Yahoo のフリー(無料)メールアドレスでWebメールを利用する

 メールも私が始めた1980年代の終わり頃・・・まだパソコン通信と呼ばれていました・・・は、「もう国際郵便なんて出さなくてもパソコンでアメリカの人ともその日のうちに情報交換できる」と普通の人に話すと「なに?それ」と言われ、アヤシイ人のように見られたものですが、最近は我々世代の普通のオジサン・オバサン達もかなりの人がメールアドレスを持つようになり、連絡手段としては葉書や手紙以上に普及してきました。
でも、中には家族同志 同じメールアドレスを利用していたり、場合によっては職場の仕事用メールで個人的なやり取りをしている人も多いようです。しかし個人情報や情報セキュリティに煩い会社などでは、会社のメールを個人的な用途で使うことは制限されていますし、仕事中に仕事とは関係ないメールを見ることは避けた方が賢明です。
そんなことは分かっているよ! という人も、個人のメールアドレスを取得するにはどうしたらいいのか、使うか使わないか分からないものにお金をかけたくはないし、或いはそのメールアドレスのメールを家のパソコンやそうは言っても昼休みなどの仕事時間以外に会社などのパソコンから自由に見たり送信したりするにはどうしたらいいのか、Outlook Expressの設定も面倒だし・・・という方が殆どでしょう。ここでは、個人のメールアドレスを無料で取得し、家のパソコンはもちろん 会社やインターネットカフェなどでも簡単にメールのチェックや送信が出来る方法をご紹介します。
家でインターネットを利用するために加入しているプロバイダが、最近は Webメール対応している場合も多いと思います。そんな方は何もフリーメールを使わなくても、自分のメールアドレスで Outlook Express と Webメールの両方でメールをチェックできます。でも、プロバイダは費用などサービスが気に入らなくなったり、引っ越しして変えるとメールアドレスが変わってしまいますが、Yahooなどの大手のフリーメールならまず変更の必要はありません。一つ取得しておいて、時々 Webで買い物したりしてメールアドレスを記入しなければならない時など、こちらを使うと後々 メインのメールが広告メールに煩わされることもないので そうした使い方もお勧めです。(私はフリーウェアのダウンロードなどを頻繁にするので、Web登録専用の メールアドレスを使って、必要な時だけこちらのメールアドレスを覗きます。)
 尚、Webメールでは、Outlook Express などの メールソフトでは出来て当たり前の<件名や発信人によるソート(並び替え)>などの一部の操作は出来ないことが多いので、前もって断っておきます。


  1. 手順
     A フリーメール(Yahooメール)のアドレス取得
      取得したアドレスを使ってメールの受信を行う
      メールを新規に作成して送信する
      アドレスブックを利用する
      受信したメールに返信する
      迷惑メールをチェックする
      登録した情報を修正する


  2. フリーメールアドレスの取得
    現在、フリー(無料)メールは、Yahooや G Mail 始め、沢山のサービスがあり、個人的なメールの利用だけだったら月額のお金を払う必要はないと思います。また、懸賞や通信販売などを利用する方は、メールアドレスの登録が必須になりますが、どうしてもそうしたところに登録すると、広告メールなどが沢山届くようになり、必要なメールが埋もれがちになってしまいます。その場合も、常用のメールアドレスとは別にWeb登録専用メールアドレスを作っておいて、広告が沢山届くようになったら、定期的に新しいメールアドレスを取得していけばそうした煩わしさも回避できます。
    以下は最大手 Yahoo のフリーメールアドレスの取得の方法です。

    ① インターネットエクスプローラで URLに「http://yahoo.co.jp」と入力し「Enter」キーを押します。
    ② 右下の方に「メールアドレスを取得」というリンクがあるのでその部分をクリックします。

