しばらく書いてこなかった Puppyの話題。
このページにも書いた zimというアプリのウインドウがリサイズできなかったりしたので、腰を据えて最初から Ver. 0.75.2をインストールしようとした。そこで何本か作った Puppyの USBメモリのうち比較的いじってなかった USBメモリを取り出して起動しようとしたら何故か 起動できなくなっていた。
まぁ、なるべく初期状態で zimをインストールしてみたかったし、Puppyの新規インストールは非常に短時間で済むので、Puppyのインストールからやればいいか? と思って、いったん全パーティションを削除して、Webから 最新バージョン(Fossapup64 9.6 r4)の ISOファイルをダウンロードしてきて焼いて Live USBにして、そこから問題の USBメモリにインストールしてから始めた。
しかし、いつもの事だが やってみると Python3が無いといわれたりして実際は半日がかりになってしまった。そこで得られた知見をメモっておく。
Linux(Ubuntu)のアプリのインストール(apt install xxxx.deb とか dpkg -i xxxx.deb とか)では往々にして「依存関係の問題(dependency problem)」でインストールができないことが多い。要はそのアプリの開発時に使った外部ライブラリがそのパソコンにインストールされていないためらしいが、マイナーなライブラリだと同時にインストールしてくれる場合もあるらしいが、今回は一連の Python3などのメジャーなライブラリが不足しているというエラーが返された。
そこで python3-xdg_0.26 / libpython3.8_3.8.10 / python3.8_3.8.10 / python3.8-minimal_3.8.10 / libgtk-3-0_3.24.20 / gir1.2-gtk-3.0 / python3-gi_3.36.0-1 を別途 PPMからインストールしてから
# dpkg -i --force-overwrite zim_0.75.2_all.deb を実行したら、やはり同じエラーが返ってきた。しかしそのままで、次に # apt --fix-broken install を実行してから、 # zim を実行したら、無事 zim の機動画面が表示された。
アプリの機動メニューの「文書」カテゴリにも 「Zim デスクトップ・ウィキ」が登録された。
で、問題の ウインドウのリサイズも出きるようになって、どうやら最新版のインストールが成功した模様。
試しにクラウドの Megaのデスクトップアプリ(megasync-xUbuntu_20.04_amd64.deb) でも同様に
# dpkg -i --force-overwrite megasync-xUbuntu_20.04_amd64.deb
としたら、ズラーっと依存関係の情報が表示されたが、そのまま
# apt --fix-broken install
とやってから
# mega
を実行したら Megaの初期設定が立ち上がり同期設定をしたら無事、クラウドのフォルダーがローカルドライブとしてマウントできた。