ドキュメント履歴: 2017- 6-15 初回アップ
若い頃は、仕事のストレス等があったせいか寝付きはあまり良い方ではなかったが、50代半ばまでは一旦寝れば翌朝 目覚ましが鳴るまではグッスリで、地震でもなければ途中目が覚めることは殆どなかった。
しかし、50代半ばからたまに夜中にトイレで起きるようになった。最初のうちは ちょっと日中に水分を飲みすぎたかな? と思う程度で気にもしなかったが、数年前からは確実に夜中・・・それも明け方近くに起きるようになって、一旦起きるとその後も熟睡が出来なくなった。それが最近は夜中に必ず二度起きるようになってしまった。同年代の人の話を聞くとそれほど多い方ではないし、日中は尿意を感じてから我慢出来る時間が短くはなったもののトイレ間隔は4時間くらいはあるので車内トイレのない高速バスなども別に気にならない。明け方起きた後熟睡できなくても寝不足と言うほどでもないし、昼間も暇だから眠くなったら昼寝しても構わないんだが、それでもとにかく若い頃のように「目が覚めたら朝」というような睡眠がしたいとは切実に思う。
そんな感じで、悩むと言うほどではないもののとにかく眠いのに目が覚めるというのは気分が悪い。何とか朝まで熟睡出来ないかと思っていたが、別ページに何度も書いているように2年ほど前まで年中行事のようにギックリ腰になったが、その際病院で処方される痛み止め薬(ロキソニン系)を飲んで寝た夜は比較的朝まで起きないことが多いということに気づいた。睡眠薬的な効果なのか? 痛み止めなのである程度神経がマヒして尿意を感じなくなるのか?
その後、色々気にしていると、午後に忙しくてお茶を飲む回数が少ないと夜中にトイレに起きないとか、風邪気味で風邪薬を飲んで寝てもトイレに起きることが少ないという発見をした。私の場合、ビールなどを飲んでも飲み会の間一度もトイレに行かなくても済んでしまうこともあり、どうやら腎臓の濾過性能が若干弱い?あるいはタイムラグが大きい?ような気もするので、午後に飲んだ水分が随分遅れて夜中に膀胱に溜まるんだろうか? 通常、夜中はホルモンの働き?血流の減少?で腎臓の濾過作業が低下し尿の生成は抑制されるらしいが、睡眠中無呼吸症候群だと酸素不足から睡眠中も心臓が過剰に働き尿の生成が普通に行われる、とも聞いたことがある。私の場合こっちかも知れない。
しかし、やはり「クスリ」に頼るのは良くない。お茶を減らすのも健康上問題がありそうだし、夏なら熟睡どころか熱中症になって笑い者だ。
TVなどのコマーシャルでは、男性の頻尿は「ノコギリヤシ」が効くと言ってるが「効かない」というコマーシャルはあるはずがないし、初回半額とか言っても継続するには結構な金額で、根がケチな私はそこまでする気もしない。私のように前立腺肥大の診断もなく日中は顕著な頻尿ではなく夜間頻尿だけと言う場合に飲んで効果があるという保証もない。でも試したい・・・・と思っていたら、お得意の百均(CanDo)に 20日分 百円のノコギリヤシサプリが売られていた。もしかして、と思って近くの Daisoを覗くとこちらにも同じ金額で売られているので両方で購入してきた。とりあえず百均のサプリを1~2ヶ月飲んでみて、効果があったらその時点で続けるか、あるいは著名サプリメーカーのものに変更するか考えることにした。
で、早速試しに飲んでみたら、CanDoの方はかなり独特な風味がする。これがノコギリヤシの味かも知れないが、ちょっと経験のない「本当に飲んで良いのかな?」と思わせる人工的な味だ。一方、Daisoの方は若干甘みがあるがそれほど独特な味や匂いはしない。こっちは多分糖衣錠のように周囲を別材料で包んであるのかも知れない。CanDoの方は飲み続ける勇気はないので、Daisoの方をもう一回購入して続けてみた。
結果は、一袋を飲み終わる頃 夜のトイレ間隔が3時間 → 4時間弱、回数が2回 → 1回の時もある、と言う程度になり「プラシーボ」かな? とも思ったが、2袋目が終わる頃には2回のトイレがほぼ1回に減ってきた。
Daisoのサプリは袋の成分表によればノコギリヤシ果実エキスが 80mg/1錠、160mg/1日含まれているとのことで、TVコマーシャルに多く登場する著名ブランドのサプリの1日分の成分とほぼ変わらない。もう暫く試すことに。
ノコギリヤシの果実は実物は知らないが写真で見る限り結構大きそう。まぁ果実エキスなんて精製方法によって成分も変わるだろうから成分量なんてあまり意味ないかも知れない。しかも頻尿などの排尿の問題は各個人によって原因も症状も異なるから、結局自分で試すしかない。
男性の加齢による頻尿や排尿の問題は前立腺肥大によって前立腺の周辺の尿道などの尿器が圧迫されて引き起こされるらしい。前立腺が肥大するのは年齢とともに男性ホルモンが減少することにより内臓や交感神経のバランスが乱れることが関係しているらしい。
西洋医学のホルモン系や交感神経系のクスリもあるらしいが、男性ホルモンだけに限らずホルモンや交感神経というものはどちらも身体全体のバランスを微妙にコントロールしているもので、クスリによって無理に外乱を加えると深刻な副作用が出て、しかもその副作用はクスリを止めても元に戻りづらいと言う事が多いらしい。
そもそも前立腺が肥大するのは5α-リノクターゼと言う酵素が関係しているらしいが、ノコギリヤシにはこの酵素の生成を抑制する働きがあるとされている。しかもノコギリヤシは天然成分なので前立腺肥大症の改善が期待できるだけではなく、古くからアメリカインディアンが男性の滋養強壮剤として摂取しており副作用がほとんどないとされ、最近は日本でもノコギリヤシの効果に注目が集まり使う人も増えているようだ。
但し、上記の情報が正しければ <ノコギリヤシサプリを飲む> → <5α-リノクターゼの生成が抑制される> → <前立腺肥大が改善する> → <排尿の症状の改善> となるはずで、即効性は期待できないことになる。クチコミページには「飲んだその日から」とか「3日で改善」とかの書き込みがあるが、それらは多分にヤラセかプラシーボと思われる。
とにかく自分で飲んでみて確認する以外、判断のしようがない。
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