| -1653- 参議院選挙が終わって |
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結果は多分与党の圧勝だろうと言う事前からの予想が時々刻々と裏付けられていく。 首都圏に住んでいると安倍自民がそれほど支持されているという感触はないが、さりとて任せたくなる野党政治家もいない、と言うことだろうか? 我々世代には平和憲法が絶対的なものとして刷り込まれてきたような気がするが、時代は変わってきたということだろうか? 伊丹十三の父、伊丹万作の文「戦争責任者の問題」の存在を知った。以下は青空文庫の一部。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ だますものだけでは戦争は起らない。だますものとだまされるものとがそろわなければ戦争は起らない----(中略) そしてだまされたものの罪は、ただ単にだまされたという事実そのものの中にあるのではなく、あんなにも造作なくだまされるほど批判力を失い、思考力を失い、信念を失い、家畜的な盲従に自己の一切をゆだねるようになつてしまつていた国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 直前の 英国の EU離脱国民投票の後日談が蘇る。離脱したら「週 3億5000万ポンドに上る EU拠出金を国民医療サービスに回す」と公約していた離脱推進派の党首が離脱決定後即辞任して公約の間違いを認めたという。鉄の女サッチャーが EU加盟の交渉でせしめた 拠出金1ユーロに対して英国に支払われる66セントのキックバックを意図的に隠していたらしい。 これほど顕著な嘘も珍しいと思うが、政治家とは正直者には無理な職業で「上手く騙す」手腕に長けたもの、グレーだったら徹頭徹尾「白」と言い続ける厚かましさを身につけた者がよりのさばる世界らしい。 騙す者は悪いが、騙される者が悪くないわけではない、騙されたら騙したヤツを糾弾するだけでなく、第一に騙された自分を反省する必要がある。そして嘘のつけを払うのは常に騙された者だ、と言うことを心しておきたい。 今日の写真は、もう咲き始めてから2ヶ月近く経つと思うが、ヤブランの花。よく見ないと「実」と騙されそうだ。でも、冬が近くなると代わりに濃紺の実がつくのでこれは花。 |
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2016/07/10 |