e日記風 独り言

気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、個人的な思い出や生活、食に関する話題のページです。
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-1118- 今更だが
ちょっと思い出したので。
「流水不腐」という言葉は、私が 40歳わずか手前に「もう銀塩カメラでは私のやるべきことはなくなった」と言う鬱々とした毎日から脱却するために、それまでいたカメラ開発を飛び出すと決心し、しかし組織としての結論は「飛び出す」ことは認められず、とりあえず工場の開発部門出先への転勤が命じられた時に、最後のあいさつで使った言葉だった。
若気の至りで私よりも10年以上の先輩諸氏もいる中で「水も滞ると腐ると言われているが、私もこのまま開発に居続けると腐ってしまうので、新しい環境で・・・・」というような不遜な事を言ってのけた。すぐその後である先輩からは「腐るのか・・・!」と、決して嫌味ではなくしみじみとした調子で言葉をかけられたこともあった。
その後、何回か「流水不腐」という熟語は出処進退の判断のよりどころとしたが、出典や前後の下りはつい調べずじまいだったが、最近になって何となく思い出して Web検索してみた。 どうやら中国の秦の時代の呂不韋(りょふい)という人の『呂氏春秋』全26巻中に出てくるらしい。
「流水不腐、戸枢不蠹」とあって、意味は「流れる水は腐らない。戸の軸には虫がいない。/水は滞ると腐る。軸は停まると虫が着く。」というものらしい。
それにつけても、政権や経営者などトップが長いこと居座る、改革が滞ると必ず組織が腐るが、そうしたトップはこの言葉は知らないのだろうか?

今年もアベリアの花が盛んに咲き出してハチが通い始めた。
2014/06/17