e日記風 独り言

気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、主に Perl・CGI・HTMLなど Web技術に関連した記事です。
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-67- ベートーヴェンは・・・ その2
ベートーヴェンの能力の話の続きです。
では、私がその音楽家と商品企画者の何に共通点を見出しているかと言うと、商品(サービス)を企画する人は、世の中の技術・仕組みなどを見て、それらをどのように発展させながらお互いに繋げてどのように見せれば人々が喜ぶか、その姿を想像できるのだろうと思います。そしてそれに対して、人々はどれくらいの費用なら払ってくれるのか、そこまで判断しているのでしょう。彼はその想像を膨らませて、企画書を書き上げるのです。つまり、作曲家も商品プランナーも、創造力の根底にあるのはまず想像力であるという共通点があると言うことで、これはおそらく画家や小説家などにも言えるのではないでしょうか。
で、問題は演奏家です。その企画書を見せられた人々は、その企画書が作り出す価値、その価値によるお客様の喜びを想像できなければいけませんが、完成した楽譜すら満足に解釈して演奏できない演奏家がいるのと同様、その価値や受け入れられ方を想像できない人が多いのです。どんな素晴らしい楽譜も有能な演奏家によって正しく演奏されない限り、一般聴衆の感動を呼び起こすことは難しいでしょう。と同様に、どんな価値のある企画書も、優れた評価者(パトロン)、賛同者がいないと紙くず同然になって埋もれてしまいます。
そして企画と音楽の決定的な違いは、普遍的な音楽なら例え百年眠っていても、幸運に恵まれて発掘されて脚光を浴びることもあるでしょうが、技術や社会構造をベースにした企画書は、1-2年もすればその価値が廃れてしまうということでしょう。
(ここまで、忘年会帰りに電車の中で打ってアップしています。変なおじさん?)
今日の写真は、ちょっと前になりますが、霜の朝に撮った銀杏の木の散り残った葉っぱです。
2003/12/17