道具のウンチク:シェーバー その5 性格・肌質によるシェーバーの選び方


ドキュメント履歴: 2017-06-16 初回アップ

私のメンズシェーバー遍歴




  1. 失敗しないシェーバーの選び方
  2. 道具を選ぶ際、誰でも最高の道具を選びたいと思うものですが、口コミなどはある程度参考になるものの過信は禁物です。特にシェーバーの場合、ヒゲの濃さや肌の質、朝急いで剃るか夜風呂で剃るかなど生活パターンなどによって評価が180°変わる可能性があります。
    しかも他の家電製品などと違いシェーバーは切れ味が徐々に落ちてきますが、長期間使った後の切れ味、刃の持ちなどの情報は Webでも皆無です。
    私の経験でも最初は切れ味に感動したのに、半年もしない間に普通の切れ味になってしまって、逆に肌への刺激が増えて、仕方なく替刃を替えたのに替える前とほとんど切れ味が変わらないという経験が多いのです。
    しかも、ヒゲの生える方向や顔の凸凹などは人それぞれに全く違うのに、刃に付着した血液による感染症など衛生上の問題もあってほとんど自分の顔では試用ができない商品です。そしてもう一つ、シェーバーに限らず道具を選ぶ際には使う人のスキルや性格などの特性も重要なファクターになってきます。Webの口コミを見ていると、明らかにその人に合わない「ミスチョイス」をした結果、商品を酷評していると思われる評価もあります。
    そこで、失敗しないために独断で使う人の性格やヒゲの濃さなど個人の属性毎に適したシェーバーを表にまとめてみました。
    但し、ここに上げた特性はあくまで例であって最後はその人の好みや使い方によります。一つの参考として見て下さい。

    性格/ヒゲ質/肌質 剃り方 オススメのシェーバー 備考
    道具は使いこなすことが得意、好き
    道具に対する思い入れがある
    深剃り 日立 ロータリー式 剃る方向に注意
    時短 Panasonic / リニアスムーサー
    ドライで剃る 風呂剃り対応機 通常はローエンド機種
    面倒なことは嫌い
    一旦ダメと決めたら二度と使わない
    深剃り BRAUN Panasonic
    のハイエンド機種
    比較的オールマイティで万人向け
    自動洗浄機能付きがオススメ
    時短 Panasonic / リニアスムーサー 最速往復動作で早剃り
    肌が弱い/絶対に出血はイヤ
    フィリップス 静かで肌にも優しい

  3. 濃いヒゲと深剃り
  4. シェーバーでもカミソリでも刃物ですから、濃いヒゲ・硬いヒゲほど深剃りがしづらくなるのですが、逆に使う側からすれば「ヒゲが濃くて目立つ」から「深剃りしたい」のであって「濃いヒゲ」=「深剃り」となってしまい、どんな機種を選んでも満足の確率は低くなります。
    「ヒゲが濃いのに深剃りしたい」という人は機種を選ぶよりも、ドライ剃りは避けてできれば風呂の中か風呂上がり一番でジェルやシェービングフォームを使う、最低でも濡らしてから1~2分おいてから剃るようにすれば一般的な上位機種でドライ剃りするより下位機種でウェット剃りするほうがかなり良くなりますから、防水機能の機種を選ぶことが必須です。その場合剃った後 濡らしたままだと不衛生で匂いが発生するので自動洗浄・乾燥機付きのセットを選ぶのがベストと言えます。
    但し、洗浄機は専用洗浄液が必要になるのでランニングコストがかかります。


  5. 初期の剃り味の継続期間
  6. 残念ながら、Webにも情報は殆どありません。初期の剃り味に関してはかなり情報が溢れていますがヒゲの濃さや押し当てる力など使う人によって千差万別で、「深剃り」と感じる感じ方も人それぞれで、しっかり押し当ててじっくり何往復もさせて「深剃り」出来たのなら当たり前です。さらに初期の剃り味が半年~1年後になったらどうなるか、それこそ実際に使って見る以外ほとんど分からない世界です。
    通常は切れ味が落ちてきたり肌へのダメージに気づいたら替刃を替えるのですが、多くの機種は替刃の交換期間が外刃 1年/内刃 2年(Pana)、18ヶ月とか(BRAUN)、2年(Philips)とかメーカーによって一応の目安があります。しかし私の経験では初期の1枚刃の頃の BRAUN以外、替刃を交換しても剃り味はほとんど元には戻りません。初期の剃り味を期待して替刃を取り替えても無駄だと思います。
    ただ、Philipsの平面回転式シェーバーは刃面が回転することで内・外刃共に研磨されるので原理上は長持ちし、刃の交換によっても初期の状態が保たれやすく出来ています。しかしその分、深剃りが苦手と言われています。また、剃る面が他の方式と違うため慣れるのに時間がかかります。私は自分で買ったことはありませんが、知人の3枚刃のものを借りて使ってみて、ヘッドの大きさや動きなどが私の顔の凸凹に合わないと感じて使う気になれませんでした。
    あくまで私の個人的な判断ですが、替刃は概ね本体価格の 1/3 ~ 1/2しますから、高級機種の替刃を買うより普及価格帯の機種を買い替えたほうがいい、高級機種でドライ剃りするより防水対応の普及価格機で風呂剃りするのがベストと言うのが経験上の結論です。


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