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from 2003/10/ 5e日記風独り言e日記の起源

今年の最大のイベント、アメリカ大統領選挙も無難に終わり、中国の共産党全国大会が開催され、間もなく韓国大統領選挙が行われる。
日本の政権は今後どうなるのか分からないが、どっちにしろ誰からも期待されないのに、あるいは蔑視の中、あいも変わらず仲間内で誰がテッペンになるかという「お山の大将ゴッコ」を繰り返しているうちに冬が来てしまった。
地震予知にしろ、社会保障にしろ、国家財政にしろ、「出来ないものは出来ない」「無い袖は振れない」と言えない「ええカッコしい」ばかりがのし上がる世の中になってしまったようだ。
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jpg画像 殺菌・・・続き(img753.jpg)
-752- 殺菌・・・続き

今日は長野県に里帰り中。笹子トンネルの1車線通行規制があるので車はやめて電車。例年、年末の帰省時には雪があることは珍しいが、今年はこのあたりも雪が多く昨日も結構降ったということで大通り以外は道路もまだ雪が残っている。
という話はさておき、ホテルで大浴場に入ったら塩素の臭いがして思い出したので昨日の続きで「殺菌・除菌」の話題を続けることにした。「昔とったナントカ」というヤツ。
ここの大浴場もそうだが温泉などの公衆浴場が浴槽水に塩素を加えるのは、レジオネラ菌対策。レジオネラ菌は土中に普通に存在する細菌だが、お年寄りなどの体力の弱い人が呼吸器に吸い込むと肺炎を発症し、最悪死亡することもある。レジオネラ肺炎がニュースになるのは多分年間数件であってそんなに多くはないが、入浴との因果関係がはっきりしないので実質はもっと多いと思われる。
とは言っても全ての温泉でレジオネラ菌が発生しているわけではなく、源泉かけ流しや毎日お湯を捨てて浴槽やボイラーの中を定期的に掃除している場合はまず心配ない。またレジオネラ菌は好アルカリ性で(あの水虫菌も一緒!)酸性の浴槽水中だと増殖しづらい。しかし日本のほとんどの温泉はアルカリ泉でしかも湯量や湯温が足りずに浴槽水を加熱・再加熱させて循環させていることもあり、溢れた浴槽水をそのまま捨ててしまうと燃料費がかさむなどの理由から浴槽水を循環させ再利用しており、実際は浴槽水を空にして掃除するのもせいぜい週一程度。そうすると、パイプや浴槽の壁などにヌルヌルした生物膜(アメーバの巣)が出来てその中で土埃などに混じって入り込んだレジオネラ菌が増殖し大量発生する。そしてその生物膜からは埃などで入るのとは比べ物にならないくらいの大量のレジオネラ菌が浴槽水中に放出される。だから、浴槽水中にレジオネラ菌が入ったらなるべく早く殺菌して増殖させないように一定濃度の塩素を印加することと生物膜を作らせないための浴槽水の循環経路の掃除が有効な除菌手段となる。
しかし、現実は掃除は人手がかかるし浴槽水を一旦全部捨てないといけないので燃料費用もかかり、手抜きをされやすい。掃除を手抜きして生物膜から放出されるような大量のレジオネラ菌を塩素だけで完全に殺菌しようとすると非常に高い濃度の塩素が必要になり、塩素臭が酷くて人間はとても入浴していられない。
一方、レジオネラ菌が温泉水中にいてもその飛沫を肺に吸い込まないか、吸い込んでも健康で抵抗力のある人は少しくらいレジオネラ菌を吸い込んでも肺の中で白血球が勝って発症はしないので、レジオネラ菌が検査で少しくらい検出されても温泉経営者はつい「大丈夫だろう」と掃除を手抜きしたり塩素も少なめにしてしまいがち。しかしいつも通りにやっていても天候条件や食べる人の体力などで食中毒が顕在化するのと一緒で、そんな温泉で「運が悪い」とレジオネラ肺炎患者が出てしまう。
実際、公衆浴場法という法律や厚生労働省局長通達に基づく各都道府県条例で循環浴槽水の塩素濃度を一定以上に保つことと一定期間ごとの浴槽水のレジオネラ菌検査を義務付けているが、温泉管理者は検査でレジオネラ菌が検出されると対応が面倒なので、つい経験的に塩素印加直後に採水したり澱んだ水を避けて新鮮な温泉水の部分を採水する傾向もある。また、検査結果の合否によらず届出義務はないので検査結果が陽性であった場合でも一時的に塩素濃度をあげるなどしてから採水して再検査し、営業は続ける。酷い場合は源泉水かその注ぎ口に近い場所から採水して検査して通してしまう。
まぁ、空気中に普通に風で舞っている土埃や大きなビルの屋上にある空調装置の冷却水中にだっている可能性がある細菌なんだから、温泉水だけ目の敵にしても仕方ないというのが厚労省や保健所~温泉経営者の本音で、騒がれないように、あるいは運悪く騒がれても責任を追及されないように、建前は法を整備し管理方法を決め温泉管理者に守らせる・・・というのが現実。
理論的にはアルカリ性の温泉ではアルカリイオンと印加した塩素イオン(Cl-)はすぐに化学結合して酸化力(=殺菌力)が失われるので、まずアルカリ性を中和する量だけ印加してさらに遊離残留塩素濃度が決められた 0.4mg/リットル 以上になるためには、PHが <1>上がる毎に 10倍ずつの塩素を加えないと決められた濃度にならない。つまりPH8の温泉では PH7の温泉の 10倍の塩素を投入することになるが、そんな塩素を投入したらあの温泉の壁に掲示してある源泉の泉質成分なんて浴槽中では真っ赤な嘘で、一番上に塩素がきてしまう、という事情もあったりする。
ちょっと長くなったのでこの続きはまた後日。
写真は、ちょうどタイミングよくホテルの部屋に置いてあった「ナノイー空気清浄機」。置いてあるだけで使った形跡はないが、シングルの部屋でも空気清浄機が必要なんだろうか?「殺菌空気清浄機完備」というだけでお客さんを呼べるんだろうか?

2012/12/29
 
jpg画像 殺菌家電(img752.jpg)
-751- 殺菌家電

S社やP社が「プラズマクラスター」「ナノイー」などと呼ぶ殺菌機能付きの空調機などの家電製品がよく売れているらしい。
2年ほど前まで、殺菌フィルターの仕事をしていたので殺菌に関しては結構勉強した。その時の知識では、細菌などの微生物は細胞膜に覆われた単細胞生物だが、ほとんどの殺菌機序は微生物の生存に必要なタンパク質や構成物質の本来の機能を失わせることによる細胞破壊だということだった。加熱殺菌は熱に弱いタンパク質を変質させて殺菌するし、殺菌剤による殺菌は細菌の構成タンパクのどれかと化学的に結合などして細菌の分裂や生存を阻害する。オゾンなどのイオン化した気体の場合も同じく、イオンが細菌細胞中の荷電分子と結合することでその本来の働きを阻害して殺菌する。石鹸などは、親水性を表面に親油性を膜の内側に持って細胞を取り囲んでいる細胞膜の親水基に取り付いて膜機能を破壊するという具合に。
ちょうどその頃から、上記殺菌家電が発売され鳥インフルエンザなどのニュースも追い風となって売れ行きが好調になったようだ。
しかし、それらのパンフレットを読んでも殺菌原理はどうも納得行かなかった。通常はこうした新しい殺菌方法が考案されると、その殺菌機序に関する論文が発表されたり、第3者の追試結果が公表されたりするんだろうけれど、それもほとんど目につかない。唯一、当事者が北里などに依頼して行った実験結果のデータが公開されているだけだった。しかもそのデータは寒天培地上の菌の増殖実験だったと思う。空気中に微粒子を発散させて殺菌する殺菌方式の場合、空気の流れや空気中の水分子の存在(湿度)などが殺菌効果に影響することが考えられるので、厳密には空気中での殺菌効果実験が望ましいが、空気中に細菌を分散させて行う実験は寒天培地実験などと比べ精度の確保が難しく安全性も確保しづらいのだが、あれだけ大々的な宣伝をするんだからそのあたりのデータが無いと何時か突かれるのではないかと思っていた。
その内に私も仕事を離れ、興味が一気に失われたので気にならなくなったが、先日ネットでそれらの殺菌効果に対する疑問があることが話題になっているらしいことを知った。
<やはり>と思った。
大体、殺菌剤を考えればわかるが、人体に無害で細菌にだけ効果がある殺菌方法などはない。ある細菌の特定の構成物質だけを狙って機能阻害するようなピンポイントの殺菌剤が無いわけではないが、そうした殺菌スペクトルの狭い方法では、逆に多くの細菌に効かないから、殺菌家電には向かない。
細菌を構成するタンパク質も人体のタンパク質も性質はそれほど変わらないから、細菌の生存を脅かす殺菌方法は、人体粘膜などにも悪影響する。たとえそれがオゾンや仮に「プラズマクラスター」「ナノイー」などと呼ぶ微粒子だったとしても、有効に殺菌できるほど大量に撒かれた気体中に人間が生活したら、肌や目などの粘膜はボロボロになるか良くてアレルギーになるだろう。オゾン殺菌が一定の効果があるのに一般に普及しないのはそのあたりに理由がある。私が探したときには、オゾンが人体に害があって、なぜこうしたイオン粒子は安全なのかの説明もなかったような気がする。
だからそんな空気中に粒子を散布しても人畜無害で殺菌だけする「夢の様な」家電製品はあり得ない。実は殺菌市場というのはかなりいい加減な市場で、その製品を使ったから感染をしなかったとか、製品を使っていたにもかかわらず感染したということがほとんど実証できないという事情がある。マスクをしていても風邪を引いたからマスクメーカーを訴えたという話は聞かないことからも分かる通り、部屋に除菌エアコンを設置したのにインフルエンザにかかったとしても、その部屋だけで生活するわけではないから部屋の外で感染した可能性がある限りクレームにはしづらい。所詮こうした殺菌グッズは9割以上気持ちの問題で効果はどれも眉唾というのが相場で、踊らされる消費者が賢くなるしかない。まぁどうせ数年で市場の興味は失われて、過去の無用な技術になっていくんだろうけど。
私が心配しているのは、その前に小林製薬の銀イオン除菌剤などが受けたような過大広告の排除命令を公取委から受けなければいいが、ということ。小林製薬は排除命令を受けて該当商品の返品・返金を行ったらしいが、モノがモノだけにエアコンや空気清浄機、冷蔵庫などで返品・返金したら傾きかけた本体が倒れかねない。CMは「プラズマクラスターはシャー○だけ」などとやっているので、別に明確に「除菌します」「風邪を引きません」と言っているわけではありません・・・・などという言い訳が通用するとは思えないし。と考えると、このニュースはかなり大きな経営リスクだと思うんだが。
今日の写真は、下の赤いセンリョウと対になるような白いセンリョウ(千両)の実。いや葉の下に実がついているからマンリョウ(万両)かな? どっちにしろ、赤い実がきれいで目出度い名前が付いたんだろうけど、白い実だけではあまり目出度い感じはしない。実には罪がないが。

