-1881- 忖度 |
目下メディア最大の関心事で、首相夫人(もしくはその付き人公務員)が問い合わせたために国有地が尋常ならざる金額で払い下げられ、その上に建つ小学校の認可が尋常ならざる速さで「許可相当」と判断されたのでは、と言う問題。 大阪府知事が「忖度には良い忖度と悪い忖度がある」と言ったとかで官僚の「忖度」はメディア上ではあって当たり前、悪くはない・・・・という論調になってしまっているようでそこを突っ込む論客がいない。 しかし 待て! 本当にそうだろうか? 例えば私が公有地を使いたいと思って申請した場合、忖度されるんだろうか? あり得ない。じゃあ(ペテンにあっている)安倍夫人になら良くて、正直な一市井の人にならダメという不公平はいいのか? 「忖度」というだけで公有地が根拠のない安値で公示もされず競売にもかかることなくひっそりと払い下げられるような不公平があっていいはずはない。 そこをはっきりさせないと、今後も偉い政治家が「あれはどうなっている?」と聞いただけで官僚が余分な忖度をして特定の個人・法人に有利な取り計らいを行うということがまかり通ってしまう。具体的に「どうしろ」と言ったわけではないから便宜を図ることには当たらない、と言う論理だけでは絶大な不平等が生まれることになる。 せめて野党にはどこか適切な公有地をピックアップして「じゃあ私が払い下げを申請したら財務省はOKしますか、ダメなら今回との差は何ですか?」等と言う質問もして欲しいもんだ。 写真はこちらで朝のウォーキングの際に道端で見つけたスミレ?だろうか。コンクリートの隙間からかろうじて生えていた。 |
2017/03/29 |