| -911- 社外との付き合い |
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昨夜一緒に飲んだ 15年近く前の社外の仕事仲間の人の話から思い出したので。 その人が言うには、当時 私達と一緒に仕事してみて、その仕事に携わった人たちは全く違う経験、仕事スタイルに戸惑いながらも結果として成長できたと言ってくれた。産業機器に近い業界の人達とのコラボだったので、我々のように民生でも最もユーザの思考や特性に敏感だったカメラ開発に対して、余計にそうしたインパクトが有ったのだとは思うが。 当時からカメラという商品は非常に特殊な商品だというのが私の持論だった。多分、その会社との最初の顔合わせでも話したとは思うが、世の中には同じ機能ながら 市場価格が 3桁(千倍)も違う大量生産商品が存在する市場はそんなに多くない。例えばハンドバッグは、「手提げ物入れ」と言う機能だけで言えば、布製手提げ袋の 数百円(今は百均でもあるが)~数十万円のブランドのバッグまで 3桁以上の市場が確立しており、それぞれにニーズ、ユーザが併存している。この布製バッグが気軽でいい、という人もいれば その同じ人が別のシーンでは 何十万円もするブランド製のバッグを持ったりもする。 カメラも同じで、写真を撮るという機能だけからすれば 当時非常に売れていたレンズ付きフィルムは やはり 2~3百円で、一方 ドイツ製などで 百万円近いカメラも存在した。レンズが汚れたって気にならずに、なくしたって、水没したってあきらめが付く レンズ付きフィルムが好まれる一方で、何十万円もするカメラを何台も所有している人もいる。 ハンドバッグとカメラの両方に共通するのは、手に持って歩くということと、その「モノ」があたかもその持ち主の属性(セレブとかの)であるかの如き 「誤解」をもたらすというもの。そうした商品は基本機能の他に、手に持つことで満足感を得られ、従ってその満足感を与えるために徹頭徹尾商品を研究し尽くして細部に至るまで品質を高めても、それを価格にフィードバックすることが出来る商品ということだろう。 一方で、当時の家電製品は TVやビデオ、シロモノに至るまで同じ基本機能なら せいぜい 5倍程度の価格差しか無かった。同じように個人の趣味に属し、持ち歩くウォークマンだってせいぜいが 3倍程度の価格差しか無かった。乗る人のステイタスになる&趣味性が強い車だって大量生産車なら 100万円弱~1千万円弱だから 10倍のレンジに入る。だから「一緒に仕事すると、勉強になりますよ」というのが、あまり興味を示さない家電や半導体メーカーの技術者を巻き込む時のセールストークだった。 時間がなくなったので、続きはまた。 今日の写真は、暑くなると似合う花、キョウチクトウ。サルスベリと同じで、この花の色を見ると条件反射のように暑さを思い出す。 |
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殺菌 商品開発 商品のウンチク
2013/07/19 |