| -1418- 天声人語 |
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今朝の朝日新聞の天声人語には興味深い話が載っていた。 自衛隊の海外派遣の法制化に関連して、米軍の兵士の戦地における実際の射撃割合に関するデータだ。第2次大戦の時の米軍兵士の戦場における実際の発砲割合は 2割以下、それが訓練で朝鮮戦争では55%、ベトナム戦争では90%までアップしたとか。それとは反対に、帰還兵には精神異常や自殺者が増えているとか。自衛隊もイラクやアフガンの後方支援に派遣された人の自殺者は54人に上るとか。派遣されなかった人との割合比較が出ていないが、そうした事例から「人間は本来人間同士の殺し合いには精神的な負担が大きく出来ている」という学者の説の裏付けだとしている。 国家はごく少数の人間による判断で色々な理由を付けて殺し合いの状況に陥るが、実際に戦地で自らの手でその殺し合いをさせられる多くの兵士は戦地では生き残るためにも兵器を使うが、一方では生き残って帰還した後にそれが重くのしかかるという現実が現代人間社会に影を落とすことになるという。戦争の現実味が乏しかった幸せな世代としては漠然とは考えていたことだが、具体的な数字で示されると見逃せなくなってしまう。 今日の写真は珍しい赤いユリ? 品種改良の産物だろうか? |
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2015/05/29 |