2012/12/27
 
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-750- それにしても

第96代内閣総理大臣が阿部総裁に決まったという。
国民の大多数は、もうウンザリというところだろうけど我々の生活も政治も続かなければならない。投げ出す訳にはいかない。たとえ投げ出した元総理が返り咲いたとしても。
一方で、未来の党がさっそく揉めている。そりゃそうだと思うけど、国民の生活から移った人たちは乗っ取るためには小沢氏に共同代表就任してもらわなくてはならないから必死なんだろう。そうでなければまた「流浪の議員」になってしまう。
とか何とか考えつつ、思った。
考えてみれば民主党は、結党時こそ2大政党化というビジョンがあったものの、その実、旧社会党系やその他の小政党が選挙制度改革の「比例区」の議席確保の目的で、リベラルな票を集めるために無理やり作ったような政党で、それにかつて自民から飛び出して新進党や自由党を作ったり壊したりしてきた小沢氏が合流した時点で、理念などは二の次の「反主流」の烏合集団化してしまった。だから、折角政権をとったのにまたもやお家騒動の繰り返しになってしまった。
どこの世界にも、現状に不満を鬱積させて人の弱みを突くことにだけ長けた人たちがいるが、その人たちは往々にして建設的な仕事は苦手。横槍を突き出していれば野党時代はそれで良かったが、自分たちが官僚を動かして政治を動かそうとした途端、仲間内で横槍の繰り出しあいになってしまったという図式。
まぁ、タイミング悪く長期の自民党政権ですら遭遇したことのない「大震災」やそれに続く「原発事故」にも見舞われ、自民党が使い潰した国家財政や社会保険制度のツケも払わされる格好になってしまったけれど、それはオマケみたいなもの。ある意味、解散しなくても 1年未満の任期ではどうせ下野することはほぼ確定的だったんだから、どうせなら消費増税を急がずに下野してから自民党をつついて増税を決めさせ、その先でもう一度政権奪取というシナリオがあったと思うんだが(小沢氏はこっちを狙っていたのかも知れない)。結局「万年野党」にすらなれずに泡沫として消えて行く運命なんだろうか。
私も心情的には、菅元総理や野田総理が一生懸命に頑張ったことは一応評価しているが、やはり政治の世界では先の先、裏の裏まで読んでから行動する策士が必要なんだろう。そういう意味では、特に自民の中に二世、三世のオボッチャン議員が台頭してきているのは気になる。
という政治にはほとんど感心のない私のタワゴトはさておき、今日の写真は寒さが一段と増して赤い色が綺麗になってきたセンリョウの実。じゃなくて葉から下に向かって実がついているから「マンリョウ」かも知れない。

2012/12/26
 
jpg画像 出初式の練習?(img750.jpg)
-749- 出初式の練習?

今日の目の前の中学校校庭。消防隊新年出初式の練習だろうか? 結構な台数の消防関連車両などが朝から集まって、何やら騒々しかった。
その内に、はしごを立て始めた。どうやら新年の出初式の練習らしい。しかし、例年はしご車が 1台だけのところ、2台も来ている。震災もあったし、市内にも高層建物が増えてきたからはしご車を増やしたのかと思っていたら、どうやら練習の中で垂れ幕を垂らす場面があり、風になびいた幕には「在日米軍」の文字が。そう言えば、座間キャンプの消防隊員という人に会ったことがあったような。
例年は、はしご車からの放水デモだけだったようだが、来年の出初式ははしご乗りが披露されるんだろうか?
しかし、<<消防=救急隊:登山などで無謀な冒険をした救難者を救助する>>
というイメージなんだが、このはしご乗りを見て思った。伝統儀式とは言え、諌める側の彼ら自身もまた結構な危険を犯して練習し演技している・・・と言うことは、やはり誰しも人間の本性の中には冒険性が潜んでいるということなんだろう。

2012/12/23
 
-748- そう言えば= 今日は画像なし m(_ _)m =

マヤ暦の終末の 2012年 12月 21日が過ぎた。何事も無く。
良かったと言うべきか、当然と言うべきか。中国では若干騒ぎがあったとか、米国では経済の壁がどうのこうのというくらいで終わったようだ。
まぁ、なにもないとは思っていても「怖いもの見たさ」で、何となく期待していた部分が無かったとは言えない。
次は、異常に隆起している関東地方の地震だとか、年明けころに近畿地方で大地震だとか、巷では結構こうした話題が受けているようだ。

2012/12/22
 
png画像 勘違い!(img748.png)
-747- 勘違い!

この 3日ほど、寒さが際立っている。今朝は一段と寒く完全に氷点下と思われた。
ということで、ヒマな私は天気情報が気になってこの下で取り上げた、デスクトップの天気予報表示アプリ「タスクトレイに天気情報」に自然に目が行く。それが 3日ほど使ってみてから、今更ながら気づいたことがある。
下の記事に添付した画像は、上段に大きく 1日分の情報と、下段に 1週間分の情報が表示されている。今まで Yahoo ウイジェットを使ってきたので、上段の大きな天気情報は当日の情報で、下段は明日から 1週間分と思い込んでいた。それが、よく見ると 今日は 金曜日なんだが下段は翌々日の日曜日から表示されている。「あれっ?明日の予報はどこに??」と思ってしまった。よく見ると、今日は薄日ながら晴れているのに上段の予報は「雨のち曇り」。さすがにそれはないだろうと、別のスキンで当日の 3時間毎の天気情報+ 1週間分の情報を同時表示させると、今日は「晴れのち曇り」で明日が「雨のち曇り」となっている。
ということで、上段の情報は「明日の予報」ということが分かった。
そこで、余計なお節介ながら ちょこっと画面端っこに「明日」と入れてみた。まぁ、私のように早トチリする人は少ないとは思うが。変更は、インストールフォルダの中の PNG画像でそれらしい背景画像ファイルを開いて、文字画像を挿入するだけ。背景画像は色や表示パターンなどで 10数種類あるがとりあえず気に入って使っているファイルだけを修正。

2012/12/21
 
png画像 ウイジェット 交換(img747.png)
-746- ウイジェット 交換

今日は本格的な冬の寒さがやってきた。寒いという予報にもかかわらず、朝は車の戸外温度計が 4℃あり「それほどでもないな」と思って、薄いウインドブレーカーのまま散歩していたが、午後出かけるときにはダウンのジャケットを着てもかなり寒かった。
という話はさておき
この下で記したように、Yahoo ウィジェットがサービス終了してしまい、その影響か天気情報の表示がされなくなってしまった。仕方なく代替えアプリを探すことに。
最初、ウィジェットで検索したが、どうやら 2年前には、「入れろ入れろ」と騒いでいたデスクトップガジェットは Googleデスクトップはじめ軒並みというくらいにサービスやアップデートが終了している。結局、MSの戦略に乗せられて Windows-VISTAから開発を始めたウィジェット(ガジェット)は、CM収入などに繋がらないので大手はスマホなどの開発に資源集中で撤退だろうか?
仕方ないので、単体のデスクトップ表示アプリを探してインストールしてみた。左の図の通り、ClocXというアナログ時計と「壁カレ4」という月間カレンダーと、「タスクトレイに天気予報」というアプリをインストールして様子見。特にカレンダーのデザインがイマイチで気に入らないが、一旦インストールしたら変えるのが面倒になった。
疑問としては、上記「タスクトレイに天気予報」をインストールして天気情報の接続先を Yahoo天気予報にしても、正常に予報が表示される???
それとアナログ時計は設定に「日付表示」というチェックボックスがあるのにチェックしても文字盤には日付が表示されない。多分文字盤のスキンを選べば表示されるスキンもあるんだろうけど。まぁどうせカレンダーと並べて表示させるんだからいいかとそのままに。

2012/12/19
 
png画像 Yahooウィジェット サービス停止!(img746.png)
-745- Yahooウィジェット サービス停止!

