はじめに
ウイルスやスパイウェアは時々刻々変化しているので、ここに書いた対処方法も何時まで有効かわからない。もしどこか違うと思ったら、検索してより新しいページを参照した方がいい。
かなり古い ウイルス/スパイウェアで、最近のものは ブラウザで入力した IDや Passwordなどをリダイレクト(違うURLに送信する)して盗む他、PCの閲覧履歴などの情報を勝手に送信するなどかなり危険なスパイウェアらしい。各種マルチメディア関係のフリーウェアに仕組まれているようで、インストールされると PC起動時にデスクトップ画面右下に右図のようなポップアップウインドウが表示される。間違っても「提出そして・・・・」とか「退会するには・・」というボタンやリンクは押さないほうがいい。
実害がどれくらいあるか分からないが、常識的にこんなチグハグなアンケート項目を利用することはあり得ないから、ボタンを押した途端、裏で個人情報を送信するに違いない。少なくとも PCの起動や処理にとって良いことは皆無なので、見つけたら即 削除するべきだが、削除は結構厄介。
まず、「Ctrl」 + 「Shift」 + 「Esc」の3つのキーを同時押しして、タスクマネージャを起動する。
起動したら、「プロセス」タブを開いて画面を下の方にスクロールしていき、イメージ名欄の 「rlservice.exe」か説明欄の「Relevant-Knowledge」という行を探す。「Relevant-Knowledge」はおそらく、上図のように 3~4個見つかる。基本的には、この説明欄の「Relevant-Knowledge」となっているプロセスを選択して、右下の「プロセスの終了」ボタンを押す。多分 上 2つを終了させれば残りは同時に終了すると思われる。
次に、「Windowsロゴキー」 + 「R」キーを同時押しして「ファイル名を指定して実行」ダイアログを表示させ、「msconfig」と入力して「OK」ボタンを押し「システム構成」を開く。
サービスタグを開いて、下の方にスクロールしていき、「RelevantKnowledge」というサービスを探し、左のチェックマークを外す。
次に、「スタート」>「コントロールパネル」>「全てのコントロールパネル項目」>「プログラムと機能」を開く。
「RelevantKnowledge」というプログラムを探して、右クリック「アンインストールと変更」を押してアンインストールする。
アンインストールが終わると下図のようがウインドウが表示されるかもしれないが、ここでは「Close」ボタンは押さずに、右上の終了ボタンを押してウインドウを閉じた方がいい。スパイウェアの製作者が設計したプログラムなので、ウインドウ内のボタンの動作は敵の思うように出来る。せっかくアンインストールしたと思ったら、表面上は見えなくなって、実は地下に潜っただけというような事だって出来てしまう。
念のために、「スタート」「コントロールパネル」フォルダオプション」「表示」で隠しファイル・フォルダを表示させるようにしてから Explorer を立ち上げて
C:\Program Files (x86)\RelevantKnowledge というフォルダーを探してフォルダごと削除する。鍵マークがついてプロテクトされている場合はフォルダーの「プロパティ」を開いて「読み取り専用」のチェックを外してから削除する。
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