暫く前から「桜を見る会」の参加者について問題が浮上した途端、内閣府が参加者名簿を破棄したということが問題になっている。状況証拠としては”官僚の安部忖度”という構図が明らかだが、国会での追及ニュースを見ていて野党の追及がなんとも形式的で歯がゆい思いが募って仕方ない。
例えば野党が出席者名簿の開示請求をしたその日に内閣府は名簿を破棄した、ということで、それに対する内閣府の担当者と菅官房長官の説明では「当時大型シュレッダーが混んでおり、連休前に廃棄する予定が連休明けになり、偶然開示請求日に重なった」と説明している。情報番組ではその後のやり取りは放送されなかったが、そんな説明で野党は矛を収めたのだろうか？
単純に考えれば、該当の大型シュレッダーの処理能力は 1000枚を40秒、それが≒50cm立方のパックにされるらしいから、1日 8時間の稼働で 500パック以上となり大型トラック数台分の廃棄ゴミが出る計算になる。こうしたゴミはそれなりの業者が再生処分しているはずで、それは業者の業務記録からも追跡可能なはず。「予約待ちになるほどの廃棄量」が本当なのかどうか？ 苦し紛れの浅知恵・出まかせじゃないのか？　それくらいは追及してもらいたいものだ。