    ③ 「今すぐメールアドレスを取得する」というボタンをクリックします。

    ④ Yahoo Japan IDを登録します。
     まず、自分が欲しいメールアドレス(xxxxxx@yahoo.co.jp のxxxxxの部分)を入力します。ただし、既にほかの人が使っているID(アドレス)は使えないので、一旦入力したらその下の「使用可能なIDかチェックする」をクリックして使えるアドレスかどうかを調べます。
    一般的な「suzuki」や「tarou」などはまず使えません。適当に数字やアンダーバーを組み合わせて使えるアドレスが見つかるまで繰り返して、使えるアドレスが見つかったら、その下の項目を順次入力していきます。(生年月日や郵便番号などの情報はそれほど正確である必要はありません)
    メールアドレスもそうですが、特に A のパスワードは自分が忘れない文字列で 且つ他人には悟られないような文字列にします。(誕生日や「123456」のような単純な文字列は避けた方が賢明です)
    B のメールアドレスは、パスワードを忘れた時に教えてもらったりするために使うもので、既に所有しているアドレスです。メールの利用が最初で、どうしても自分のアドレスが無い時は、誰か信用できる人のアドレスを借りるなどしてもいいでしょう。

    ⑤ その下の「秘密の質問と答え」は、万が一自分がパスワードを忘れてしまい、メールが読めなくなった場合、サポートに問い合わせると本人認証のために照合されるデータで、質問は他人が普通では知り得ない家族の名前や過去の情報等を選んでから「秘密の答え」は自分でそれに答えをタイプ入力します。もちろんパスワードを忘れても、この質問の答えは忘れないような質問を選ばないと意味がありません。
    ⑥ 初期には「Yahoo!デリバリーを受け取る」にチェックが入っていますが、このチェックが入ったままだと、Yahooから広告メールが届きます。これを外せば余分な広告メールが来なくなりますからここは外した方が賢明です。
    ⑦ 最後の文字認証は、ロボットなどで悪戯に大量のメールアドレスを取得されるのを防ぐための仕掛けで、上のひん曲ったような文字を読んでそれと同じ文字列をタイプします。(人間なら何とか読めるが、自動認識では読めないように変形されています)
    ⑧ 最後に、一番下の「利用規約に同意して登録する」を押します。

    登録完了の画面になります。
    ⑨ 下の方の「Yahoo! JAPANをスタートページにする」のチェックは、他のページをホームにしている場合、それが変わってしまうので、外した方が賢明です。
    最後はブラウザを閉じるか、「ご利用のサービスに戻る」でYahooのトップページに戻るはずです。

  3. 登録情報の変更
    通常は、登録後すぐに登録情報を変更することはないので 4.に進んでかまいません。
    先ほど入力したパスワードなどの情報を変更するには、Yahoo に一旦ログインしてから、トップ画面の「登録情報」というリンクをクリックします。

    登録情報の変更にはパスワードの再確認を求められるので、Yahoo! Japan ID に間違いないことを確認して、先ほど入力したパスワードをもう一度そのまま入力し、下の「続ける」ボタンを押します。

    パスワード変更」をクリックします。

    古いパスワードと 新しく使いたいパスワードを2回入力します。最後に「パスワードを変更」ボタンを押します。

    パスワードの変更が完了しました。


  4. 取得したメールアドレスでログインしてメールの送受信を行う

    それでは いよいよ取得したメールアドレスを使ってメールを送受信します。
    今まで職場などでメールをやり取りしたことがある人は、メールの送受信というと「Outlook Express」とか「Notes」などのメールソフトを立ち上げてメールを読んだり、返信したりすることに慣れていると思います。そうしたメールソフトは、パソコン毎にメールサーバにつなぐ為の設定が必要で、結構それが難しいので尻込みしてしまいますが、Webメールと呼ばれる方法は そうした設定が必要ありません。インターネットを閲覧する感覚で、IDとパスワードを入力すればパソコン毎の設定をしないでも誰でも自分のメールを見ることが出来ます。

    ⑩ インターネットエクスプローラの URL欄に 「http://yahoo.co.jp 」と入力して Enterキーを押し、表示されたYahooのトップページの右下の方の 「メール」という部分をクリックします。

    もし 下記のような画面が表示されたら「従来のYahoo!メールを利用する」をクリックします。(表示されなければ次の画面が表示される)

    Yahoo! JAPAN ID と パスワードの入力画面になる。Yahoo! JAPAN ID(取得したメールアドレスの @の前の部分)とパスワードを入力して「ログイン」ボタンを押します。

