#気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、パソコン技術やインターネット技術、プリンタやPCアプリからプログラム言語などに関連した記事です。
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-2337- testdiskのキモ = 今日は画像なし m(_ _)m = |
またまた狭い話だが、Web検索しても表面的な記事が多くここまでの方法はなかなかヒットしなかったので自分用 Memoとして残しておく。 最近 Puppyなどの Linuxをインストールして遊んでいるが、HDDのバックアップイメージを復元するのにターミナルコマンドで操作するので、タイプミスなどでHDDなどのストレージのパーティションが壊れることが間々ある。それをリカバリー(復元)したいときに色々な復元アプリがあるが、パーティションのリサイズや削除・新規作成を繰返している HDDでは GUIのアプリでもなかなか素直には復元できないことが多い。 そんな時に強力な復元力を発揮してくれるのが TestDisk というフリーのCUIアプリだ。 Linuxの各種 O/Sをかまっている時にパーティションをすっ飛ばしてしまって、今までも何度かお世話になっていたが、いつも「Deeper Search」という機能を使って復元していた。これだとかなり強力な復元が可能だが、半面 HDDの全領域をスキャンしてパーティションの境界と思われる痕跡を徹底的に探して、論理的に矛盾なく復元できるパーティション候補を全てリストアップしてくれるのでありがたいが、過去に削除したりリサイズした時の痕跡も残っている限り探し出してくれて、その分時間がかかる。USB3.0外付けで接続した場合でも 5時間/1TB程度を覚悟しなくてはならない。それ以外の方法は?と思っても、Webにはあまり情報が無かった。
今回 4TBの HDDのパーティションの先頭領域に不用意に異なる HDDのパーティションイメージを書き込んでしまったため、全パーティションが見えなくなってしまった。書き込んでから起動した瞬間「やっちまった・・・!」と気付いたのも後の祭り。そこで TestDiskのお出ましになったんだが、なにせ 4TBだから確実に半日〜1日くらいかかると思われる。実際に Deepsearchを走らせてみると約 2時間経った時点で10%程度。 ここで見切りをつけて、どうせならと今まで試してなかった機能を試してみた。
今回試してみたのは、上の図-1の状態で、パーティションの候補から[Movie・・・]のようなラベルが表示されるような「確からしい」データのところに上下矢印キーでカーソルを移動させておいて、「P」キー入力でファイルリストを表示させてみて、記憶にあるディレクトリやファイル名が表示されたら間違いなくパーティションの痕跡だと分かるので、この状態で左矢印キーを押して左端の「D」が「P」などに変化しエラーにならず 図-2のように緑色に変わればOK。 複数のパーティションを復元するにはこの操作を繰り返しておいて「Enter: to continue」に従い Enterキーで続ける。
次の画面で変更後のパーティション状態が表示されるので、それを確認して「Write」を選択すると、修正したパーティション情報が書き込まれる。 こうすることで、結局 4TBのディスクの 4個のパーティションが 30分かからないで復元できた。 |
2024/04/14 |
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