胃痛の他にも職業病 <腰痛>


ドキュメント履歴: 2013-2-10 初回アップ

内容




  1. 腰痛: 今までの経緯
  2. 開発設計のような仕事は、一日中椅子に座ったままということが多い。若いころはトイレも回数が少なく、私は喫煙もしなかったので、半日ひたすら座り続けることもザラ。製品の評価で不具合が出て検討に入ると、本当に朝から晩まで飯も食わずに、トイレ以外はハンダこてを握ったまま前屈みで座り続けることだってあった。
    しかも、私の座高は高いので通常の椅子と机では、背中を丸めた典型的猫背姿勢になってしまう。 まぁこの姿勢は何も会社に入ってからだけではなく、学校時代も標準体型用の椅子と机だったはずでその頃から同じだったと思うけど。 この椅子と机の高さが体型に合わない姿勢はどうしても腰の負担になるが、40歳ころまでは若さのお陰か、電車通勤でそうは言っても朝晩は2~3Kmは歩いたしそれも苦にはならなかった。 しかし、地方の工場に転勤して車通勤になってから、駐車場と家や職場との往復だけしか歩かなくなったことも災いしたのか、時まさしく 42歳の厄年の冬、休日に家族で北海道にスキー旅行に出かけて帰ってきた時に、ちょうどストーブの石油が切れていたので、石油のポリタンクを運んできて下ろそうとした瞬間「ギクッ」とやってしまった。多分、冷えとスキーの疲れがあったところに、石油のポリタンクを持ったことが直接の引き金になったような気がする。
    とにかく、この時は這ってもトイレにもいけないくらいの痛さで七転八倒したが、この時のギックリ腰を契機に、腰痛持ちの仲間入りしてしまった。
    その後は、年中行事とでも言うくらいに、ほぼ定期的に襲ってくるギックリ腰と付き合っている。
    以下はその際の対処と原因の自己分析の結果


  3. 整体: 手技で効果は人次第
  4. 最初の頃は、マッサージなどをして「ボキボキッ」とやってくれる整体に駆け込んでいた。 腰痛で最初に整体を受けたのは上記の最初のギックリ腰の時で、この時は結構効いたような気がする。治療を受けた帰りは、普通に歩くだけなら痛みもなく結構楽になったと思って帰ってきた。
    その後も、何回か腰痛の度に整体に出かけたが、やはり「手技」だけあって、効く整体師と効かない整体師がいると思う。転勤や転居を重ねたので、一旦効くと思った整体師のところも行けなくなると次を探す。そんな中では、工場の転勤から戻って友人に聞いて出かけた京王線多摩センター駅近くの中国整体院も結構効いたし、その後転居して今の所に来てからは小田急相模原駅の駅前の中国整体に行くようにした。 最初の頃にこの駅前の整体院にいた整体師は台湾の人で、若かりし頃の王選手を彷彿とさせる風貌の筋肉モリモリの人で、力も半端なく強く、思わず「ウッ」と唸ってしまう位の力で押されたが、長時間畳に胡座で座ったために腰から来たと思われる足先のシビレで駆け込んだ時も話を聞いて一言「ああ、治りますよ」と言っただけで、ぶっとい腕で背骨を思い切りグイグイ押されて脂汗をかいて帰って来たが、本当に翌日にはシビレは全くなくなった。しかしこの整体師はある時台湾に帰ってしまったということで、後を任された「弟子」を自認する中年のおばさん整体師は、力も中途半端であまり効いた気がしない。結局この弟子に変わってからは 2回ほど通ったが後は行かなくなった。

  5. 整形外科: 結局は薬
  6. 最近も、年中行事よろしく、年 1回くらいの間隔でギックリになるが、ここ 3年くらいは家から一番近い整形外科に行くことにしている。昔、最初の頃のギックリ腰で整形外科に行った時は湿布薬しかくれなかった記憶があるが、最近は飲み薬で痛み止めと筋肉の緊張緩和剤をくれる。むしろ湿布薬は頼まないとくれない。最初は期待もしなかったがこの飲み薬がかなり効果的。飲むと眠くなるが、一回飲んで 3時間も寝れば痛みはかなり緩和され何とか通常生活に支障はなくなる。飲み薬は4~5日も飲めばほぼ完治するので最近はこの整形外科に決めている。
    更にその後、この下にも記したように、ヘルニアなどの痛みは防御反応で脳内物質で緩和されるが、ストレスなどでこの物質が出なくなると激しい腰痛として認識されるという事も知り、今まで一旦出た痛みは痛い部分の炎症を止めないといけないと思っていたが、脳内物質の代わりの痛み止め薬でもいいと思えてきた。

