How to change HDD 3
2. バックアップをとる Part2: バックアップ方法 (以下、画面は Windows2000 の例を示しますが、他のO/Sでもほとんど同じです。) Ⅰ.Drive Image の場合 HD革命/BackUp の場合はこちら まず、Drive Image をインストールします。 これは、マニュアルに従ってインストールを実行します。 あるいは、3枚構成の 実行FDを作成してあればこれを FDに挿入して PCの電源をONすることで、実行できます。 インストールしても、すぐに Drive Image を実行しないで、a.の ディスクのクリーンアップとデフラグ(ファイルの配置の最適化)が終わった後で b. のドライブイメージの作成に進みます。 a. バックアップをとる前に、忘れがちですが、まず 不要なファイルなどの 整理と、ディスクの最適化をしておきます。 例えば、ソフトウェアのインストールをした場合に、一時的に生成される ファイルや、インターネットの Cache File などは、多くの場合 ドライブを 無駄に使います。 <クリーンアップ> 一般的には、デスクトップの「My Computer」 から 「C: ドライブ」を選んで(①)、 「ファイル」メニューから「プロパティ」画面を表示する(②)と 「ディスクのクリーンアップボタン」が見えますので、これを押して不要なファイルの 整理を行います。 あるいは、「Control Panel」 ⇒ 「インターネットオプション」 ⇒ 「全般タグ」 ⇒ 「インターネット一時ファイル」 の中の 「ファイルの削除」ボタンと 「Cookieの削除」ボタンでインターネットエクスプローラが使用するテンポラリファイルとクッキーを削除します。 その他、 \Windows\Temp などのテンポラリフォルダ内のファイルを 削除します。 また、長く使ったドライブは、 よくアクセスされるファイルが断片化したり、 大きなファイルを書き込む場合に不連続領域に書き込むため アクセススピードが低下していることがあります。 せっかく バックアップをとって何時でもリカバリーできる状況を作るのですから イメージファイルをバックアップする前にディスククリーンアップと デフラグを一度実行しておけば、その後、このバックアップファイルから イメージを書き戻す場合に不要なファイルの削除と最適化がされた状態で復元されます。 <最適化> 一般的には、クリーンアップと同様に、「My Computer」から 「C:ドライブ」を選んで 「ファイル」メニューから「プロパティ」画面を表示しておいて、「ツール」タブの一番下の 「最適化する」ボタンを押してデフラグを行います。 「最適化する」ボタンを押すと、断片化を分析する「分析ボタン」と いきなりデフラグを実行する「最適化」ボタンが表示されます。 一応、「分析」ボタンを押すと断片化の程度が表示され、その必要があるかどうかが 表示されます。「必要ありません」となっていても、デフラグ作業は可能です。 ドライブの使用容量や断片化の程度によりますが 1時間くらいは覚悟してください。 b. Drive Image を実行します。 Drive Image 本体は 現時点では DOS上で実行されるプログラムです。 通常使用している O/S のWindows では、外部ドライブが簡単に使えますが、 DOSでは内臓HDD以外のドライブを使用するには、起動時に実行される Config.sys ファイルにドライバを登録しなければ外部装置が使えません。 このドライバの登録は PCの環境や使用ドライブの種類に合わせた 設定をマニュアルで行わなければならず非常に大変です。 特に Note PCの場合は、DOS環境で外部ドライブを使用するためには、 通常、まず PCMCIAのドライバやイネーブラを登録し、その上にSCSIなどの I/Fカードのドライバを登録するなどの手順が必要で、組み合わせの種類が 膨大になることもあり、カットアンドトライを繰返して確認し始めると あっという間に半日くらい過ぎてしまいます。 これを避けるには、まず 現在使用している HDD に C: ドライブとは 別にパーティションが作ってあって(D: ドライブなど)そこに ドライブイメージを保存する十分な空き容量があることが必要です。 例えば、 C: ドライブが 2GB の容量のうち、 1.3GBを使用しており D: ドライブがあったとすると、ドライブイメージを 圧縮して作成した として、 1.3×0.7 = 約 900MB の空き容量が D: ドライブに 必要です。 Drive Image が HDDにインストールしてなく、実行用のFDD が ある場合は 1枚目のディスクを挿入して電源をONして、 画面に > だけが 表示された場合は、2枚目を挿入して > PQDI とタイプしてリターンキー を押すと、実行されます。 c. 立ち上がると、 立ち上がり画面が出ます。 ここでは、 一番上のボタン 「イメージの作成(C)」 を選択します。 d. すると、次に ドライブの選択画面が表示されます。 通常O/Sがインストールされているのは、「ドライブ1」ですからこれを選択します。 ドライブイメージを作成する元の パーティションの選択画面 が表示されます。 そこで、バックアップイメージを作りたいパーティションを選んで、チェックマークを 入れますが、今回の場合は まず、C: ドライブをマークします。 「次へ(N) >」 ボタンを押します。 e. バックアップイメージを作るドライブを選択して、ファイル名を入力する画面に なります。例えば、「参照」 ボタンを押すと ドライブとフォルダが選べますので、 選んで 右上の枠に ファイル名を入力して OK ボタンを押すと元の画面に戻ります。 例えば 「 D:\DImage\C_Win98.PQI 」 などのファイル名が入力されている ことを確認して、「次へ」 ボタンを押します。 f. イメージファイルの 圧縮レベルを選択する画面になります。 一般的には 「 標準レベル(L) 速い 」 を選択します。 「次へ」 ボタンを押すと、 「 イメージファイルを作成する準備が出来ました。」 という画面になります。 g. このとき、もし このイメージファイルを 最終的に CD-R や MO ディスクに 保存する予定なら、 左下の 「 拡張オプション」 ボタンを 押します。 すると、幾つかの設定が可能になりますが、一番下に 「 イメージファイルを 分割して保存 」 というダイヤログが見えます。 ファイルサイズを 640MB(約 670,000,000 バイト 余裕を見て 650,000,000) 以下にすると、ファイルが分割できますので、MOドライブなどに保存する のに便利です。 h. 最後に 「イメージファイルを作成する準備が出来ました」 という 画面になって、 「完了」 ボタンを押すと イメージファイルの作成が 開始されます。(画面) 1GBくらい使用されているドライブのイメージファイルは、およそ 30分くらい かかります。(IDE の HDDに記録する場合) i. 終了すると、元の画面 に戻ります。 終了ボタンを押すと、 Windows から実行した場合は、再起動が FDD から実行した場合は、 DOSプロンプト ( > ) に戻ります。 再度、Windows を立ち上げるか、 DOSの Dir コマンドで、実際に イメージファイルが 出来ているか確認します。 HDD載せ換え: