#気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、パソコン技術やインターネット技術、プリンタやPCアプリからプログラム言語などに関連した記事です。
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楽 天 の 商 品

-2051- Thunderbirdの自動翻訳
= 今日は画像なし m(_ _)m =
仕事で英文メールを読まなくてはならない、たまには返信もしなくてはならない(涙;;;)
事務所のPCにはメーラーとして最初 軽くていいと思って Sylheedをインストールしていたが、HTMLメールにも対応していないし、英文翻訳なんて更に手が届かない。流石に機能的に不足を感じて 自宅で使い慣れた Thunderbirdをインストールした。しかし最近メジャーバージョンアップしたらしく Ver.60とかでそれまでのバージョンとはインタフェースなどが変わってしまって、今まで使えたアドオンが使えなくなってしまったという事をインストールした後で知った。対応したアドオンならアドオンマネージャで簡単にインストール出来るが、古いアドオンの 60へのインストールの仕方は見つけられなかった。
仕方ないので、S3.Google Translatorを自分なりにインストールしてみた。以下はそのインストール手順と S3.Google Translatorの使い方。
今まで英文メールの翻訳、あるいは返信用に日本語を英訳するには Weblioなどの翻訳サービスを使ってきたが、分からない単語や熟語をちょっとだけ翻訳したいとか、英単語の意味やそのスペルに自信がないときにその都度 Webサービスとの間を行ったり来たりするのは結構面倒だったが、この S3.Google Translatorはそんな不便さを解消してくれて、英文メールが楽しくなった(<ウソ)


図-1
[1] まず S3.Google Translatorのダウンロードページに行って「今すぐダウンロード」ボタンを押してインストールファイルをダウンロードする。そこに「このアドオンはまだMozillaによる審査を受けていない」というような注意が表示されるので「許可設定」をクリックすると「このアドオンは従来の技術を使用しているため、あなたに許可設定を求めることなくブラウザーのすべての機能やデータにアクセスできることに注意してください。」というような警告が表示されるがこの際、翻訳機能を使いたければここは受け入れるしかない。

図-2
[2] ダウンロードフォルダに s3google_translator-xxx-sm+tb.xpi というようなファイルがダウンロードされる。このファイルを Explorerから Tunderbirdのアドオンマネージャ画面の左側にドラッグする。(右図のようなファイルアイコンと「移動」と言う説明がポップアップする)

図-3
こんな警告が表示されるがリスクを理解して「今すぐインストール」を押す。

図-4
[3] アドオンマネージャの拡張機能を選択すると再起動を促すボタンが表示されるのでクリックする。

図-5
[4] 再起動すると Thunderbirdの右上に「S3.Google Translator」と言う拡張機能ボタンが表示され、ここをクリックすると「選択したテキストを翻訳」などと翻訳機能を選択できるようになる。

図-6
[5] 或いはテキスト部分をドラッグして選択すると「選択したテキストを翻訳」①と言うボタンがポップアップするのでそれをクリックすると翻訳窓が表示される。
②は選択部分の音声再生ボタン。③は普通に選択テキストをクリップボードにコピーする。

図-7
[6] メールの作成(入力)画面には [4]の左上の「S3 Google Translator」ボタンはない。本体側のボタンを押すと受信側のメールがアクティブになってしまい入力中の文は翻訳できないので、このテキスト部分をドラッグして選択する方法(図-6の ①のボタン)で翻訳すればいい。但し、この画面の④~⑦のボタンはマウスカーソルの位置に非常に敏感で、ボタンの周囲の枠の上にカーソル先端が来たときにだけしか反応しない(反応するときはボタンが僅かにピンク色に着色して見える)
をクリックすると原文と翻訳文が上下窓で表示される。をクリックすれば翻訳文を再翻訳する窓がその下に表示される。(図-8)
これは日本語を入力して一旦英語に翻訳し、その英文を日本語に再翻訳してみれるので英語に全く自身がなくとも英訳の妥当性をある程度判断できるのでありがたい。⑥の部分の国旗をクリックすると翻訳言語の選択が出来、の「言語の入替え」ボタンで左右の言語を交換できる。英文で返信をする時、分からない英文はまず日本語を入力して、その部分を選択してからボタン①を押し、翻訳窓が開いたらこのボタン⑦を押せば英文化できるのでそれをコピペすればいい。この文章単位、フレーズ単位での翻訳はとても便利で、メールではない資料作成時にも Thunderbirdを立ち上げておいてメール作成画面でこの機能を使っている。

図-8
[7] 例えば日本語で入力した文を英語に翻訳したいときは図のボタンをクリックすれば翻訳後の英語と、更にその英語をもう一度日本語に再翻訳した結果が表示される。

図-9
[8] または、[4] の図で2番めの「入力したテキストを翻訳」と言うボタンを押せば、Thunderbirdの本文表示画面の下に図のような対訳画面が表示されるので、この原文に日本語入力して「翻訳」ボタンを押せば英訳が右側窓に表示される。


なお、このアドオンは FireFox用として紹介されているが、FireFox Ver.65に s3google_translator-5.38-sm+tb.xpi をインストールしようとしたら「ファイルが壊れています」となってしまいインストールは出来なかった。
2019/03/08