今朝はこの辺りにしては濃い霧がかかった。視界 100mということは無さそうだが、殆どの車がスモールライトを点灯して走る程度の状態。散歩中の並木が霧に覆われた写真を撮影したが、掲載は明日以降にして 今日の本題は別。
最近、Yahooウィジェットの天気情報表示が機能しない。サーバーに接続できないようで、月齢以外の情報欄がすべて<--->表示になってしまっている。
数日間、放っておいたが今日になって アプリのアップデートでもしようかと検索してみた。何と、サービスが停止したらしい。単にアプリの配信停止だけでなくサービス停止という事は天気情報など新しい情報も提供されないということなんだろう。左の図のように、カレンダーなどは何年分か先までダウンロードされているようでとりあえず今の間は表示されるが、一番下の天気情報は配信されなくなった途端にアプリが役立たなくなる。
元々、Yahooウィジェットにしたのは アナログ時計と天気情報、カレンダーのエンジンが同じで、別々のエンジンをインストールする必要がないからだった。それと、使い続けてみて MSなどより天気情報が正確だったということ。
まぁ、フリーのアプリの限界で、サービスの停止は何時起きても文句は言えない。何か新しいウィジェットを探さなければ。

2012/12/18
 
jpg画像 電飾イベント停滞(img745.jpg)
-744- 電飾イベント停滞

昨日の日曜日、知人の通夜で山梨の上野原町まで出かけた。(今月はすでに 2度めの弔事だ!)
夕方 6時からということで、ある程度時間に余裕をとって出かけたが、日曜日夕方ということで停滞方向とは逆だろうという判断もあり、いつも休日に通る相模川沿いの通りは通らず、相模原市内を抜けるルートで出かけた。相模原市部は予想通りほとんど停滞もなくスムースに通過したが、城山に入った途端停滞が始まった。私の記憶・理解ではこの時間だといつもとは逆方向の停滞だ。日曜日夕方なので、行楽地に出かけた人たちが帰るため、市内に向かう道は停滞するが、逆に周辺に出かける人・帰宅する人は少ないはず。VICSでも赤い矢印は遥か先の三ヶ木交差点手前に少しあるだけ。だから最初は「どこかで突発的事故でもあったかな?」程度の軽い解釈で停滞の中を進んだが、20分ほどして城山ダムのところまで来て数100m先を見ると、延々その先も停滞している。しかも進み方は信号で停まったり進んだりという感じではなく、かなりトロトロしている。訳が分からないものの、この時点で時間的にはかなり厳しくなったので、思い切ってUターンして高尾から圏央道~中央道を抜けて相模湖ICまで高速利用に切り替えた。判断は正しかったようで、焼香には間に合った。
ところが帰り道、逆に相模湖畔の412号に入ったら相模湖ダムの辺りからコチラ方向も停滞で、しかも先ほどと同じ程度の非常にノロい進み具合。通常、ここが停滞する時は相模湖駅前の 20号の右折信号が酷い停滞になるはずが、それはなかった。中央高速の笹子トンネルが通行止めだから出かける車が少ないからだろうと思いつつ過ぎてきただけに、この停滞は全く理解不能。しかしながら今度は時間制限はないので、停滞の先を見極めてやろうという気になってそのまま進んだ。
結果はというと、相模湖プレジャーフォレスト(以前は相模湖ピクニックランドと言う名前だった)に入場する車の待ち行列だった。
最初は「なんでこんなに暗くなって遊園地に入場するんだろう?」と思ったものの、すぐに、やっと先ほどの逆方向の停滞の元凶と共に思い当たった。「もしかして、年末~クリスマスシーズンでイルミネーションイベント?」。ピクニックランドも津久井湖の湖畔あたりでも、恐らく10年ほど前からこの近くの宮ヶ瀬ダム周辺のクリスマスツリーのイルミネーションが話題になっているから、この辺りでも 2匹目~3匹目のドジョウ狙いでイルミネーションを始めたかもしれないな?と。
早速、今朝 Webで確認するとどうやら想像は正しかったようで、プレジャーフォレストが 400万球の「さがみ湖イルミリオン」津久井湖はちょっと規模は小さいが 3万球の「津久井湖城山イルミネーション」というイベントを開催中とのこと。どうやらどっちも駐車場入場待ちの車の列だったようだ。それならあのノロノロした進み方も納得できる。
それにしても昨日の選挙結果もさることながら、何と日本人は付和雷同しやすいことか!
写真は、話題とは全く関係ないヒイラギの花。頂いた花を花瓶に生けたが、私自身この木に花が咲いたのを見たのは初めて。ジャスミンに似た香りで悪い匂いでは無いものの室内に置くのがはばかられるほどの強い香りだった。

2012/12/17
 
jpg画像 ヤマダのポイント(img744.jpg)
-743- ヤマダのポイント

去年の年末に BDレコーダをネットのヤマダ電機で購入したが、その時のポイントがそろそろ期限切れになりそうで(確認はしてないが)、記憶では店舗のポイントに移行できるはずなので、店舗で使おうかと 1月ほど前にネットにログインして移行操作をしてみた。
しばらくして、大和店の近くに行ったついでに店舗に寄って品定めしてから、確認のためにカウンターに行ってポイントを確認すると「0」という答え???。確かに移行操作したのに・・・と思ったが、どうやら移行操作した時に番号か何かをプリントして持ってくる必要があるらしい。店舗のポイントカードの番号を入力したので、自動的に移行していると思い込んでいた。
で、その日は仕方ないので一旦家に帰ってもう一度確認。するとまだ Webポイントが残っている? 記憶は定かでないが、最後の確認ボタンか何かの操作をしてなかったんだろうか? ということで、改めて操作すると今度は印刷画面が表示された。
さっそくその画面を印刷しておいて、後日また出かけて確認。今度はスムーズに確認できた。さて、4千ポイント弱のポイントで何を購入しようかと品定め。一つは、USBの WiFi子機に決めていた。今更外付け WiFi子機?と思われるかもしれないが、実は冬になると北側の私の部屋は窓が広くて結構寒い。娘の部屋が空いているので、そこにパソコンを移そうかとも思うが、最近のコンクリートの建物は後から LANの配線が出来ない。ネットで検索すると、配管の中を 同軸ケーブルを新しく通すということも出来ないわけではないが、既に通っている配線を傷めてしまう可能性もあるので諦めた。そこで、WiFi子機という選択肢が出てくる。最近の WiFi子機は スマホなどの携帯端末を WiFiで使う時の親機への切り替え機能もあったりするので、一つあってもいいだろうという判断。
しかし、店舗で見るとそれほど高くない。転送速度にもよるが千円程度からある。いろいろ思案の結果、USB3.0のUSBメモリを購入することに。余った 2千+αポイントでちょうど購入できる 32GBのものを購入。
とりあえず、USB 2.0のUSBメモリと速度比較。以下の時間は、FAT/NTFSでフォーマットした直後に 3.4GBのファイルをドラッグしてコピーした時の書き込み時間(もちろん、通信速度だけでなくフラッシュメモリへの書き込み速度も違っているので単純比較は困難だが)
USB 2.0(8GB/aData C801) 9:25"(FAT) 9:55"(NTFS)
USB 3.0(32GB/IO-Data)  3:03"(FAT) 3:18"(NTFS)
およそ 3倍くらいの速さになっているようだ。但し、USB2.0でも理論的通信速度は 480Mbit/s(=60MB/s) なので、3.6GBのファイルなら約1分で転送完了するはずで、この差はフラッシュメモリの書き込みがネックになっていると思われる。結局USB2.0のメモリは数年前に購入したもので、その頃のコントローラよりも最近のコントローラのほうがスピードアップしているということで、直挿しなら USB2.0でも同じということか?

2012/12/16
 
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-742- 友人の告別式

今日は、この下の No739でも触れた先日亡くなった大学時代の同級生の告別式で朝から出かけた。
本当に久しぶりに、朝の満員の通勤電車に乗って都内まで出かけた。朝 9時という早い時間の告別式だったことと、末期の胃癌の闘病の末のS君の元気だった頃の面影もない変わり果てた姿に接し大きなショックで非常に疲れた。
告別式が終わり、参列した同級の友人らと近くで精進落としの店を探したが、時間が時間だけに開いている店がほとんどなく、やっとビールのあるカフェを見つけてしばし思い出話。
話題はS君の思い出話から、やがてお互いの思い出の披瀝に・・・ここでもまた、私は自分では全く覚えていない行状を友人から披露されてしばし絶句。免許を取りたいからと校内の自動車部の広場で友人の車を乗り回し、半クラッチで煙もうもうだったとか? 全く覚えのない行動で別の誰かと勘違いしているのではと疑ったが、車を貸した友人は気が気ではなかったこともあり他の誰でもない、はっきりと私だということを記憶しているようだ。そんな類の他愛もない昔話をしつつ、早くも来年の同級会の日程を決めてお開きとなった。桜の咲く頃、当時の校舎があった駒沢公園周辺でも散策し、S君を偲んで飲もうかという話。
今日の写真は、散歩途中のサザンカ?の花。昔生家の庭にあった記憶にある花とは若干違う気がするが。