    最初に「メールタブ」( )のメールの送受信画面が表示される。 受信したメールを読む場合は、「受信箱」という部分をクリックします。「受信箱」の後ろの「(1)」のような()内の数字は未読メールの数が表示されている。

    受信メールの一覧が表示される。読みたいメールの件名部分をクリックします。

    件名をクリックして選択したメールの内容が表示される。


  5. メールを新規に作成して送信する
    新規にメールを作成する場合は「メールタブ」の中の「メールの作成」をクリックします。

    「From:」にはログインしたIDのメールアドレスが開いた時点で自動的に記入されている。
    To:」 にメールを送る相手のメールアドレス 「Cc:」には同時にこのメールを読ませたい人のアドレスを入力します(Cc.はカーボンコピーの略、Bcc.はブラインドカーボンコピーの略で他の人からはアドレスが見えなくなる)。入力はキーボードからタイプ入力するか、別のメールなどからアドレスをコピーペーストするか、アドレスブックから選択します。毎回同じアドレスをタイプして入力するのは面倒なので、何回もメールを出す可能性のある相手のメールアドレスはアドレスブックに登録しておくと入力の手間が省けます。
    アドレスブックから選択するには、To: をダブルクリックして アドレスブックを表示させます。
    アドレスブックのアドレスリストが表示されたら、To: に入れる相手と Cc.に入れる相手のチェックボックスにチェックを入れて「選択した連絡先を挿入」をクリックします。

    アドレスブックへの登録の仕方はこちら
    件名:」と 「本文」( ⑭ )を入力します。
    最後に「送信」ボタンを押せば送信されます。
    Webメールの場合は、本文などの編集の途中で パソコンの電源を切ったり、別のページを開いたり、余分なボタンを押すとそれまで入力した内容が、何の警告もなく失われてしまいます。それを防ぐには、ある程度記入した時点で「下書きフォルダに保存」ボタンを押せば、それまで入力した内容が保存されます。


    アドレスブックの使い方
    「To:」の宛先アドレスは「アドレスブック」に入力しておくと、以降いちいちタイプする必要がないので便利。
    アドレスブックにメールアドレスを登録するには、アドレスタブ( )をクリックしてアドレスブックを開きます。

    アドレスブックタブが開くので「連絡先の登録」をクリックします。

    全ての項目を入力する必要はない。最低限、「名前」と「メールアドレス」だけは入力します。名前だけでは分かりづらかったりする場合、愛称(ニックネーム)に会社名や通称などを入れると分かりやすくなります。
    カテゴリは、連絡先が増えてくると同じ名前の人が何人も登録されたりして捜しづらくなるので、「親戚」「友人」「仕事関係」などの区分(カテゴリ)を作って分類します。最初は件数も少ないのでとりあえず必要ありません。
    最後に「保存」ボタンを押すと保存されます。この場合、データは Yahooのサーバに保存されるので、この作業をしたパソコン以外のパソコンでも利用できます。
    このアドレスブックを基本の住所録として利用する場合は、電話番号や住所などを記入しておくと、万が一職場で家族や友人の電話などが必要になった場合に、家に帰らなくても確認できるので便利ですが、他に住所録を管理している場合は2重になるので辞めた方がいいでしょう。
    入力が終わったら最後に「保存」ボタンを押すとデータがサーバに送られる。(記入途中でインターネットエクスプローラを閉じたり、「戻る」ボタンを押したりすると記入したデータが失われるので注意)

    完了」ボタンを押して終了します。

    入力したメールアドレスがアドレスブックのリストに登録されました。



  6. 受信したメールに返信する
    受信したメールへの返信は、受信メールを表示させた状態で「返信」ボタンを押します。

    送信先アドレス( To: )などは既に記入されているので、そのまま本文を作成して「送信」ボタンを押します。


  7. 迷惑メールのチェック
    迷惑メールを自動で迷惑メールフォルダに移動させる「迷惑メールフィルタ」が設定されていると、自分が「迷惑メール」にしなくても誰かの報告で受信したメールが間違って「迷惑メールフォルダ」に振り分けられることがあるので、時々チェックした方がいいでしょう。



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