-2163- 謹賀新年 |
あけましておめでとうございます。 東京では惨憺たる年が大晦日で新型コロナ感染者数 1300人超の止めを刺したような状況に。どう考えても正月明けも暫くは下降曲線に移行しそうにない。政府・都道府県知事等の為政者は(もうすでに瀕死状態の経済だが)さらなる停滞を避けたい一心で唯一の宝刀「緊急事態宣言」を抜くタイミングを逸して、ただひたすら神頼みならぬ庶民の自粛頼みの体。 我が家はそんな無責任な為政者の「GoTo」の笛には踊らされず、年末年始のために ここ数ヶ月ただひたすら自粛生活を続けてきたこともあり、年末 21日に都落ちして 子供・孫の近くに来たが、顔を見るだけで会食は控えて大晦日・新年も分断会食。 そんなつましい努力で、さて今年がどうなるか? 話は全く変わるが、50代の頃まで とりわけ両親が生きていた時、私は 新年などのご馳走のあとに年寄りが野沢菜漬けのような漬物を美味しそうに食べているのを見て「食糧難の時代を生きてきた人たちだなぁ」と思っていた。母親も私の家に来るたびに「一生懸命美味しく漬物を漬けても食べてくれない」とこぼしていたが、小さい頃から私は「漬物なんて」と見向きもしなかった。それが最近、友人が漬けた野沢菜などの漬物を届けれくれるようになって、それを頂いて食べると美味しいと感じるようになった。年越しなどの食事の後、自分でも驚くが 何となく漬物が食べたくなって自分で冷蔵庫から出してきては食べつつ、家人からは「あの頃 お母さんの漬物をもっと食べてあげれば喜んだのに」となじられて苦笑しきり。味覚は年令によってこんなにも変わるものなんだ。 写真は去年暮れに撮影した神奈川のスイセン。厳寒のこちらとは違い あちらでは12月に入れば水仙が咲き始める。 |
2021/01/01 |