e日記風 独り言

気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、政治や思想・社会問題に対する勝手な私見を書いてみました。専門家ではありませんが、岡目八目という言葉もある通り、時には本筋を突いていることもあるかも?
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楽 天 の 商 品

-419- 世界に一人だけになったチャンピオン
= 今日は画像なし m(_ _)m =
私も人の子、今日の冬季オリンピックの女子フィギアスケートを実況で見入ってドキドキしてしまった。
そして、結果が出て真央ちゃんのくやし涙を見ながら、我田引水ながらこのページをやはり思い出してしまった。
4年に一度のオリンピックで、自分の演技に満身の笑みを見せる人たちと好対照に、銀メダルを獲るということの素晴らしさに満足できないで、涙を流している映像を見ながら、あのたぐい稀な才能を持ちながら、たとえ一部分にしろ幸せを感じられないのはどうしてだろう?と考えてしまった。もちろん、高い目標を設定し、それに向かって長いこと努力し、しかしながら目標に到達できない悔しさということなんだろうけど、画面に向かって「よく頑張ったよ、本当に本当にすごいよ、もっと喜ぼうよ」と言いたくなる。
多分、小さいころから周りからも天才と言われ、とにかく人に勝つこと、難しいものにチャレンジしたら必ず成し遂げることが当たり前で育ってきて、でも長いこと目標としてきたものをライバルに阻まれてしまった悔しさというのだろうか、そこに羨ましさというより可哀想という思いの方を強く感じてしまった。
同時に、人間それほど一次元的なものではなく、いろいろな個性や能力を持っているのに、最終的に一つの点数でしか・金銀銅という色でしか評価しないシステムに乗せられ涙を流している姿を見て、「審査員に向かって『あなたたちの一人でも、この技の一つでも完全にこなせる人がいますか?』と聞いてみたら?」と意地悪なアドバイスしたくなってしまった。
20歳にもならない女の子に、4年に一度しかない大会で、世界に一つしかない金を獲ることを課すマスコミ+IOCの世界って、そしてそれに乗せられ大騒ぎして見守る世間って(勿論私も含めてだけど)、何かいびつだなぁ~と思った今日。
2010/02/26