e日記風 独り言

気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録です。
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-1125- ためして・・・と研究不正
録画番組を整理していて、NHKの「ためしてガッテン」でタオルを握るだけで血圧を下げる効果があると言う情報に行きあたった。番組中では確かに1日 10分、1週間の実施で 7~8人の被検者が1人を除いて血圧が下がったというデータを紹介していた。ついでに一人については、その原因と思われる血管の柔軟さが大幅に改善したと言うデータや、そこに至る要因と思われる筋肉収縮時に発生する一酸化窒素の効果も説明していた。
しかし私はこの番組を見ていて、ついSTAPやノバルティスの研究不正を思い出してしまった。と言うのも、研究者もエンジニアも・・・もしかして番組プロデューサーも、自分の仮説に沿った結果は受け入れやすく、一旦その傾向が得られた途端他の要因につい目が向かなくなってしまうと言う特性があるのでは? と。 この方法の元の発見者はカナダの医者らしく、そちらにはもっと多くのデータがあるのだろうけど、TVで紹介されたのは7人程度のデータだけだ。7人でデータが出たと言っても、その被検者のタオルを握る運動以外の血圧に影響する要因のばらつきと、とりわけ高血圧を引き起こしている原因にはいろいろあるはずで、それらの要因を排除した実験と言い切れるのか? 或いはその中には数値は下がっているものの、それがばらつきの範囲では?と思われるケースも効果ありの方にカウントしていたような気がする。もちろん研究不正の場合は意図的に真実とは異なったデータの操作をしているわけで、その点では多分天下のNHKだから被検者の選択から実験方法まである程度意識して客観的な方法をとっているだろうし、番組で紹介はしなくてもキチンと裏をとっての放送とは思う。だからこの効果に疑いの余地はそれほど無いとは思うが、ちょっとセンセーショナル過ぎる取り上げ方になっているようで、根底には前述したような研究不正と相似の根っこがありそうな気がしてしまった。おまけに研究論文もTV番組も、他に先を越されたら価値が暴落するだけに、焦って発表したがると言う点でも似ている。ま、TV番組は所詮エンターテイメントということか?

ムラサキシキブに花が咲いた。紫に輝く実はよく知られており私も写真をアップしたことがあるが、花は初めて見た。
技術・STAP・特許
2014/06/24