e日記風 独り言

気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録です。
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楽 天 の 商 品

-767- 気温・水温 そして分子振動
どうやら、今朝も今冬一番の寒さを更新したらしい。一番近い海老名の気温で前日比 -1.8℃の -5.2℃だったようだ。より内陸部の八王子が -4.9℃でそこよりも寒いというのが若干驚きだが、考えてみればこの程度の違いは測定場所の近辺の建造物や地形などで変わるのだろう。写真は蝋梅の花。葉が枯れてしまっているのに、造花のような花びらが寒むげに咲いている様は一層寒さを感じさせる。
そんな寒さばかり気にしているせいか、思いついたことがある。
並木の桜などを見るときも、ベランダの植木鉢の植物を見るときも、春になって気温が上がり花や葉っぱが盛んに生い茂るようになると、こうした植物が如何に温度に敏感かと考える。植物・生物学者ではないので当てずっぽうだが、植物は水に溶けた養分などを吸い上げて葉っぱや花の細胞を生成している。そうした養分を溶かす水というのは、水分子が振動をしておりその振幅は温度が上がるほど大きくなり、常圧では 100℃になるとその振動の力が分子間引力に打ち勝って蒸発=気化してしまう(中学~高校の理科)。逆に0℃を下回ると、振動しなくなって固化=氷 になる。そして、その間の水温では温度に応じた振動で溶媒として溶質=栄養分を溶かし込んで運んでいるので振動が増えれば溶ける溶質の量も増える。気温が上がれば葉っぱの表面から蒸発する水分も多くなり、ますます多くの樹液が吸い上げられて養分が枝葉に供給されて生い茂ったり花や実になるんだろうが、水温が上がって水分子の振動が大きくなればそれだけ溶質の濃度が上がったり溶かされる養分の種類が変わったりするのだろう。植物はそうしたことで季節を知り、毎年毎年同じ時期に同じように花を咲かせ葉を茂らせているのだろう。
一方、人間のような高等な恒温動物の身体はほぼ一定の体温で、季節にあまり関係なく栄養分が運ばれて夏でも冬でも同じような動作ができる。冬眠もしないし、昨今は冷暖房でほぼ一年中同じ環境で作業が可能になってしまった。しかし、私の部屋のように、冬寒く夏暑い部屋で作業していると、恒温動物といえども手足の温度は随分室温に引っ張られる。もちろん血液の温度や内臓温度は殆ど変わらないはずで、栄養分を溶かす能力も季節によって変わらないんだろうが、手足への血液流通量は随分変わる可能性があり、冬場などは手足への栄養分が随分と減っている気がする。多分そうした状態が続くと、やがて細胞の栄養分が足りなくなり新しい細胞の生成に問題が生じて病気が引き起こされるような気がする。
若い時は「暑い・寒い」はともかく身体の「冷え」なんて気にもしなかったが、最近は運動時以外は極力冷やさないように、特に寝ている間の体温を保つように努めている。・・・・養命酒の宣伝のようになってしまった。
何か、書いているうちに何を書きたかったのか分からなくなったが、気が向いたらもう一度整理しなおして書き込もう。
2013/01/19