e日記風 独り言

気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、パソコン技術やインターネット技術、プリンタやPCアプリからプログラム言語などに関連した記事です。
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楽 天 の 商 品

-1529- 狭い話: dd-wrt化?
今朝はやっと東京や横浜でも今シーズンの初雪が観測されたらしい。・・・・と言うこととは関係なく
Webで色々と検索していたら、WiFiターミナルの dd-wrt化という記事が目に止まった。無線LANのアクセスポイントのファームウェア(内蔵プログラム)を書き換えて機能拡張することをそう呼ぶらしい。
WiFiターミナルは、GHz帯のデジタル信号処理を行う専用無線チップの他に 全体のコントロールのためにCPUが内蔵されており、そのCPUのプログラムがフラッシュメモリに内蔵されている。そのフラッシュメモリにはプログラムコードの他、同一のハードウェアを仕向け先の国ごとに異なる電波法規制に適合させるため電波の帯域や強度他の値をコントロールするデータも内蔵しているが、それを書き換えて出荷時には使えない機能を実現することを dd-wrt化というらしい。当然 電波法に関わるデータを書き換えて出力などが規制値を超えた場合は電波法違反になる可能性があるのでリスクはある。と言っても、例えば電波強度の場合 WiFiターミナルの送信出力がアップしたとしても受信感度は変わりようがないし、スマホなどの子機側の送信出力も変えようがないから片方だけが出力アップしたのでは双方向通信が成立しないから通信距離は伸びないことも分かっている。そんなことが分かっていても、私も人の子 出来ると聞けばやってみたくなる。
私が使っている Buffaloの WHR-G300Nという WiFiターミナルはもう 10年近く前の機器だが、比較的安価で WiFi市場が立ち上がりの時期だったせいか大量に出回ったようでどうやら DD-WRT化が一番多く報告されている型番のようでもある。
で、アチコチうろつきまわって 情報を集め、ダウンロードサイトからファームウェアをダウンロードしてきた。但し、話題としてはもうかなり過去の話題になりつつあるようで、そうしたサイトの情報にあるファームウェアバージョンのファイルはもうほとんど見つからなかった。
と ここまでは去年の話だが、年末にはダウンロードしたところまででまとまった時間がとれずに暫く放ってあった。
一昨日、それを思い出して結構苦労して書き換えてみたが 当然スンナリ行くわけがない。第一、それらの情報ページの情報は古く 2010年前後の情報が多いが ダウンロードサイトはその頃から何度もアップデートされている様子で、全く同じファイルは見つからない。 仕方なく Web情報を隅から隅まで目を通しカンで目星をつけたファイルをダウンロードしたが、それが正しいかどうかも定かではない。プラス 書き換えたファームウェアの設定項目は機能が増えたり、商用版では基本設定されていて変更できない項目も全て設定できるようになっているので、どこをどう設定すればいいのかも最初は見当もつかない。そんな楽しい格闘を昨日一日した結果、何とか タブレットや Note PC、スマホと言った WiFi子機から通信が可能な状態に設定できた。
で、やはり結論としては 当初の推論通り ターミナル側だけを出力アップした場合、今までの通信圏外では子機側にそのターミナルの SSID名が表示されアンテナの本数も増えたが、そのターミナルを選択して「接続」ボタンを押しても「保存済み保護されるWPA」という表示に戻ってしまい「接続中」になることはなかった。まぁ、それ以外にも WiFiを経由した Wake on LAN 機能なども設定できるらしいから、暫くこのファームウェアをいじってみることにした。

今日の写真はツバキ。この写真を撮った翌朝、早くも絵に描いたような落ち椿になっていた。
2016/01/12