e日記風 独り言

気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、主に私が読んだ「本」やその内容に関連した記事です。
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-416- 大聖堂-果てしなき世界 読了
= 今日は画像なし m(_ _)m =
去年暮れから読み始めた標題の本を読み終えた。結構な厚みのある本が上中下 3巻あるので、それなりに読み応えある。
今回のストーリーは、前作でトム親方とその義理の息子ジャックが、キングズブリッジ大聖堂を降りかかる困難を振り払って立てた 約200年後、彼らの子孫で 伯爵の長男のマーティンが、今度はそのキングズブリッジ修道院内にイングランド一高い塔を建てたいと思い立ち、紆余曲折の末に建てるというもの。
しかし、仕方ないことだろけど、どうしても前作の構成と似てきてしまう部分が多く、前作では最後にジャックの妻になる伯爵の娘アリエナとジャックとのラブロマンスが色を添えたのに対して、今回は羊毛商人の娘のカリスとマーティンのラブロマンス、そして前作の憎まれ役のウィリアムという騎士が登場してアリエナに付きまとったが、今回はマーティンの弟のラルフという騎士が登場して、カリスやマーティンの幼馴染のグウェンダという娘の一家を主に苛め抜く。このあたりの憎まれ役に対する義憤が読ませるためのスパイスになっているのは同じ。
そう思いつつも、やはり引き込まれてしまった。そして最後のエンディングで、マーティンが自分で建てた塔にカリスを登らせて最上部の彫刻を見せるところで、思わず唸ってしまった。男の「想い」というテーマを書いている本として、仕事と女性の両方を見事に表現した作品だと認めざるを得ない。
2010/02/22