PC工房製 ASRock B360M マザボの起動LOGO画面変更・BIOS Ver.変更方法
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履歴: 2021/ 4/13 初回アップ

試しに上記でクリーンアップした BIOSファイルを Binary Editerで開き 「B360」で検索したところ一か所だけヒットした。
その後ろに 「4D 00 0B」というバイナリーデータがあったので("4D"は ASCIIの"M"、 16進数"0B"を 10進数に直すと "11"となる)、これを 「4E 00 14」と変更してみた。(バージョン番号 N.020 には深い意味はないが M > N、 011 > 020 と新しいシリーズ・バージョンというような主張で)

上記 編集後の BIOSファイルを SPIライターで書き込んだ後に起動し UEFI設定画面で見ると、目論見通りバージョン表示が今までの 「M.011」から 「N.020」に、ME Firmware Version が「12.0.71.1681」に変わっている( ME Firmware Version はこの前のページで PMC F/Wコードをアップデートしたことによる変化)。これで名実ともに「改造BIOSアップデート」が完了した。
最初はその話題のツリーにあった「ChangeLogo.exe」で簡単に変更できるかと考えたのだが、LOGOファイルは抽出できるものの、その抽出したファイルをそのまま指定して Replaceしても右図のように「応答なし」とハングアップしてしまう。
A. まず抽出できたファイル(この場合はベタな(非圧縮) BMPファイル)をバイナリエディタで開いて先頭の 40Byteほどの Hexデータをコピーする。

B. UEFI Tool (正式版)で 変更対象の BIOSファイルを開いて、「Search」で上記コピーした Hexデータを貼り付けて検索する。(貼り付けたデータは桁数が多くてテキストボックスから溢れても問題なく検索される。)

C. 下の「Messase」ペインに検索結果が表示されたら、その部分をダブルクリックすると
D. 上の「Structures」ペインに LOGOデータを含むモジュールの構造が展開表示される。展開されたうちの上の「Raw section」の部分をクリックすると
E. 右の 「Infomation」ペインの Body Sizeセクションに ファイルサイズが表示されるが、この値が抽出した BMPファイルのサイズと一致していることを確認する。

F. 「Raw section」の上で右クリックして表示されたメニューから「Replace body」を選択する。
ファイル指定ダイアログが表示されるので、入れ替える画像ファイルを指定する。

G. 「File」>「Save image file」で新しい名前を付けて BIOSファイルを保存する。
右図は出来上がったロゴ部分の変更前後の比較。ちょっとフォントや色で遊んでみたが PCの電源を入れるたびに一瞬、以前 Sleep不具合のあったときの「iiyama」ロゴは何となく恨めしい気持ちだったものが、BIOSを「思い通りに改造できた」と今度は何となく(自己?)満足感が味わえるようになった。
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