気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、政治や思想・社会問題に対する勝手な私見を書いてみました。専門家ではありませんが、岡目八目という言葉もある通り、時には本筋を突いていることもあるかも?
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-298- ロス疑惑 = 今日は画像なし m(_ _)m = | |
2日ほど前から、ロス疑惑と呼ばれた日本では無罪が確定した殺人事件がアメリカで新証拠が見つかって蒸し返されたとニュースになっている。容疑者のコメントが「無実なのに何故こんなに何回も囚われるのか」ではなく、「もう終わった事件のはずだ」というところに真犯人の[逃げおおせたい]と言う心情が吐露されていると思って新聞を見ているが、今日の話題はちょっとそこからずれる。 奇しくも私は、去年の暮れからマイクル・コナリーと言う作家が書いたロス市警を舞台としたサスペンス小説のシリーズを読んでいたところ。この小説は主人公のハリー・ボッシュ刑事がコールドケースと呼ばれる迷宮入り事件の再捜査を執念を持って行い、見事解決していくと言う筋書きで、実は読みながら「ロス疑惑というのがあったなあ、あの事件もボッシュ刑事のような捜査官がいれば結末が変わったかもしれないのに」と思い出していたところだっただけに、それが現実になったような気がした。 この小説の中でもアメリカには殺人事件に時効は無いことが説明され、ボッシュ刑事も発生後 17年経った事件などを被害者やその家族の無念を糧として追いかける。 この小説を読んでいてロス疑惑を思い出すと同時に、日本の時効制度というものに疑問を感じた。死刑制度を云々する専門家は多いのに、被害者や被害者家族の立場に立った場合、時効制度というものの方がある意味もっと問題だという気がする。例え死刑にならなくとも犯人が割り出され、有罪が確定するならまだ救いようがあるが、逃げ続けた犯人が15年経って人知れず胸をなでおろしている様を想像しなければならない家族や関係者の立場に立ったとき、単に警察の事情で「時効」と宣言して操作を打ち切ってしまうことはあってはならないと思うのだが。現実に、昨年も千葉県で15年以上経って犯人が特定されたが、刑事事件としては不問になってしまったケースがあっただけに、なぜ見直し議論が起きないのか不思議だ。
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2008/02/25 |
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