道具についての感想:その3


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  1. 日立ロータリーシェーバーのその後 : 替え刃と本体寿命がイマイチ
  2. 日立のロータリーシェーバーの話は以前にしました。 2年ほど前に、電気カミソリをどれにするか悩んで、原理的には刃が回転運動するシェーバーがいいに違いないと読んで、そして平面回転歯ではないロータリーシェバーを購入しました。最初の感想は、前に書いたとおりです。

  3. 切れ味と替刃寿命
  4. その後、使ってみないことには分からない性能に気づきました。それは、刃の寿命です。
    説明書によると、外歯(薄い金属の網目状の板)は1年毎に交換、内歯(回転する方の刃)は2年が交換の目処だと書いてあります。しかし私の髭は普通よりかなり濃く硬いために、ひげそり時間も長いですし、刃も寿命が短いのです。使い始めて 6ヶ月でまず外歯が一部欠けてしまいました。「ちょっと短いな、何か挟み込んだかな?」と思って新しい刃を買ってきて交換しました。ところがその刃も、計ったように6ヶ月、シェーバーを買ってから丁度1年目で欠けてしまいました。通常、寿命というのは少し余裕を見て、クレームが起きないように実際より短く言うのが普通ですが、この場合、いくら私の髭が濃いからといって、取説の半分しか持たないというのはちょっと短すぎです。
    と思っていたら、その次は1年たっても欠けませんでした。しかし、心なしか切れ味が落ちています。アゴの下などの剃りづらいところが、以前ほど気持ちよく短く剃れないような気がします。よく考えてみると、外歯は取説の半分で寿命になっているということは、もしかすると内歯は公称値の半分、1年で寿命になっているのかもしれません。しかも内歯が磨り減って、径が細くなったために外歯の摩擦が減って、外歯の寿命が延びたとも考えられます。 そこで、丁度2年目に、今度は 外歯と内歯を一緒に買ってきて、両方を交換しました。 結果は、少し剃り味が回復したものの、何となく最初の時のような気持ちいい切れ味ではありません。ロータリーですから、内歯と外歯の密着性さえ良くなれば切れ味が戻ると思ったんですが、もしかするとどこか振動や回転で噛み合いが甘くなって、密着性が低下したのかもしれません。
    結論としては、私の使い方では、外歯の寿命 半年、内歯の寿命1年-2年、本体の寿命 2年少し という感じでしょうか。ちょっと寿命に難ありという評価になりました。 今年の暮れあたり、また新しいシェーバーを買いたくなりそうです。

  5. 更に
  6. まぁ、かれこれ 10年近く経ってからの評価ですから(途中3年目くらいからは別のシェーバーを使って、この機種はお蔵入りしてましたが)、こうした毎日使うコンシュマー商品ではちょっと厳しい評価になってしまうかも知れませんが、上記リストのようにその後購入した Panaのリニアスムーサーなどを使い始めて、お蔵入りさせておいたのを数年後に取り出したところ、グリップ表面のラバーがネトついて来たことに気づきました。
    洗面所の棚に放り込んで置いただけですが、最後にはグリップ表面が練った小麦粉のように指にまとわりつく感じで、それでも「道具は捨てない」私は、次に気に入ったシェーバーを買うまでの「つなぎ」として台所用ラップフィルムを巻いて使い続けました。

  7. 内蔵電池
  8. この機種は、値段のせいでしょうが内蔵充電電池は Li-ionではなくて大きくて重い割に容量が少ない Ni-Cd電池(今では Cdなどの重金属は環境破壊につながるとして販売されていませんが)が使われていました。
    それが2回目の替刃交換のあたりから充電できなくなり、しばらくはACアダプタを繋いだまま使っていましたが、それでもすぐにモーターが回らなくなって使えなくなり、今度こそ捨てようかと思っていましたが、上記「つなぎ」のために再登場せざるを得ない状況になったので、分解して内蔵 Ni-Cd電池を手持ちの Ni-MH(ニッケル水素)電池に交換して使い続けました。
    まぁ、いろいろ辛口批評をしてますが、逆に グリップなどの化粧部分を除いて、ここまでしても駆動部分が使い続けられるということは、ギヤなどはダイキャストが使われているので駆動メカについては十分な寿命があったということになるのかも知れません。
    いかにも「日立」らしい商品だと思いました。



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