| -1163- すき屋の残業 |
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すき屋だけではないが、過労死などのニュースで残業時間が報じられることがある。それらの残業時間は概ね 100時間かそこいらだ。単月ではなく数か月以上の高残業状態が続いて心身ともに消耗して過労死やうつ等の病気になるとされている。 こうしたニュースを聞いて、私自身の昔のことをよく思い出す。開発の山場で、商品の発表が近付くと山積する不具合の設計対策で 200時間くらいの残業を 2~3か月続けたことがある。友人で、240時間という最高記録?の保持者がいた。基本の労働時間は 8時間x20日=160時間 程だから、勤務時間合計は 400時間弱 ≒ 13時間/1日平均 だ。 そうした残業時間と問題点のギャップを不思議に思っていると、すき屋のニュースの中に『店舗勤務歴のある社員の大半が24時間連続勤務を経験、バイトを含めて恒常的に月500時間以上働いている人もいた。』という情報があった。500時間/月だと 単純に 30日で割れば ≒17時間/日 となって、勤務以外の通勤、睡眠、食事などに残された時間は 7時間ほどになってしまう。どうも、残業時間と総労働時間がうまく繋がらない。単純な残業時間だけでなく、総労働時間の管理が必要そうだ。 私が 200時間の残業をやっていた当時は、一応労使間で残業協定と言う約束はあったものの、残業時間の申請で天井はなかった。勤務表の記載で 3週間以上の連続勤務や一定時間以上の残業が行われたと分かると組合から会社総務に警告が発せられたが、強制力はなくなにより本人は「自分の製品」を出すことに必死になっているから聞く耳を持たず、効力はあまりなかったと思う。私自身も最長で 2晩貫徹 都合 56時間くらいの連続勤務をした記憶がある。もちろんその間に 30分程度ずつ食事はしたが睡眠は全くせずに休憩もそれほど取らなかった。昼間は自分の仕事、夜になると部下がコーディングしたソフトのチェック、結果を翌朝また部下に伝えて自分の仕事に戻る・・・・というような仕事の仕方で 3日目の夕方、プログラムを出し終わって車を運転して帰る途中細い道ですれ違う時に側溝に脱輪してしまい、「やっぱりここまでやっちゃダメだ」と自己認識し、以降必死で注意しながら家に帰った。それでも本当に幸いに、過労死やうつという話は聞かなかった。「自分の仕事」だとか、「自分で仕事をコントロールしている」という意識が奏功したのだろうか? しかし、丁度子供が幼稚園入園前後の時期でもあり、私は子供たちの寝顔を毎日見ていたが、子供の側からすれば毎日朝起きる前にいなくなり、寝てから帰ってくる、土日も休日出勤で顔を合わさないため「お父さん、次何時帰ってくるの」とヨメさんに聞いたらしい。あの頃もう少し子供に関わっていれば、もう少し父親の威厳が保てたのだろうか? 今日の写真はウバユリ?だろうか。マンション敷地の北側角の塀の陰に生えていた。名前は「姥百合」と書くと字のインパクトがきつすぎるが、もう少し違った命名は出来なかったんだろうか。 |
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2014/08/01 |