NoteBook PCのプロテクタ製作記


私の使っている Note PCは東芝製 Dynabookです。SSシリーズは 2台目ですが、薄くて軽くてスペック上は言うことありませんが、実用上はちょっと問題があります。私のようにナンジャカンジャカバンに詰め込んで5−6Kgもあるカバンに更に Note PCを突っ込むと、Note PCが圧縮されて キーボードのキートップと液晶画面がこすれてしまいます。その結果、液晶画面に黒ずんだアザのような模様ができてしまいます。下の写真のように写真でも確認できるくらいですから、見た目には汚れがついたように見えます。

LCD Display

 付属の傷防止の布があるのですが、私のカバンの圧力はそれすらも効き目がありません。東芝の知り合いに何とかならないか相談しましたが、どうも妙案はありそうにありません。先代のときはそれほどでもなかったんですが、今回の SS9タイプ(私のは法人向けモデル)はちょっとひどい傷です。色々考えましたが、結局カバンの圧力を軽減するしかなさそうです。そこで、カバンの真中あたりが膨らんでいるのを抑えるような、プロテクタを作ることにしました。Webでチタンの板の販売を調べると、切り出して簡単な加工をしてくれるところが見つかりました。見積もりを取ると、Note PCの底面の大きさ(23cm×30cm)で、3隅に穴を6個開けて 5千円/枚程度です。チタンですので、曲げ加工が難しく、断られましたので、3辺に3mm程度の穴を開けて、ここにアルミの L型金具をリベットで止めて枠にすることにしました。早速注文しますと 2−3日で届きました。アルミのL型金具をDIY店で買ってきて、適当な長さに切ってドリルで穴をあけ、リベットで止めました。周辺の角にヤスリをかけてバリやエッジを落として出来上がりです。

Protector5  Protector7

 ちょっと思惑違いは、チタンの比重(≒4.7)です。強度を考えて、1.5mm厚のチタン板を頼んだのですが、この大きさになると なんと 340g にもなります。強度対重量比ではアルミのほうが良かったみたいです。
 東芝さん、「世界最薄」という形容詞よりも実用性を重視して、もう1mmくらいキートップと液晶の隙間を確保してもらえるとこんなことしなくても良かったんですがね。

(注) 後日談:
その後(購入後丁度2年目くらい)、このPCの画面が このプロテクタの甲斐なく?縦線が入るようになってしまいました。多分LCDドライバーの不良か外圧による配線の断線などでしょう。これはちょっと直せないので、例のごとくに東芝PC工房に電話して部品を取り寄せておいてもらって、即日修理してもらいました。
買ったときのような綺麗な画面に戻りましたが、暫く(1年くらい)使ってみて、上の写真のような画面汚れが出てこないことに気付きました。使い方は以前と変わっていませんのでどうやら私の推測は違っていたかも知れません。キートップとの擦れというよりは単なる部品不良だったのかも知れません。最近の修理用部品は対策されている可能性があります。同様の「汚れ」が気になっている方は PC工房に相談すると良いかもしれません。
 

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