-1885- アノことさえ |
この下に書いた脇腹負傷をしてから、冷静になってつくづく考えた。 今回のような怪我の時を始め、人生には後になってから「アノことさえなければ」と忸怩たる思いに苛まれることがある。つい2年ほど前にもジョギング中に暗がりで小石に乗り上げて転びそうになり足の小指の骨を骨折したが「あの時、ちょっと気をつけていればこんな痛い思いはしないで済んだのに。せめてもう十センチ横を走ってさえいれば」等と思った。しかし怪我はある時間経てば治るのでいずれ忘れることができるが、小人としてはニュースなどを見ていて「おそらくあの人はあんなことをしてしまって一生かけてもくやみ続けるだろうな」と思うようなこともある。でもその実当の本人はそんなことは<屁の河童>で反省などせずに「絶対に自分は正しい、いや何時かは正しいことを証明してみせる」などとリベンジを誓っているのかも知れない。そうでなくては良くも悪くも行いがニュースになったり、歴史に残ったりするような重要人物にはなれないんだろう。宗教裁判で「それでも地球は回っている」と述べたガリレオのように・・・・と、変な方向に思考が逸れた。これも小人の軽薄浅慮。 今日の写真は出先で見つけた鉢植えのエバーフレッシュという木に咲いていた花。ねむの木などの仲間らしい。 |
2017/04/06 |