-1996- フォルダーの所有権一括変更 |
一つ前の記事で スマホとパソコン間でスマホ側から X-ploreというアプリを使ってパソコンにファイルをコピーするのに共有フォルダーの所有権やアクセス権が関係すると書いた。 考えてみれば、私の場合パソコンは30年以上使い続けていて My Documentsフォルダー内には Windows7以前の、Windows8以降に厳しくなったファイルのセキュリティ情報が欠けていたり、全く違うユーザー名で作成していたため所有者情報が全く異なるファイルやフォルダなどが混在している。たまにだがそれらのフォルダー/ファイルは LAN経由の Windows上で操作しようとしても「アクセス権がない」などと拒否されることもある。 これから スマホだけでなくLAN経由で操作する場合に、そうした所有権・アクセス権に関わる不具合に遭遇することも考えられるのでこの際一括で所有権・アクセス権を変更しようかと考えた。 ファイルやフォルダーの所有権・アクセス権を一つずつ変更する方法は右クリックの「プロパティー」ダイアログから行えるがそれだと 1万個以上あると思われるファイル全てに行うのは不可能だ。なんとか一括で変更したいと調べてみた。 結果、Powershellで操作できるとわかったのでメモ。 Windows10で Powershellを立ち上げるにはスタートボタンの横の Cortanaに「Powershell」と入力して表示される「Windows Powershell」を起動する。 まず所有権を変更するには"takeown"コマンドで takeown /f 'D:\My Documents' /r /d Y で OK。[/r] はサブフォルダーまで含めて処理するオプション。[/d Y] は確認ダイアログを表示させない(「Yes」と答える)オプション。 アクセス権を変更するには"icacls"コマンドで icacls 'D:\My Documents' /grant user1:F /t /c /q [user1]がユーザー名、[:F]が Fullアクセス権、[/t]はサブディレクトリまで処理、[/c]はエラー無視、[/q]は成功時にメッセージを省略するオプション。 やってみたら数十GB/約15万個あるファイルがそれぞれ30分程度で終了した。 今日の写真はミヤマエンレイソウ。これも今月初旬に出早神社境内にて撮影したもの。 |
2018/05/15 |