか使えそうなセルフタップビスはあるが、適合する径のドリル刃はない。早速近くのダイソーで Φ2.0mmのドリル刃を購入してきてこの電動ドライバーにセットして穴あけ(写真中右)。 想像したよりは軽く穴が空いたが恐る恐るセルフタップビスを通して回すとなんとか手応えがあって一応固定できた様子(写真下)。 火入れしてみたがあまり力を加えない細密(精密ではない!)回路の半田付け程度には使えそうだ。 今日の写真は(何回もアップしているが)年末からチラホラ花が付き始めたロウバイの花。特に咲きたては透明度のあるきれいな黄色の花びらが美しい。小さな丸い蕾もかわいい。 |
2023/01/15 |