| -1333- 最後の年賀状 |
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毎年必ず最後に年賀状を下さる方がいる。いつもは1月末頃なんだが、今年は2月に入ってから!届いた。 面白いのは届く日付だけでなく、内容も。 裏面全部と宛名面半分にわたって小さな字でぎっしり「思うところ」がプリントされている。今年の内容は、もう時効だと思われたのか在職中~独立後にかけての逸話だった。 折しも新聞ではその方の古巣 SH社の苦境が報じられているが、ちょっと読むとその古巣に対する恨みつらみのようにも取れる。非凡な能力があり過ぎたせいもあり、若かりし頃の上司に恵まれた一時期を除き後半は実績にもかかわらず不遇な扱いを受け、その反骨心から独立して独自アイデアの半導体チップを武器に古巣と競ってビジネスをされてこられた。そんな経緯が細かに、受けた仕打ちは相手の「実名」入りで述べられていた。 私より数年技術者としては先輩であり、また私が半導体回路を実際に設計していたころは何度となく教えを請い、エレクトロニクスエンジニアとしては足元にも及ばないが憧れの存在であり、私の突飛なアイデアを具体化もしていただいた方なので比較するのも恐れ多いとは思うが、発想や生きざまには強い共感を覚える。加えて今回の年賀状では境遇の親近感も湧いた。毎年歳初めのせわしない時期を過ぎていただく年賀状を繰り返し読ませていただきつつ、懐かしく当時を思い出すのも年中行事のようになっている。 今日の写真は花木瓜の蕾。離れたところにある別の株は初冬にも咲いていたので四季咲きのような錯覚をしていたが、この株は冬には一旦花も葉も落とした裸木になっていて、今朝気づいたら改めて蕾を膨らませていた。 |
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2015/02/04 |