e日記風 独り言

気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、主に私が読んだ「本」やその内容に関連した記事です。
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-377- アガサ・クリスティー
= 今日は画像なし m(_ _)m =
ここ2週間ほどさる工業会の原稿を急遽手直しさせられるハメになって、そちらにかかりっきりだった。
その間も、電車の中ではせっせとサスペンスを読んでいた。アガサ・クリスティーの「メソポタミヤの殺人」「ナイルに死す」「アクロイド殺し」「スタイルズ荘の怪事件」の4冊。
読んでみた感想は、どうも物足りない。一応山場もあってひきつけられるんだが、綺麗すぎる。
元ベルギー警察の優秀な刑事の探偵ポアロは、常に安全地帯にいて明晰な頭脳で最後にはあっという間に事件を解決する。それまでちりばめられた数々のヒントは、最後にはポアロの思考の中できれいにつながって、それが本人の口から説明される。ポアロの自信はいささかも揺るぐことはない。
確かに、小学校の頃熱中した名探偵ホームズも同じだった。でも直前に読んだジョン・ダニングやマイクル・コナリーが書く刑事や探偵(と言うか本屋の親父)のような人間臭さが感じられない。熱烈な正義感ゆえに、つい法の許す範囲を逸脱して悪を追いかけ、窮地に陥り、悩む・・・・という部分につい感情移入してしまったのだが、少なくともポアロには感情移入ができない。
また新しい作家を探さなくては・・・・
2009/03/29