2012/12/13
 
png画像 Googleナレッジグラフ(img742.png)
-741- Googleナレッジグラフ

No.737 と昨日、ちょっとだけ触れた Googleのナレッジグラフという機能が一昨日あたりから私の環境でも表示され始めた。
試しに「富士山」というワードを検索してみた。左の図のように、ページ右側に 標高や最後の噴火など富士山に関する幾つかのトピックが表示されるようだ。
今までこのスペースは広告スペースだったと思うが、その広告収入はどうなるんだろう?という疑問と、今後ここに表示される属性を知りたくて検索した人は、わざわざ関連サイトをクリックして表示させなくても済むから、便利といえば便利だが逆にわずかながら検索語のクリック数(ページビュー)は減ることになるのではということが気になった。Googleはその程度のクリック数の減少は気にしないという事なんだろうけど。
それと、こうした表示がされるということは Google内でこの属性情報を編集・登録している人がいることになる。Googleの検索数は膨大で、百科事典の閲覧数などは足元にも及ばないから影響は非常に大きい。その内にその情報の誤謬やら偏りが物議を醸す事になりそうだ。
・・・ということで、時期が時期だけに気になって「民主党」「自民党」などのワード検索をしてみた。結党の時期や党員数などだけならともかく、党の概要などは好意的か恣意的かによって来る選挙結果にも影響するのではないかという懸念から・・・やはりナレッジグラフは何も表示されない。Googleだって敢えて好んで虎の尾は踏まないだろう。

2012/12/11
 
jpg画像 訃報やらいろいろ(img741.jpg)
-740- 訃報やらいろいろ

今日は朝からいろいろあった。
まず、朝一番で携帯に学生時代の友人の訃報メールが届いた。10月にあった同級会に、いつもなら声をかける側の男が来ないので皆で「どうしたのか?」と訝っていたが、その時は既に久しい入院生活だったようだ。少なくとも学生時代は一番元気で若々しく、世話好きな男だっただけに、ビックリ。そんな年になりつつあるんだと自戒ひとしお。これからの余分に与えられた人生、感謝しつつ摂生しながらも楽しもう。
その後、PCの電源を入れてメールを見ると、ほとんど公開していないメールアドレスにどう見てもスパムと思われるメールが届いている。
曰く「We were attacked by four armed robbers on our way back to the hotel. we were robbed and completely embarrassed. All our cash,credit cards and cellphone were stolen. We've reported the incident to the embassy and the Police but to my dismay they seem not bothered...their response was just too casual.Our flight leaves in few hours but We've got to settle our bills before We're allowed to leave....Now am freaked out....Please I need you to loan some money,I promise to refund you as soon as I'm back home. All i need is $2,550 .. Please Let me know what you can do?」要は<フィリピンで武装強盗にあって身ぐるみ剥がれたので 20万円ほど貸して欲しい>というもの。差出人のメアドは昔の工業会の知人だが、よく見ると返信先メアドは全く異なっている。ヘッダーを見ると、どうやら USのyahooのサイトに、aolのサーバーを偽装してメールを送りつけているらしき痕跡。
間もなくして、工業会の事務局から無視するようにとの注意のメールが届いた。本人は慌ててメールを変えたらしいが、本人のメールアドレスだけでなく、よく使われているメールリストのほぼ全員に同じスパムが送られているようで、と言うことは単に本人のメアドだけでなく全員のメアドが盗まれたということ。しかし、それにしては本文中の差出人の名前が本人のものとは違う。当人のメアドは @の前が姓と名前の一部を組み合わせたものになっているが、その部分がそのまま差出人の名前として記載されている。多分日本語メールを盗み見たアメリカ人が、漢字は読まないでメアドから名前を生成してメールを送ったのではないかという推測をした。
その他にも、何日か前にも取り上げた Googleの「ナレッジグラフ」という機能が日本語でも提供され始めた様子。・・・・こちらは後日詳しく取り上げよう。そんなこんなで、ニュースの多い一日になった。
今日の写真は、出かけた相模原市内中央部の銀杏並木の紅葉風景。この辺りも今朝は今冬はじめて気温がマイナスになって初霜が下りたらしい。銀杏の葉はこの写真より実際はもっと黄色かった気がするが、ホワイトバランスの関係かかなり緑が残ったような色になってしまった。

2012/12/10
 
jpg画像 再び地震(img740.jpg)
-739- 再び地震

昨日夕刻、三陸沖で東北大震災の余震とされる M7.3の地震が起きて、この辺りも結構揺れた。
この地震と、東北大学地震研究所の開設 100周年を捉えて、日経BPが記事をアップしている(詳細は会員限定)。
No.716でも、専門家の学者が、3.11の前々日に起きた M7.3の地震翌日に大地震の可能性は低くなったとコメントしたその翌日にM9.0の巨大地震が起きて「予知なんて思い上がりだった」という反省をしたと書いたが(ソースは朝日新聞)、この日経の記事でも、東北大付属の地震・噴火予知研究観測センターの海野センター長も、同じ M7.3の地震に関連して 3.11大地震当日の直前にTV取材を受けて、「10年以内に70%の確率で発生する巨大地震が迫っている」とコメントしたというが、結果的にはコメントの数時間後に巨大地震が起きたわけで、地震予知における確率予想が如何に無意味・無力かを如実に示している。日経記事冒頭の「地震学の将来を探った」につられて読んだが、東北大地震研 100年の歴史で GPSや水深計などの測定装置を海底に設置してプレートの動きを測定しているからプレートが年間 10cmずつ移動しているのが分かって<地震がわかった>ような気がしていたが、結局は 3.11大地震で地殻が 50mもずれた部分があるなど事後になってのデータが集まっただけのようだ。
この記事を読んであらためて思った。私も開発をしている時には、設計不具合などに際して自分の頭の中でだけ推論を回して、真の原因を追求する前に原因予測をして品質保証部門などに説明して「だからそれほど発生確率は高くないから大丈夫」とつい口走ってしまうことがよくあった。しかし現実は開発者の頭の中より数段冷酷で、生半可な判断はすぐに裏切られた。
とかく専門家と呼ばれる人たちは、判断を求められると「分からない」とは言えず、希望的観測で語る傾向がある。もしその反対<悲観的観測>を述べたら、製品開発では発売時期が限りなく遅延し、地震予知では社会が混乱し 3回もそれが続けば<オオカミ少年>になってしまうだろう。だから確たる根拠もないまま、「近いうちに大地震が起きるかもしれない」等とは言えないという事情はあるものの、少なくとも<予知>に関しては、数時間後か10年後か、はたまた100年後かわからない以上、確率などでごまかさずに「(今のところは)何時起きるかは分からない」と正直に吐露するしか無いと思うのだが。
翌日起きてもそれは 10年以内だ、などという陳腐な理屈をこねくり回されないためにも、予知コメントの中で専門家から「10年後」「確率70%」などという数字が出たら、ぜひ取材記者にはその数字が導き出された計算の根拠を正してもらいたい。毎回確率数値なんてアテにならないことに勘付いていながらその情報を垂れ流しているとしたら、取材記者も同罪と言わざるをえない。
今日の写真は(と言いつつ、数日前の撮影だが)、この辺りでもいよいよ紅葉真っ盛りのモミジ。朝日が紅葉の葉を透かして綺麗だ。今朝は土曜日ということで散歩はサボったが、昨日あたりからの寒さで恐らくこのモミジも大方散ってしまったことだろう。

2012/12/08
 
jpg画像 Google が進歩?(img739.jpg)
-738- Google が進歩?

検索ワードを入力すると、場所や関連する属性が表示されるらしい。私もそうだが、多くの場合検索の目的はページ全体の閲覧ではなく、そのワードの一つの属性だけであることが多い。例えば会社名や建物名を検索する場合その地図が欲しかったり、製品名を検索する場合その仕様の値や値段と言った数値だけを知りたい場合も多い。だから、富士山と入力するとその頂上の高さを示すページより先に高さの値が直接表示されたりするらしい。
ある意味便利だが、ちょっとお節介になりすぎではないかという気もする。ちなみに今「富士山」と入れてみたがまだ Wikiがトップで、「3776m」という数値が直接表示されるようにはなっていなかった。
詳細はここ
そのせいか、今夜は Googleの表示が超遅い・・・・と思ったら、Googleだけじゃなく全てのページだ。どうやらPCのネットワークの調子かな?
今日の写真は、散歩道で見つけた花。桜が今頃咲いていたので「狂い咲き?」と思ったら、名札が下がっていて「十月桜」と言うらしい。今は 12月だけど。

2012/12/05
 
-737- 笹子トンネル事故= 今日は画像なし m(_ _)m =

昨日の事故の詳細が報じられつつある。
原因はまだ推測ながら、天井のコンクリート製板を吊りで支えているボルトあたりの劣化ではないかという。しかし専門家による構造説明を聞いて驚いた。コンクリートに直にボルトを固定しているらしい。
以下はいつも通り素人の岡目でのコメント。
コンクリートはよく知られているように単なる水でコネた場合はアルカリ性となって鉄の酸化は皮膜で阻止されるが、塩水が含まれていたり空気中の二酸化炭素が水に溶けることで鉄は酸化作用を起こす。詳細はここ
だから、もし地中に掘ったトンネルの周りから水が滲みだして、車の排気ガス中の二酸化炭素と反応したら寿命を 50年以上と見積もった鉄のボルトが錆びて抜け落ちても何の不思議もない。多分、山の中のトンネルだから水が染み出すことは想定済みで、しかも酸性の水ということだってありうるから(その場合コンクリートそのものの強度が失われる)、コンクリートの周りは防水性のコートがされているんだろうと思うけど、そうしたコート剤だってピンホールなどなく 100%防水できるとは思えない。だから、点検は絶対に必要だが、どうやら目視点検だけしか行われて来なかったようだし、それらの点検もよくあるように過去に事故がない場合、手抜きの可能性が高い。
その他、去年のような大地震があれば当然長大なコンクリートの境目は歪を生じて割れが生ずるだろうし、そうした割れ目は構造材の不連続部分であるボルト挿入部分に集中するはず。
そんな疑問が生まれると、1枚で 1.2tもあるコンクリートの板がそのボルトに吊り下がっていると分かった今、ますますその下を通ることが不安になってきた。

2012/12/03
 
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-736- 寒波襲来!

