e日記風 独り言

気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、電気製品やスマホ、あるいは世の中のサービスに関する記事です。
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楽 天 の 商 品

-1476- パスワード管理
下の方で GoogleDriveを利用して PCとスマホのデータ共有をする方法に関して書いたが、共有がしたいデータとしては住所録のほかに「パスワード管理」がある。最近のネット上で生活するためには「本人」の証明のためにサービスごとにログイン用ID+パスワードの組み合わせやログイン用URLから、銀行口座のパスワードまで種々覚えなければいけない&忘れたら大変な文字列がいっぱいある。
とても覚え切れる量ではないし、同じパスワードを使いまわしているとセキュリティ上 1か所のログイン時にそのパスワードを抜き取られるなどして(フィッシングなども勿論)漏れたら全部のサイトにログインされてしまうので危険とされているのは承知していても、実際にはそんなに多くの文字列の組み合わせは管理しきれないので幾つかのサイトでは使いまわしたり、パスワード管理用アプリを使うことになると思う。
私ももうネット利用を始めた初期の20年近く前にパスワード管理というツールが登場し始めた頃から Password Administratorというフリーウェアを使ってきた。かなり古いアプリだし、当時の暗号化技術なんて今から思えば稚拙なものだろうし、ハッキングされたらひとたまりもないな・・・と薄々思いつつもどんどん増えていくパスワードを全部乗せ換えるのが億劫で、Win-98>Win2K>Xp>WinVista>Win7とパソコンのO/S更新のたびにこのツールだけは結局実行ファイル毎コピーして使い続けてきた。
しかし、デスクトップ>Note PCまではこの方法で良かったが、出先でタブレットやスマホから予約サイト等にログインする機会が増えてきた。そのためだけに重い Note PCを担いでと言うほどの体力もなくなってきたし、そろそろ乗り換えの潮時だろうと判断した。
そう思って、どうやってPCとスマホのデータ同期をとろうか?考えてアレコレ探してみたが、大きな問題がある事に気付いた。一番便利なのは、クラウド上のデータをPCやスマホ端末上で同じように閲覧・操作できるシステムだが、これだと自分の管理できないところにデータを置かなければいけない。クラウドサービスのログインとアプリのマスターパスワードやキーファイルでロックされているとは言っても、たった一つのデータが盗まれてしまえば本体が Web上にあるので裸同然になってしまう。現に、アメリカでは大手のパスワード管理用クラウドサイト LastPassがハッキングされてユーザデータが流失したというニュースもあった。
まだ思考中ながら私の当面の結論としては、Windows/Androidで共通のデータファイルを使えるアプリ(オープンソースの KeePass)を使って、データファイルの同期はローカルで同期しようかというもの。Google Driveなどで同期してもいいと思うが、同期が終わったら削除する手間や削除忘れのリスクを考えれば、ローカルの同期の方が良さそう。 後はローカルの同期を AirDroidのような便利な半面イマイチ不安なアプリを使うのか、ネットとは直接つながらない USB/Micro SDのような物理媒体にするかという問題。結構頻繁にパスワードを変更するなら、結局 AirDroidになりそうな気がするが。この世界、便利さとリスクは常に相反するものだ。

今日の写真はもう1か月以上前の撮影になるが、イチジクの実。もう鳥に食べられてしまったと思うが。
2015/10/05