e日記風 独り言

気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、主に私が読んだ「本」やその内容に関連した記事です。
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-197- 「他人を許せないサル」その3
= 今日は画像なし m(_ _)m =
もう一度、表題の本の話。
著者曰く、日本に独特の横並び意識の元である「世間」という世界の中にあって、横並びでなくなったと気づいたとき「ムカツク」「許せない」という情動となって現れるのだという。
その矛先は誰か特定の相手ではなく、「世間」に対して、そしてその世間の誰でもいい不特定の他者に対して向けられる。
多くの場合、その不特定の他者はネット上で「バカ」「氏ね」と攻撃されるが、「世間」に比べて自分だけ割を食っているという思いが募ってその攻撃性が抑制できなくなると、突然行きずりの小学生をマンションから突き落として殺したり、幸せそうな近所の小学生を殺したりするのだという。
そして、中学生を「メール族」「ゲーム族」「ネット族」と分けたとき、一番他人との連携を重視してメールに没頭する「メール族」が、メル友と一旦喧嘩したときが「相手をやっつける」「絶交する」など一番攻撃性が強まりやすいという統計があるのだとか。
そして、攻撃性が突出して高い子供は父親とのコミュニケーションの程度が低いとも言う。父性によって自立を促されないまま、現実世界に踏み出すのを拒絶し、ネットやメールを主体に世間とコミュニケーションしている中学生がキレやすく、攻撃性が高いのだそうだ。
かなりの部分を、日本独特の「ケータイ」文化の問題点として書いてあるが、うなずく点の多い本であった。
2006/10/25