#気まぐれ & 気まま & 天邪鬼な老いぼれ技術屋の日々の記録のうち、主に私が読んだ「本」やその内容に関連した記事です。
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楽 天 の 商 品

-2013- 「永遠の始まり」読了
= 今日は画像なし m(_ _)m =
今日は久しぶりの熱射の東京・新宿を経て再び岡谷に。中には背広姿のサラリーマンもいたりして、現役時代はこんな中を歩き回っていたんだ! と懐かしく思い出したりして。
そして高速バスの車中、ずいぶん長いことかかったがやっと表題の本全4巻の長編を読み終えた。第2次大戦後の1960年代ケネディ大統領のキューバ危機に始まりマルクス・レーニン主義の終焉まで、東西冷戦下の共産主義国家と西側諸国の緊張したバランスの上に乗っかった、ちょうど私達の人生と重なる時期の世界が、ホワイトハウスとクレムリン、ベルリンの壁の両側の家族などまで余すところ無い多くの登場人物の描写によって描かれており、なまじっかな歴史教科書などよりよほど分かりやすく頭に入る。
それにしてもケン・フォレットと言う作家、「大聖堂」と「大聖堂-果てしなき世界」でもそうだったが、今度の「永遠の始まり」も前作の第一次大戦前夜を描いた「巨人たちの落日」の主な登場人物たちの孫が登場して複雑に絡み合ったストーリー展開を見せるあたり、何とも手の混んだ緻密な仕掛けが得意だ。
これでやっと「永遠の・・・」第3巻が近所の書店どこにもなくて、つなぎで買ったフロスト警部シリーズの「フロスト始末」を読み始められる。 何という雑食性な読書だ!
2018/07/21