| -469- 金木犀 |
|
ここ数日、夕方ジョギングに出かける時など、植え込みの周りでは金木犀の強い香りが漂っている。あの香りを嗅ぐたびに毎年「ああ、今年も もうこんな季節か」と季節を知らされる。 同時期には近くのゴルフ場の林からは、虫の声の大合唱。うるさい位の音量であることは一緒でも、セミとはまた違った音色の味わいがある。一匹ずつの鳴き声はそれほどでもないはずが、何千匹いるか分からない木立からの鳴き声は本当に大合唱と呼ぶにふさわしい。 強い香りも、大合唱も、どちらも6階の私の部屋までは殆ど届かない静かな季節感で、どこにいても じっとしていても感じざるを得ない暑さのような横暴さがない分、しんみりしてしまう。 一句、 「虫時雨 降り来る木々の 黒さかな」 |
|
2010/10/05 |