12月に入った途端、今日の夕方は気温が一段と下がった。車の外気温度計で 2℃。雨もあって体感的には 氷点下を思わせる寒さだった。このまま降り続けば夜半には雪になるかも・・・と思わせる寒さ!
そんな一日の初め、中央道の笹子トンネルで天井崩落のニュース。私もつい先日利用したが、我が家では娘が長野県に嫁いでいることもあり、何かと利用頻度の多い路線だけにびっくりした。慌てて娘に電話したが、「電源が切れている」というアナウンスでつながらない。まさかとは思ったが、白い車が火を吹いたという目撃談もあって、白いノートに乗っている娘への心配は膨らんだ。
午後になって、やっと電話がつながり、充電切れという原因を知らされてホッとしたが、不幸にも亡くなった人もいると言うし、今後あのトンネルを通るときには恐怖を覚えて早く出ようとスピードを上げそうな気がする。

2012/12/02
 
-735- 三度目?の PIC= 今日は画像なし m(_ _)m =

この下の方、No.725 に書いた 手作りミキサーを間欠駆動したくて、何度目かの 1Chipマイコン PICのプログラミングを久しぶりにいじっている。
使っているモーターが DCモーターなので、電圧を落としてもある程度は回転数が落ちるが、せいぜいが 2回転/秒(減速ギヤの出力)程度までしか落ちない。それ以上電圧を落とすと起動トルクが足りなくなって回転しなくなってしまう。仕方ないので、100mS毎に ON/OFFを繰り返すような制御をしようと思うと途端にパルス発生回路が必要になるが、PICの回路が組んであるので 老眼でのハンダ付けよりはプログラムして書き込んだほうが簡単。しかし PICの開発ツールを使ったのは最後が 2年くらい前で、古いPCだった。開発ツールが 新しい x64 O/S対応しているかという疑問と、インストールなど面倒だとも思ったが PICは今後も何度となく 使いたくなるだろうということで Win7 x64機に PICの開発ツールである MP Lab をインストール。難なくインストールが完了して、かなり曖昧な記憶をたどりつつ、5年ほど前に作った プログラムを改造して間欠駆動ができるようになった。(と言っても、100mS毎にポートの ON/OFFを繰り返す単純な 100行程度のプログラムなんだが)
私が人生最初にアセンブラを学んだのは Intelが 8080を出した頃、確かまだ 1970年代。40年も前のことだが、20代で覚えたお陰で今でも基本的なことは忘れないが、しかし PICは 当時のCPUとはレジスタやアドレッシングなどのアーキテクチャがかなり異なっていたり 命令のワード長が限られた特殊な命令体型であることもあり、もう少し頻繁に触るようにしないと、具体的な制御命令はMove命令すら忘れてしまっているので思い出すのに時間がかかって効率が悪い。
などと言っているうちに、もう明日は 師走。早いものだ。

2012/11/30
 
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-734- 寒くなった!

昨夜あたりから一段と寒さが増してきたようだ。
今朝は雨模様の中、腰痛もかなり改善したので散歩を再開。しかし寒かった。いつもの長袖 Tシャツとウインドブレーカーの間に薄いセーターを着込んで散歩に出たが、やっと身体が温まったのは約 3Kmの散歩の最後のほう。しかし手は温まらずに冷たいまま。風がないのが助かった。
日中も、部屋の中で 2時間ほどパソコンに向かっていたが手も身体も冷えきってしまった。折角治りかかった腰が悪化してはと、慌ててコタツに潜り込んだ。
しかし、夕方 ジョギングも再開して思ったのは、「心頭滅却すれば・・・」の教えの通り、寒さというのは意識によってかなり変わりそうだということ。その直前に買い物に出た時より薄着になって外に出たが、「これからジョギング」という覚悟があるせいか、走る前でもあまり寒さは感じない。明日は<心頭滅却して>パソコンに向かってみようか?・・・無理だな。
今日の写真は、先週の散歩途中の道端の花壇のツワブキ。花の少ないこの時期、ひときわ綺麗な黄色の花が目を引く。携帯カメラで撮影したので、朝日の当たっている部分は飛んでしまった。携帯カメラの限界か?

2012/11/26
 
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-733- 掃除機修理

腰痛にめげてばかりもいられない。と言うのも主人と一緒で?家電品も老齢化でパーツが壊れる。
4年ほど前に買った掃除機は吸い込み能力と値段重視で、吸込みノズルなどの作りがヤワ。吸い込みノズルの伸縮パイプの回転ドメを締めすぎたら、プラスチック部品が割れて締められなくなった。
しかし、恐らく部品購入したら 3個で本体が新しく買えるくらいすると思う。買い換えたらまだ十分使える本体がゴミになる。何となく自分に重ねてしまいそれは出来ない。ここは御老体同士相哀れんで、労りながら・・・メンテしながら使うことに。まずは当初ガムテープでグルグル巻にして凌いできたが、1ヶ月ほどするとそのガムテープも伸びて空回りするようになった。恐らく単に接着剤で接着しても元の強度以上にはならないと思われる。思案の末に外側に細いステンレス線を3重ほど巻いて締め、その上からエポキシ接着剤をタップリ塗布して固定してみた。しかし接着剤は30分硬化タイプなので、すぐ垂れてくる。仕方ないので塗布して暫くの間ゆっくり、しかしひたすらグルグル回して一方向に垂れないように保持。
接着剤の説明書通り 30分ほどしたら、手にはまだ若干くっつくものの垂れてくることもなくなり、そのまま 1日放置。苦労の甲斐があって何とか固まった。心配したプラスチック材料の接着性も問題無さそう。樽のタガのようにスレンレス線で外側から締めているので恐らく強度は新品の何倍かあるはず。これで 1年持てば御の字。2年持てば多分今度は別の箇所が壊れると思う。再び修理可能な部分が壊れてくれればいいが。

2012/11/25
 
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-732- 年中行事?の腰痛

今朝起きて 30分くらい、腰がいつもの感じでピキピキッとした。
そこはぐっとこらえて、大事には至らなかったがその後も姿勢によってはズキーンとくる。どうやら、一昨日までの久しぶりの長時間運転の姿勢や寝具の具合が良くなかったんだろうと思ったが、よく考えるとどうもプラス前夜の寝相に最大の要因がありそう。
重いものを持ったり、無理な姿勢をして腰痛が発症したとき以外は、いつも朝方起きて 30分しないくらいで発症する。考えてみれば、朝特段なにもしないで腰痛が発症した最初は15年くらい前。出張先のホテルで柔らかなベットに寝た時。朝食の椅子に座っている最中に、ピキピキッと来て動けなくなった。去年も、今回も痛みが来たのはほぼ同じ。特に物を持ったわけでも姿勢がそれほどキツかったわけでもない。唯一、普段との違いといえば、寝ている時にかなり長時間左向きに寝ていたという記憶がある。私は普段、上向き以外では右を下にして寝ることが多いが、時々起きた時に気づくと左を下にして寝ていることもある。問題ない時は多分時間が短かい時で、その姿勢で長時間熟睡した時は、腰椎がズレてるのかも知れない。或いは同じ左向きでも、うつ伏せに近い姿勢で腰に負担になっているのかもしれない。
前回腰痛になったのは、去年の 8月だったので、どうやら 1回/年の年中行事のようになってしまった。ありがたくない年中行事だが。これからは左向きに寝ていたことに気づいたら、起きた時に若干の体操をしてみよう。
今日の写真は、長野のもう一枚。綺麗な空と紅葉のコントラスト。

2012/11/24
 
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-731- 長野行

昨日に続いて、長野の秋景色。
時間潰しに寄った 寒天会社の美術館の庭から見た、南アルプス風景。紅葉の向こうに見える白い嶺は仙丈や甲斐駒だろうか? 手前に、山りんごを配して。(姫リンゴと言うんだろうか?)

2012/11/22
 
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-730- 紅葉・温泉行脚

お誘いがあり月曜日から旧友と温泉・蕎麦食い行脚のために、長野県へ。
この写真は、往く途中の境川PAで休憩時に撮影したものだが、途中八ヶ岳の辺りは既に紅葉のピークを若干過ぎていたが、高速の両側はすさましい程の紅葉色だった。
高遠で美味しい蕎麦を食べ、紅葉を眺めながらゆっくり温泉に浸かり、夜は美味しい肴で酒を飲んで懐かしく楽しい会話。久しぶりの日本酒でもあり、飲み過ぎて寝過ごしホテルの温泉は朝風呂を逃してしまった。
帰りは、3人家族では食べきれないほどの車のトランクいっぱいの美味しい自家製野菜を頂いて「収穫の秋!」

2012/11/21
 
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-729- 一気の紅葉

昨夜からの雨が冷たかったせいだろうか。今朝は目の前の小学校の校庭のイチョウや桜の木の葉が一気に色づいたような気がする。雪の便りもどんどん南下しているし、この辺りも間もなく霜が降りたり、雪がちらついたりするかもしれないと思わせる一日。晴れていれば例年通り、伊勢原の大山に紅葉見物にでも行こうと話していたが雨で残念ながらお流れに。夜になって雨は上がったが、明日の朝西の大山など丹沢山系の頂上が白くなってはいないだろうか? (写真は翌日晴れてから撮影・・・丹沢山系は白くはなかった)

