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1. バックアップをとる Part1: バックアップ用ソフト

既存のPCの HDDを載せかえる場合に、今まで使用してきた環境を そのまま、新しい HDDに引き継ぐ場合と、どうせだから 長年使用してきた 垢を削ぎ落として、新しくO/S(Windows)をインストールし直す場合と 二通りが考えられます。
新しく O/Sをインストールしなおす選択肢も、「垢」を落として まっさらな状態に戻せるという誘惑から、捨てがたい魅力があります。 しかし、「垢」は いろいろあって、慣れ親しんだアプリケーションの 設定など、全部を同じように再現する事はほぼ不可能です。
また、アプリの再インストールから そうした設定をし直す事を考えると 2-3日かけて完全な状態に戻すくらいの覚悟がないと出来ません。 最悪、インターネットプロバイダや オンラインソフトなどの ID や パスワードを忘れてしまうと、問合せしなければならなかったり 最悪使えなくなるなどの 問題もあります。
絶対に大丈夫、と思ってやっても 大概 一つか二つ忘れているパスワードが あって、あとから慌てる羽目になります。 (フリーソフトでパスワードを見えるように出来る便利ソフトもありますが) それらも、最悪 HDDをそのまま残したり、バックアップを残してあれば (工数は別にして)何とか救済は可能です。

さて、本論のバックアップ方法です。
ここでは、 PowerQuest 社の Drive Image というソフトと、 (株)アーク情報システム社の HD革命 BackUp3というソフトをご紹介します。 夫々の特徴は、それぞれの会社のHPで見ていただくとして、私が 選んだ理由は以下の通りです。

>>> Drive Image
○実績による信頼性
(今まで一度も裏切られた事がない。問題は、コメントが付けられるのに それをしないで、どういう状態でバックアップを取ったのか忘れてしまった バックアップファイルが一杯溜まってしまうという私の性格!)
● しかし、実行ファイルは DOS上で実行されるため、外部ストレージ (MOやHDD)を利用する場合は、DOSの起動ディスクを作って ドライバをインストールしないといけません。
これが結構面倒くさく、普通の人にはほとんど不可能な作業です。
○ バックアップスピード

>>> HD革命
○ Windows環境で、生きたまま(?)バックアップが取れる事。
これは、上記 Drive Image は DOS上で実行されるソフトであるため HDDの容量が十分残っている場合は問題ないのですが、多くの場合 HDD が狭くなって載せかえるわけですから、これは現実的ではありません。
それでも、最初に データファイルなど、O/Sの起動には関係ないファイルを まず移動してドライブの空き容量を増やしてから、そこにバックアップイメージを 作ることで、何とかなります。
しかし、場合によって 元のHDDをそのままの状態で残したいと言ったような 我侭な要求がある場合があります。 万が一のことを考えると、その方が安全である事は否めません。
そうした場合、MOや SCSI HDDなどの外付けドライブにバックアップを 取ろうとすると、PCMCIA カードのDOS用ドライバ(カードサービスとか イネーブラ等 頭が痛くなるようなファイル)をインストールした起動環境を 作らないとDOSでは外付けドライブが使えません。
でも、Windowsが生きていれば、PnP で簡単にこうした外付けドライブが 使えてしまいますから、とても便利です。 今回、HDDのバックアップに愛用している PCI社の IDE-USB変換ボックス を使用して、新しいHDDの 拡張領域にバックアップファイルを作るため こちらのソフトを始めて使用してみました。
● スピードは、2GB(使用容量 約1GB)のバックアップイメージファイル を作るのに 約 1時間と少しかかりました。 (恐らく、IDEや SCSI 接続のHDDにイメージファイルを作るのであれば、 この半分以下になると思われますが、今回 USB接続の外部HDDでしたから 時間がかかって大変です。
次回は、SCSIカード接続の HDDにしてみます。)

バックアップをとる Part2: バックアップ方法