| -1765- BluRayディスク作成:その3 |
|
この下の方 #1760-1761 で TVボードの録画ファイルを使って Blurayディスクを作成する方法に関して書いた。今まで私はずっと multiAVCHD というオーサリングツールを使って BDMV形式でBluerayディスクを作ってきたが、#1760では 一旦 Blurayレコーダーで録画したファイルを書き戻した事に気づかず、BDAVmaker などの BDAV 形式の Bluerayディスク作成ツールでも「出来る」と思ってしまった。それが #1761で書いたように再確認で PCの TVボードで録画し MPEG-4に変換したファイルでは出来ないことが分かり、その時点からずっと BDMVと BDAV 形式の違いまで遡って記憶の彼方に行ってしまった知識を最初から勉強し直して、何とか TV録画の MPEG-2(TS)ファイルを BDAV形式の MPEG-4(h.264)ファイルに変換して BDAVmakerで MDAV形式の BluRayディスクを作成しようと試みた。 しかし 途中、MPEG-2 > MPEG-4(h.264/AVCHD) 変換するのに、この夏 CPUファンが高速回転して CPU温度が上限に達したことを思い出し、どうせなら CPU負荷が低く変換時間も短くできそうな i7内蔵のグラフィックシステムである HD-3000を使った QuickSyncVideo(Intel QSV)で変換できないかと思い立ち、悪戦苦闘してしまった。今使用している CPU( i7 2600K)を選択した理由が、HD-3000というグラフィック機能を搭載しているので動画などの画像処理が高速になるというポイントだったことも思い出したし。 しかしまず私のメインマシンの場合、ディスプレイ出力は HD-3000ではなく AMD Radion 6670というチップを搭載したグラフィックボードを使っていたので、そのままでは HD-3000は認識できないと分かった。そこで BIOS設定で マルチモニター機能を ONにしてからマザーボードとモニターを 元々の DVIケーブル接続に加えて HDMIケーブルでも繋いで、マザボには HD-3000も使われていると「騙して」から HD-3000用のデバイスドライバーを有効にして QSV機能を使えるようにした。 その上で、今度は QSV機能を使って MPEG-2 > MPEG-4(h.264/AVCHD) 変換するツールを試してみた。しかし、今まで使っていた XMediaRecode などのツールでは QSV変換を選択すると何故かエラーが出て使えなかった。 Webでは Intel の第2世代 CPU SandyBridge(i7 2600Kなど)に内蔵されている HD-3000では QSVが上手く動作しないなどの情報もチラホラあるが、購入当時 i7 CPUの「ウリ」であった HD-3000が全くダメなら、もっと話題になっているはずで希望がゼロとも思えない。 そうした一縷の望みから、第3世代 CPUを搭載していて QSV機能が普通に使える NotePC などとも比較しながら、あれこれツールを試して設定を見直してみた。まずスタンダードな ffmpeg というツールで -vcodec h264_qsv というオプションで使えるエンコーダーを試したが、どうもエラーが止まらない。そうこうするうち、エンコーダツールの中に QSVEnc というエンコーダーがあり、同じ作者が配布している QSV機能の有効/無効をテストしたりベンチマークをとるツールがあったのでこれでチェックすると、どうも QSV機能自体は問題なさそうだった。しかしこのエンコーダーの本来の使い方である Aviutilという有名な変換アプリの拡張ブラグインで試したが、こちらはやはりエラーが出てしまった。 諦めかかったが、Web情報を漁って QSVEnc をコマンドラインから使う方法を試してみると、何とあっさり QSV機能で MPEG-2 > MPEG-4(h.264/AVCHD) 変換が出来てしまった。変換時間は TV録画のFHD動画でも再生時間の 1/5程度と非常に高速で、CPU負荷も 20%以下だ。オマケに変換された Mpeg-4動画をそのまま BDAVmakerに食わせると BluRayディスクが出来上がってしまった。試したコマンドラインの指定は qsvencc64.exe --audio-copy -i inputfile.ts --vbr 2000 --maxbitrate 20000 -u best -o outputfile.mp4 で、画質を云々しなければ入力の tsファイルに較べて、1/7~1/10 のファイルサイズが得られている。 BluRayレコーダーでの再生互換など、もう少し検討する必要はあるが 1週間ほど悩んだ末に光が見えた気がする。 写真は蜘蛛。あまり気持ちのいいものではないが。蜘蛛の巣や糸は季語では「夏」らしいが、なぜか落ち葉のこの季節に目にすることが多いような気がする。 |
|
2016/11/04 |