2012/11/17
 
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-728- MP3Gain

何回か前にも このe日記に書いたように、Webから落とした古いブルースやジャズ、イージークラッシックなどの曲をその日の気分で 携帯音楽プレーヤーで寝るときに流して、枕もとのスピーカーで聞きながら寝ている。「聞きながら」というのは正確ではないかもしれないが、結構寝つきが良くて殆どの場合 2曲目あたりから覚えていないことが多い。
しかし、オリジナルのレコードは古いアナログレコードで音量が一定していないのと、アップした人(デジタイズした人)の操作によって曲の音量がかなり異なっているので、目が覚めているときは「あれ、ファイルが終わったかな?」と思っても、実際は音量が小さいだけだったり、ウトウトしているのに突然音量が上がって目が覚めてしまうこともある。時々はプレーヤーのファイル名を見て、「明日、この曲の再生レベルを変更しよう」と思って寝るんだが、当然翌朝になれば忘れていて、再び何日か後に同じことを思う。
MP-3などのデジタル音声ファイルの場合、再生音量を変更するのはファイルそのものを変更することになるが、音質を変えないで音量だけ変更することが可能で、すでにそうしたツールを使って何曲かは変更してあったが、数十曲以上になってきて面倒になった。
今日は若干余裕があったので、フォルダごと一定音量に均すツールがあるのでは・・・と思って探したら、そのものズバリがあった。
MP3Gain というフリーウェア。左の図のようにフォルダの追加で目的のフォルダ内全部のファイルの音量を一定に変更してくれる。フォルダを追加して曲ファイルが表示された状態で<トラック分析>ボタンを押すとそれぞれの曲の平均「音量」と音量調整値が「トラックゲイン」欄に表示される。「クリッピング」という項目が赤文字で「Yes」になっているのは大音量の部分がクリップされて(ツブれて)歪んだりノイズが出たりする可能性があるということで、殆どの場合自動でその分ゲインが下げられている。「クリップ(トラック)」というのは「目標標準音量」にすることでクリッピングが生ずる可能性があるということで、気になるなら目標標準音量を下げれば消える。ここで「標準」とは何か?と言う疑問が生ずる。どうもこのアプリの場合、独自のアルゴリズムで音声波形を分析して聞いたときに同じ音量と感じるような調整をするようだ。何曲か試しに聴いてみたが、単にピーク値を揃えるだけではないようだ。たぶん曲途中で音量が変わりやすかったり、ソロパートとオーケストラパートの混在するようなクラッシック曲では曲の雰囲気が変わってしまう可能性がある。やはり「自動」の限界はあるだろう。<トラックゲイン>ボタンを押すとそれぞれの曲の「音量」は目標標準音量値に近い値に、トラックゲインは0になって、その再生音量のデータがファイルに上書きされる。残念なのは、一律<標準>音量にするか否かするしかなく、分析後 1曲だけ別の値に修正することは出来ない。もしある曲だけ別の値にしたいなら、対象のファイルを一旦このリストから<削除>ボタンで削除して残りの曲を一旦補正しておいて、補正後<全てを削除>ボタンでリストをクリアーしてから改めて<ファイルの追加>ボタンを押してそのファイルだけを表示した状態で「目標標準音量」を変えるしかなさそう。まぁ曲ごとに別の音量調整値を書き込むなら、別のツールを使った方が順当だと思うが。(アルバムモードだと元々の音量差が維持されたまま全体の標準音量が変わるので、1枚のCD・レコードから同じ条件で取り込んだ場合はそれでもいいが、Webからかき集めた曲では使えない)
しかし、途中 思わぬトラブルが。インストールを終わったところでインストールが失敗した可能性がある、という警告が出て再インストールか無視かの選択画面が出た。無視を押して動作を確認したところ問題なさそうなのでデスクトップにショートカットを作った。次に一旦 MP3Gainを終了して再起動したら、起動しない。一瞬ウインドウが表示されるがそのまま消えてしまう。あれっ、やっぱりインストール失敗だったかな?と思って、アンインスト>再インストをしてもう一度同じ経過で再びショートカットをクリックしても状況は同じ。??? しばし悩んで、よくインストールフォルダを見ると「mp3gain.exe」と 「MP3GainGUI.exe」という実行ファイルがある。ショートカットを作ったのは前者だったが、どうもこちらはコマンドライン用(CUI版)だったようだ。後者のショートカットなら問題なく起動する。もう一度見ると、ファイルアイコンが前者はCUI版らしいものになっている。私のハヤトチリも甚だしい。
結局 5フォルダ、合計 150曲ほどのファイルを実作業 10分ほどで変更できた。今夜からは、より気持ちよく寝られるだろうか?

2012/11/16
 
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-727- モノ作り:その3

昨日の日記で開発・設計とミステリーの楽しみ方を無理やり関連付けたが、TVのドラマを見ていると、実際の犯罪捜査もやはり観察力と想像力は欠かせないのかな?などと思ってしまう。
現場の些細な痕跡や、容疑者のふとした一言に気づくかどうかが決め手のような。「相棒」の水谷演じる警部補(役名は忘れた)が、ほんの些細な疑問から見事に事件を解決に導くドラマはその代表だろうか。
製品開発などの試作過程で起きる不具合解析については大体以下のような順序立てになる。まずは観察力で不具合現象から要因に結びつくヒントを探す、気づいた現象が多ければ多いほど要因は絞り込める。更に、可能性のある要因のどれが真の要因かを確かめるために確認実験の方法などを考える。もしこの要因ならこういう条件を与えればこうなるはず、ならなければ、次の要因についても同じような推論を繰り返す。この確認実験の時はアイデア勝負になる。どんな実験をすれば真の要因だけを突き詰められるか。時には一旦棄却した要因を再度俎上にあげて別の角度から確認し直す。行きつ戻りつしながら・・・・というような。
ドラマの刑事も、まずは現場の観察で気になるモノを探し、そこからいろいろな想像を働かせ、想定した幾つかのケース毎に別の場所の証拠や関係者以外の供述を得て真犯人に結びつく糸をたどる。現実にはドラマほどカッコよく事件解決をすることなんてありえないと分かっているが、開発でも個人による得手不得手の違いは甚だしい。確実に真の要因を探り出して対策する人もいれば、いつも間違った対応しかできない人もいる。周りから見れば、解析不可能とも思える不具合対策が見事出来る人もいるんだから、刑事でも神業のような事件解決をしてもおかしくはないと思ってしまう。
しかし、現実のニュースで伝わってくるものは、そうした順当な解決をしたものより、逆のケースのほうが多い。こちらは「ニュースバリュー」というフィルターを介してしまうからなんだろうけど、冤罪などのニュースを聞く度に、ああもう少し観察眼や解析力に優れた捜査官がいれば防げたかもしれない、などと思ってしまう。少なくとも冤罪や重大未解決事件の捜査に、目の前の事象をもう少し疑問符で見ることが出来る捜査関係者がいたら、展開が違った事件は多いはずだ。そして過去の八王子の銃撃事件など、捜査の意図しないところから真犯人が見つかった場合に、警察として当時は何故その真犯人に辿りつけなかったのかの見直しも必要になると思うのだが。少なくとも民間の会社では、重大事故が起きる度にそうした見直しのサイクルが回り、不適格な担当者や管理者は交代し、再発防止策はマニュアル化されることで、技術が高速の進歩を遂げても組織としての成長が追いついていっていると思うんだが。警察・検察という組織は、証拠捏造のようなごく限られた場合だけ、外部に対する申し訳のためだけにしかそうしたサイクルを回さないから、いつも黒星が目立ってしまうのではないか・・・・と岡目八目的考察。
今日の写真は何日か前にアップした桜並木の桜の大木がやはり杞憂した通り撤去されてしまった景色。

2012/11/15
 
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-726- モノ作り:その2

昨日の続きで。
アマチュアが比較的簡単な方法で樹脂成形を出来るようになったことは、Webで調べるまで知らなかった。シリコンなどの樹脂が入手可能なことは分かっていたが、エポキシやウレタンなどの樹脂まで成型(注型)用として少量販売されているのは知らなかった。たまたま樹脂の特性を Webで調べていたら、自分で成型しているページに記述があり知った。
そうしたページや販売サイトの説明書などで大体は分かるんだが、やはり細部は自分でやらないとわからないことも多い。
今回悩んでいるのは、成型表面のベタつき。樹脂が完全に硬化しないことがある。混合が不完全なのかと思ったが、どうもそうではない。空気と触れる面は完全に硬化しているが、シリコン型と接している面だけがベトつく。離型材との相性が良くないのかと思ってアクリルの平らな面に離型剤を塗って樹脂を垂らしてみたが、表面と離型剤の面両方共ベタつきは無い。最終的には、どうも注型用の型に使っているシリコン樹脂からシリコンオイルか何かが滲みだしてくるのでは無いかという推論に至った。どうも 2回目、3回目の成型時のほうがベタつきは少なくなるようだ。使用するシリコン樹脂も2種類使ってみたがベタつき方が違う。
しかし、私にはこうした要因検討が結構楽しい。ある種ミステリー小説の謎解きと同じようなもので、ああだろうか?こうだろうか?と頭を悩ます。しかしあちらは著者がほとんど予測不能な答えを予め準備してくれてあるが、技術問題の要因検討・対策案立案は例え要因はあっても現実的な、或いは経済的に可能な対策案がないこともあり得る。その分、スリリングとも言える。
考えてみれば、頭の使い方は私が何十年とやってきた仕事の開発・設計で試作の不具合解析・対策も同じ。イヤ製品開発や商品企画だって同じだ。そう思うと仕事と言いつつ、結局は好きな事をやってきただけということになる。
話を元に戻して、樹脂を成型するには2液性の樹脂材料を使うが、主剤と硬化剤をよく混合しないといけない。手で引っ掻き回すとどうしても樹脂の中に空気が混ざる。結構粘度が高い樹脂もあるので、その空気は気泡となって注型品の外観・強度等に問題を起こす。樹脂内部でだけかき回すのがいいが、それにはミキサーが必要。とりあえず、昔実験で使った模型自動車用ギヤボックスがあったので、これを流用して長い軸の先にアルミの羽や本体にスイッチをつけて、それらしいミキサーを自作してみた。これは結構使える。

