#2043で、Arduinoのシュミレーションが可能な簡単なロジックシュミレータ Thinkercadについて書いた。
考えてみれば私が PC上でのアナログ回路シュミレーションについて試したのはもう20年くらいも前になる(と思う)。その後の PC(CPUとO/S)の進歩は目覚ましかったので、ならばアナログ回路シュミレーションの世界も、以前の様相とは違っているだろうと思って検索してみた。結果、名前だけは聞いたことがある LTSpice というかつてのリニアテクノロジー社(現アナログ・デバイセズ社)のツールが業界標準的な地位らしいとわかった。
このソフトウェアもフリーでインストールファイルのダウンロードにユーザー登録も必要ないということで早速ダウンロード・インストールして使ってみた。
昔のイメージでは、部品のデータ入力など前段の準備が大変で、とても趣味で使うというイメージではなかったと思ったが、今回試してみると(少なくともディスクリート部品の回路の特性を見る程度なら)トランジスタなど標準的な部品データは準備されていて、それらを回路図上にドラッグして配置したり結線したりして、電源のスイープ特性を決めるだけで DC特性が得られた。フィルターなども LC値を入力すれば減衰量が求まるようだ。
右図はNi-MH充電池の充電制御をアナログ回路でやったらどうなるかというシュミレーション。満充電まで0.2C程度の電流で、その後 0.1C程度で補充電する仕様をシュミレーションしたもの。上で触れたように Arduinoなど A/D変換までチップに搭載した多機能 MCU全盛の時代に無意味なシュミレーションだとは分かっているが、パソコン画面上だけで簡単にシュミレーション出来るとわかったので敢えてトライしてみた。