e日記風 独り言

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楽 天 の 商 品

-654- 雲のフィルターで日食観察!
今日は、金冠日食。
朝から、登校時間がずれた小学生や親などがたくさん屋外に出て来て騒々しい。この辺りでは 7時頃には僅かながら雨もぱらついて「折角なのに、こりゃぁダメだ」と諦めて TVの画面で中継画像を眺めていた。
それが、金冠日食になる 35分ころになって気づくと、窓の外は薄日に変わって弱いながら日差しが射し始めている。もしかしてとベランダから上空を眺めると、薄くなった雲の合間が強く光り始めている。まもなく、遠くの子供たちの「見えたっ!」という叫び声が聞こえて、数秒後 私の目にも雲の合間から太陽の輪郭が見えた。カメラにはフィルターを装着してなかったが、雲がちょうどフィルター代わりになって裸のレンズでも撮影できそうなので、思い切って太陽に向けてシャッターを何度か押してみた。
左の写真はその中の 2枚。上のほうが金冠日食終了直後の時間と思われる撮影。下はそれから 5分ほどした後の撮影。Kodak P880 望遠側使用。
動画でも静止画でも、Webに面白い写真はいくらでも掲載されるだろうからとフィルターを準備してなかったが、気まぐれな天気のお陰でフィルターなしで面白い写真が取れたと自己満足。一見むら雲に下弦の月のようではあるが、カメラは固定してないので角度はいい加減。でも弧の形状は明らかに三日月とは異なっていて彫が深い。雲の模様が無ければ金冠日食が観察できる場所どこで撮影してもほとんど同じ写真になるが、雲の形は見る場所によって千変万化。ここでしか見えない日食と言う記念!
きっとシッカリ フィルターを装着して待っていた人は、この辺りでは暗すぎて撮影できなかっただろう。
世の中は本当に皮肉なことだらけ・・・・思うようにならないから面白い!
季節・暦・天文
2012/05/21