2012/11/14
 
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-725- モノ作り

世間で言うところの「ヒマ」な生活になって、つくづく思うことがある。
朝 会社に行くわけでもないが、娘が会社に行くこともあって、ほぼ決まった時間に朝の散歩した後、ある程度自由な時間に朝食を摂るところから 1日のスタートが切られる。そうした生活故 時間に追われるということがなくなったが、しかしだからと言って時間をもてあますということもない。
近所にそれほど親しい友人がいるわけでもなし、男の場合どうしても誰かと話をしたいという欲求があるわけでもなし、ほぼ一日家にいることが多いが退屈はしない。というよりも出かけることで時間が取られることの方が気になる。パソコンに地デジボードを追加したので、TV番組も既に 100時間以上は録画してあるが、専ら録るだけで一向に見ない。1時間じっと番組を見ている時間が惜しい。
他人から見れば「何をやっているのか?」 と思われるだろうけど(実際にそう聞く人が多い)、行動形態としてはパソコンの前に座っていることと、そのパソコンから情報を引き出して「モノ作り」に勤しんでいる。もちろん若干の仕事らしいことを終えた後に。あるいは、この下の日記のように Webをいじったり、パソコン自体をかまったりする合間に。
何を作っているのか? という質問の答は、Webプログラムから 電子回路、家具、雑貨 などなど思いつくままで取留めもない。だから答えてもあまり納得はしてもらえない。突っ込んで「例えば?」と聞かれると、直近で作っているものを説明するが、相手は益々訳が分からなくなるようだ。相手にすれば、物を見ないではどんなものか想像がつかないのと、それがなぜ面白いのか理解不能だから。(それと多分、私の説明が稚拙なことも否定はしない)
例えば、今時点で嵌り込んでいるモノについては「企業秘密」という程ではないものの現時点では答えられないが、写真のようなモノが中間制作物、あるいは部分試作になる。最終の形は全く異なるのでこの写真からは想像は付かないと思うが、これはシリコン樹脂の「型」である。この型に別の樹脂を流し込んで樹脂成形=プラスチックの部品を作る。
この樹脂材料は東急ハンズなどで購入可能だが、ほとんどの用途はアニメオタクなどがフィギュアの制作に使うらしい。外見上はいい年をこいたジイさんが アニメオタクに混じって樹脂材料の棚を目を皿にして物色している図は<精神衛生上良くない>と思うので想像しないでいただきたいが、恐らくこうしたことで「ワクワク」出来るということは、どう言い訳しようと精神年齢的には彼らとドッコイドッコイだろう。・・・・というような説明で分かるわけがない。
しかしつくづく、小学生の頃に模型作りに熱中していた頃から変わっていないなぁ・・・と自戒半分、安堵半分。あの頃は、模型といってもプラモデルなんて田舎ではまだ知らなかったし、材料といえば木切れや竹と輪ゴム、錆びた釘、道具といえば親父の大工道具しか無かった。そう言えば親父が大切にしていたカンナの歯を釘の潜んだ古材で欠いたときは大雷を覚悟したが、何故か記憶に残るようなお咎めはなかった。
話を現在に戻して、それにしてもこの世にパソコンなかりせば、どれ程私の余生は退屈で味気ないものだったろうか?・・・・イヤ、無ければ無かったで結局何かを見つけて嵌り込んでいたことは疑う余地がない。

2012/11/13
 
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-724- e日記 デザイン変更

この e日記のデザインを若干ながら変更した。
私のページは、若干こだわりがあって 大方のページとは違い、ページトップのタイトル部分がスクロールしないで「暖簾」のように常に最上部に固定され、記事はその下に<潜り込む>ように表示される。このデザインは 約 2年前にフレームというそれまでの構成を変えた時から使い続けていたが、さすがに最近は若干デザインが古いかなという気がしていた。
そこで、今年初め頃だったか 新しくアップするページは構造はそのままながら若干化粧直しをした。しかしこの e日記のページのデザインを変更するのは、CGIプログラムのテンプレートを変更しないといけないので、つい億劫で後回しにしてきた。
しかし、いつかは・・・いつかは・・・・と先延ばし状態はきりがないので、思い切って手を付けてみた。テンプレートの変更と若干の スタイルシートの変更で済んだため案外あっさりと変更できた。
例えばコチラのページなどで変更前のデザインが見れるので、暇な方は見比べてください。・・・・ほとんど変化なし、というコメントならいいけど、却って悪くなったというコメントが怖い。
今日の写真は、工事が始まった桜並木。来年の 3月くらいまで通行止めになるようだ。写真の桜の大木も生のまま切り倒され、多分年内には根こそぎ除去されてしまうのだろう。今まで花や木陰で散々楽しませてもらったのに、人間とは何と身勝手で残酷な生き物だ!

2012/11/12
 
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-723- BBSスパム対策:その2

昨日の続き: 丸一日経過して、ログを見たら スパム 220件強のアクセスがあり、該当のドメインからのアクセスは 18件だった。残りの殆どは 2バイトコード不使用でフィルターされ、ごく一部が未記入項目で拒否されているようだ。
しかし、ロボットで巡回して見つけた掲示板に手当たり次第に「何か」を書き込むにしても、明らかにアジア言語のページに ASCII以外の北欧言語で書き込んでも文字化けすることはわかりきっている。もう少し知恵を働かせたロボットプログラムが出来ないものだろうか。それとも何か秘密のやり取りを人の掲示板を通じてやり取りしようとしているんだろうか?それだったら元々暗号化が前提だから言語の違いは無視できるが、そんな手間がかかって確率の低い通信方法では結局何も伝えられないと思われるし・・・・謎だ?
今日の写真は 説明不要な「柿の実」 藤野の家の柿は今年は不作だったとか。

2012/11/11
 
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-722- BBSスパム対策

ほとんど書き込まれない私の掲示板だが、最近 かなりの頻度でスパムの書き込みがある。ちょっと見ないでいると 1ページ分くらい書き込まれてしまっている。有効な書き込みが殆ど無いからと言って、枯れ木も・・・などと悠長なことは言っていられない。過去にも、たまに書き込みがあって、気づく度に削除していたけれど、さすがに 一遍に 1ページ分 10数件も書き込まれるとそのたび削除するのも面倒になってくる。
このページのCGIは元々、スパム対策として アクセス元のIP制限や日本語前提のページなので 2バイトコードのチェックや、平仮名、片仮名のチェックを入れていたが、リジェクトリストに該当の IP(ドメイン名)を追加したのに、何故かリジェクトできていないことに気づいた。毎回同じドメインからの書き込みだ。ドメイン名からするとウクライナらしいが 彼の国は ロシア語系だろうけど 2バイトコード使用なんだろうか? 内容は意味不明な例えば<ミ・ミウミーミキミセミイム巾ケ ミコミセミスム・サミクミコム・>のような片仮名+たまに漢字の文字列が書き込まれている。イヤに「ミ」という文字が多いがこれは単にS-JIS漢字コードに直した時にその文字コードに該当する文字が使われることの多い言語なんだろう。
それはともかく、最近 PERL言語とはとんと疎遠になっており、CGIプログラムをもう一度見直すのは気が進まなかったけれど、仕方ないので重い腰を上げてアクセス元のIPをリジェクトリストと照合する辺りを見たら、何のことはない完全一致(=)しかリジェクトしていなかった。早速ここを部分一致(=~)に修正して様子を見た。3時間ほど見たら、もう3件の書き込みの痕跡があり、どうやら狙い通り問題のIPからは書き込み拒否できている模様。
まぁ、敵が本気ならその内にプロキシで回避したりドメイン名を偽ったりして、再び書き込まれてイタチごっこになるんだろうけど、暫くはこれで平穏な日々になりそう。
今日の写真は、並木道が工事で通行止めになってしまい、迂回した道で民家の垣根に咲いていた花。花の形からするとどう見ても「トケイソウ」だと思うけど、夏じゃなくて今頃咲くんだっけ?

