気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、主に私が読んだ「本」やその内容に関連した記事です。
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-754- 「真鍮の評決」 読了 = 今日は画像なし m(_ _)m = | |
年末年始、電車で帰省したりしたので比較的読書の時間がとれた。前々から読みかけになっていたマイクル・コナリーの表題のミステリーの下巻を持参し、車中やホテルで暇を見つけて読み終わった。 既に私も何回かこの日記で取り上げた通り、マイクル・コナリーの代表作はロスアンゼルス市警の刑事ハリー・ボッシュシリーズなんだが、この本がそのシリーズと異なった面白さだったのはそのボッシュは脇役で主人公は刑事弁護士のマイクル・ハラーであり、弁護士としての職務倫理と一人の人間としての良心との間で葛藤しながら依頼人である殺人者の側にたって真理を追い求めて検察官と裁判で争う点。そして事件が終わった後に明かされるハリー・ボッシュとの関係にあっと驚かされる。 そう言えば、ハリー・ボッシュシリーズのどこかでボッシュがかつてベトナム戦線に従事した件があり(後から「ラスト・コヨーテ」の中だったと確認した)、彼の正義に向かって突き進む原動力はそうした経験から来ていることと、彼の出自に触れた部分で母親は未婚でボッシュを産み施設に預けた悲しい運命の女性だったが、どうやら父親は有名な弁護士らしいということが書かれていた。最後まで読んで「あの件はこの本のための伏線だったのか!」と、その何作にも渡る計算づくめの背景設定に感心してしまった。 | |
2013/01/03 |
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