2012/11/10
 
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-721- Illustrator メモ

いつも操作方法を忘れて、1~2時間あれこれ悩むので、メモ。
Illustrator で背景を透明にした画像を貼りこみたいという場合の操作方法。
PhotoShopなどでパスを保存する方法は Webにもいくつも紹介されているが、それ以外の画像アプリを使った方法が見つからない。
いろいろ試行錯誤の結果、この方法なら PaintShopProなどのアプリからでも背景透明化した張り込みができる。
まず、画像アプリで貼りこみたい部分だけを選択してからコピーして、Illustratorに貼りつける。その状態では、選択部分は貼り込まれるが、選択部以外の周りは白で透明にはならない。そこで、その画像を選択した状態で、図のように「透明」ボタンをクリックして、演算種類の中から「乗算」を選択すると、周りの背景部分は透明になって、背面の文字や模様が透けるようになる。 CS3で確認。

2012/11/07
 
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-720- 活断層

地震予知の話の続きで・・・・大飯原発の下の断層は活断層か否かで結論が出ないという。
そりゃそうだ、と素人目には当たり前に思えるんだが、どうも当事者は真面目に結論を出したがっている様子で、岡目八目的には滑稽にさえ見える。
活断層なら、唯一稼働中の原発を停止しないといけないというが、あれだけ付近に断層が露出している地盤で、どれが活断層でどこが安全かなんて無意味な議論のような気がする。
活断層とは数十万年以降にずれたことが確認された断層で、再びずれる可能性がある断層らしいが、大陸のような完全な硬い岩盤ならその可能性が高いのかもしれないが、日本列島のように柔らかな花崗岩が多く、それも地表はほとんど土に覆われてしまっており、無数の断層が入り乱れている・・・・したがって力の加わる方向は震源の場所によって千変万化するようなところでは、活断層でなくともいつ新しい断層が生じても不思議ではないと思うんだが。あるいは、活断層しかずれないとしても、活断層の延長線上が新たにずれる可能性だってあるだろうに。
東日本大地震の生々しい記憶のあるうちに、そうした不安を抱えたまま、「大丈夫」などという判断を自信を持って下せる「学者」がいるわけがなく、行きがかり上、東電あるいは政府の御用学者が何とか「ほとんど可能性がないから大丈夫<だろう>」という結論を出したがっても、無理だというのは火を見るよりも明らか。
今日の写真は、多くの断層が生まれる前の古代からこのままの姿で繰り返し花を咲かせてきたかのような感じの植物。ちょうどこれから花を咲かせるようだが、バックに恐竜がいても不思議ではない姿形。ヤツデだと思うが。

2012/11/05
 
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-719- 並木の工事:その2

今日の写真は、昨日に続いて並木道の新しい景色(手前)と、その向こうに見える一部残された桜の木。この辺りが並木道のほぼ南端で、去年同じ工事がされたところ。
残された桜の木は、少し若い木だからなのか、周りに人家がないので万が一台風などで倒木してもそれほど危険がないと判断されたのかは不明。
手前側が何とも味気ない風景になってしまっているのが分かるだろうか? 真夏の太陽に木陰を作ることすら出来ない。おそらくこの辺りは桜の木のあった頃と比べれば、夏の平均気温が 0.0何度というレベルでは違ってくるのではないだろうか?

2012/11/03
 
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-718- 並木の工事

1週間ほど前から、朝の散歩の並木道の第2期の工事が開始された。
今までは、写真のように桜の老木が、枝を大胆に切られつつもデーンと遊歩道の真中に生えていた。しかし、多くの桜の木は老木化して風が吹いたりすると枝を落とし危険だということで、根こそぎ撤去されてしまい、今風の整備された遊歩道に変わるらしい。もう二度と見られなくなる景色を残しておこうと撮った一枚。
時代の流れなんだろうけれど、御用済み同然の我が身とも重なり、理不尽さ、無常を感じつつ散歩の日が続く。

2012/11/02
 
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-717- 王様は裸だ!

つい最近、イタリアで地震予知委員会のメンバーが、余震が続く中大地震が起きる確率は低いと発表した直後に大地震が起きて、結果的に避難を中止した人たち 300人以上が死亡した責任を問われて、禁固7年の実刑判決を受けたというニュースがあった。
そして日本ではちょうど朝日新聞夕刊で「大地に聞く」という連載が始まり、昨日、今日と地震学者の「反省の弁」が載っている。
イタリアの件で大方の意見は、予知の外れで法的な責任を問われるなら今後予知なんてできない、というものらしい。・・・しかし、である。そう言い逃れする「専門家」は本当に現在の状況で政府や国民が望んでいるレベルで「予知」が出来ると考えているのだろうか。とてもそうとは思えない。例え明日であろうと1年後であろうと、この辺りで地震が起きる/起きない、という判断がつかないのに、確率などというまやかしでさもそれらしい情報を出すとしたら、それ自体が問題だ。だから、彼らに出来ることはだた一つ、「(皆さんの期待するような)予知なんて出来ません。今までそれらしいことを言ってきたのは間違いでした。」と謝ることしか無い。
事実、上記朝日の記事の中では、東北大の松澤教授も 3.11の2日前に起きた三陸沖の M7.3の地震に際して「予測した領域で一定規模の地震が起きたので、宮城県沖の大地震は可能性が低くなった」とコメントしたというが、皮肉なことにその翌日に例の M9.0の巨大地震が起きてしまい、学者の思い上がりを戒めている。同教授は間違いを認めて「潔い」とも評価できるが、世間的に見てこれだけの間違いをしておいて、まだその職に留まれるというのは、やはり学者村は生温くいいところだなぁと思ってしまう。
私は地震学者でもなんでもないので自由なことが言えるが、かねてから今のような方法とレベルでは地震予知なんて出来るわけないのに、と思っていた。理由は単純明快で、地下何十Kmという深部の岩盤という構造物に力が加わった時、その岩盤が力に耐え切れず崩壊を始めるという臨界点が地震になるが、地形の変化などをcm単位で正確に測定できる陸地でさえ、深部の岩盤の構成、それぞれの岩盤に加わっている力、その方向と言った計算に必要なデータはほとんど無いに等しい。ましてや日本海溝などの 水深数Kmの更にその下、数十Kmの岩盤の構造や、今現在受けている力のデータなんて全く無いに等しい。何点かでボーリングしたりして調査はしているんだろうけど、そんなのは例えれば巨大な艦船全体に複雑に加わる波の力による影響を、ごく表面に近い部分的な構造図と数カ所の点の変位データだけ測定して風速何mの嵐で船全体が折損するかしないかと判断しようとしているようなもの。しかも最大のハンディは理論が出来たとしてそれを実証確認する実験が出来ないということ。造船の構造解析の専門家なら、そんな少ないデータでオマケに実験もしないで結果を予測するなんて到底無理だ、とすぐに白旗を上げるだろう。
現代の科学技術の進歩のかなりの部分は、コンピュータの計算能力の進歩によるシミュレーションの力によるところが大きい。しかし、コンピュータの計算はあくまで計算であって、それを実際の現象との間で整合しフィードバックするための実験が行われ、実験結果と計算結果を整合するための測定システムが確立していないとどうしようもない。地震予知の領域でこの実験と測定は不可能または皆無に等しい。したがって技術の進歩は遅々としている。岡目的にはどう見ても白旗を上げるべき状況だが、多分白旗を上げた途端学会村からは村八分にされて、その反対に自分でも分かりもしないことを堂々としかつめらしく分析してみせる厚顔の輩だけが生き残るのが地震予知村らしい。
話を地震に戻して、岩盤全体で耐えてきた歪によってその一部がまず崩壊をはじめる臨界点に達して崩壊し始め、それが連鎖的に周りの岩盤の崩壊を引き起こすという雪崩降伏的な現象を、そんな現状では例え数十年の精度にしろ予知できるとはとても信じられない。プレート境界では何百Kmにもわたって大きな力を受けているというから、そのどこが最初に耐え切れなくなるのか、そしてそれが何時で崩壊の範囲はどれくらいなのかなんて分かるわけがないと思うのだが。
現在の科学技術力では、前述のシミュレーションのお陰で鉄やコンクリートなど組成や素材特性がはっきりしている構造物で、外部から加わる力が正確に測定できる場合なら、毎分 何Kgずつ重りを増やしていったら何分後に破断する/折損するというような計算はかなり正確に出来る。しかし、地球のプレートのように、ずれていることはわかるが、部分部分の正確な力の分布のデータがない状態で、しかも岩盤という均一質ではない複雑な構成の構造物の場合、例え 100年単位でも「予知」なんて夢のまた夢だろうと思っている。
それを、「地球物理学」などともっともらしく体系化してしまった。「プレートテクトニクス」という概念が生まれてマクロ的にはそれで説明できるとは言え、地震はそのうちの一つの現象にすぎず極めてミクロ的な問題であって、過去の現象の説明には使えてもこれからどこで何時起きるのかという予知に使うにはまだまだ不十分だ。なのに学会や大学の講座を作ってそれらしくブチ上げて、そしてその専門家と自他共に認めてしまった。地震国日本においては雷よりも怖い地震がいつ起きるのか知りたいという皆の願いで、国の地震予知や防災などの組織が出来て税金も使ってしまったものだから、今更「分かりません」とは言えなくなってしまった。なにより「学会」だからボスの言ってしまったことはひっくり返せない。本当は「起きることは確実だが、今すぐか 何百年後かは分かりません。規模は地質学的に起きたとされる最大規模までの地震が起きる可能性があります。」と分かっているのに、そんな言い方したら「税金返せ、それじゃ普通の人と同じじゃないか」なんて言われてしまう。その前にボスから村八分にされる。仕方ないので「10年以内に起きる確率は 30%」なんてもっともらしく数値で言っているけど、実は確率なんて、何回も繰り返される時に初めて意味を持つもので、人の一生の中で一度起きるかどうか分からない(=100% or 0%)ことに使ったところで何の価値もない、ということを言いたくない人たちなんだろう。
これって、王様が裸という事を皆が知りながら(実は王様自身も自分の目では裸ということが見えていながら)、誰も「王様は裸だ」と言えなくなった童話と同じじゃないか?
写真は、全く関係ないが 並木を歩いている時にちょっと気になる実があった。花の色といい、実の形といい「ボケ」に似ているけど今頃花が咲くんだろうか。携帯カメラで撮っているので、実の方は朝の陽の光で飛んでしまって色がわからないが若干黄色味がかった薄緑色だった。

2012/11/01
 
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