  7. 根本原因: 寝相
  8. 朝日新聞の 2013年 3月 24日(日)朝刊のトップニュースや 7月 2日のクローズアップ現代でも「腰痛人口 2800万人」と報じられたように、特に高齢世代では国民病のごとくに腰痛持ちが多いらしい。その記事でも原因不明が 8割以上もあって、中には明らかに心理的ストレスが遠因である場合もあると報じられていた。面白かったのは、椎間板ヘルニアは成人の 76%がかかっているのに腰痛ではない人も多いらしい。更に、こうしたことから専門家の腰痛に対する今までの常識が変わりつつあるということだ。ヘルニアなどで神経に痛みの信号が発信されても、脳はその痛みを感じなくする物質を出して防御するが、ストレスでこの痛み軽減物質が出なくなると腰痛を感じるとのことだが、私はストレスというよりむしろ疲れなどが影響しているのかも知れない。
    私の場合、性分として自分の体も実験対象物と同じであって、つい分析してしまう質なので毎回「今回は何が腰痛の原因なんだろう?」と考える。少なくとも私は「超」の付く楽天家でクヨクヨする性質ではないので、ストレス遠因説は当たらないと思う。
     人生最初のギックリは、今でも鮮明に覚えているが、上記の「経過」にも書いたとおりで、毎日車通勤になって歩く距離が激減したところに、スキー旅行の疲れ+石油タンクを運んだ・・・というのが直接原因だった。
     その後も、時々は「重いものを持って腰に無理をした」「ホテルのベットが柔らかすぎて腰が沈んでいた」などはっきり原因が分かる事もあるが、特に近年は原因がはっきりしないことが多かった。通勤しなくなってから、運動不足を気にして一日の夕刻にジョギングをして、その後で腰を中心にストレッチをするようにしているので、ただ屈んだりした時に腰が痛いとか思うことは少なくなったのに、ギックリは相変わらず年中行事くらいに発症する。だから背筋を付ければギックリにはならないと専門医がコメントしているのも聞いたが、私の場合はハズレだ。
     最近の発症を思い出すと、朝起きてちょっと屈んで靴下を持とうとしたりすると、「あれっ、腰が変だ」と思っていると、午前中にだんだん痛みが出てきて、午後には立派なギックリ腰に成っていることも多い。特に変な姿勢をしたわけでもなく、力を入れて物を持った記憶もない。何回かこうした経験の結果、どうも原因が<寝相にある>という結論に達した。私の場合、昔の胃痛持ちだった頃から胃の消化のために右を下にして寝る癖が付いているが、時々寝返りを打って左を下にしたまま長時間寝た日の翌朝に、決まって「ギックリ」になるらしいと分かった。特に左を下にして寝るときに、足を大きく交差させて腰に斜めの負担がかかった状態で寝た時が良くない気がする。多分、熟睡して腰回りの筋肉に全く力が入らないで腰椎が普段受けない方向から重力を受けた場合に、腰椎のどれかズレ易い部分があってそこが神経に触りやすくなっており、その後の腰の屈曲などでそこが触ってしまうと痛みになるのでは?と推測している。従って最近は、朝起きた時に「左を下にして寝ていた」「腰が重い、変」と気づいたときは、朝起きたらすぐに若干の腰回りの柔軟体操や右図のようなスクワット姿勢をするようにしている。
     まだ、この対処をするようになってから 1年経っていないので、絶対的な効果の程は分からないが「顕著な効果」が現れることを願っている。
    <寝相>ということで寝具も替えました。

  9. 腰痛対策姿勢
  10. 更にその後やっている体操がコレ。
    上の図は私が、腰が重いと思った時は勿論、毎食後の歯磨き時にとる姿勢。元は TVの腰痛予防や膝痛予防の体操で紹介されていた姿勢。
    腰痛の場合、たまにしかおきないので現時点で確たる効果は実感出来ないが、腰や膝には結構な負担になるのでそれなりに効いていると思う姿勢だ。長時間の座り姿勢で「腰が重い」と思った時にはこの姿勢を取ると軽減する。
    両足を肩幅程度に開いて膝を曲げ、お尻と頭をなるべく後ろに突き出して(いわゆる「へっぴり腰」)胸を反らす。両手が空いているときは、両手を腰の後ろで組んで思い切り下の方に引っ張って肩を開く。一日中 パソコンに向かってしまった時の猫背にも効きそうだ。歯磨きの時は片手は空いていないので、片手だけを腰の後ろに回す。1~2分だけでも、1日3回行うことで結構腰や膝が強化される気がする。これをやる前は、駅の階段を昇る時たまに膝の裏がズキンと痛むこともあったが、最近はそうした痛みは全く感じなくなった。
    その後、TVで違う予防体操が紹介された。こちらは自身が腰痛に悩んでいた整形外科医の先生が考案したということで、効きそうだ。先生が言うには、腰痛は腰の逆反りが猫背になって失われることで起きるのだとか。座高が高く猫背姿勢を気にしている私としては納得の要因だ。したがって、腰を思い切り反らして腹を突き出せばいいらしい。予防だけでなく、少々痛くなったときには改善も期待できるらしい。
    以下はこの情報を元に、私が自分の体と相談しながら自己流で行うようにした体操の説明。

    床に四つん這いになって臍の辺りを前に突き出すような意識で、腰を反らせる姿勢をとる。

    ② → ③ → ④ 臍を下に引っ張るように意識しながらお尻を後ろに移動させる。

    お尻を思い切り後ろに突き出してお腹は床につけるように下げる。そのまま数秒停止する。

    ④ → ③ → ②

    力を抜いて 10秒ほど休み、再び 反らす。以上を 3回くらい繰り返す。合計 1分くらいで終わるが、結構腰には力が加わり、気持ちいい。

    私はこの体操を寝る前・起きた時にベッドの上でやるようにしている。
    (以下 2020年追記)この体操のお陰と思うが、年中行事のようにして 秋口には必ず毎年ギックリ腰になっていた私が、この体操をするようになって5年ほどになるが、ギックリ腰にはならないで済んでいる。
    上記のように私の場合腰痛はほとんど朝起きた時に発症する。それまでは寝相が悪かったのか体操を忘れたのかして起きた後に腰に違和感を感じた事もあったが、このストレッチを布団の上で行うとそうした違和感は感じない。当初忘れることもあったが、起きた後でも違和感を感じたら即 この体操を行いその後も 1日 5回位行うと、今までなら徐々に痛みが増して半日くらいで「立派な」ギックリ腰になってしまい、整形外科で痛み止めをもらわないとならなかったが、 2日目には全く痛みや違和感を感じることはなくなった。>>怠惰な性格のせいで 最近2年ほどはストレッチを朝起きた後だけにしてみたが、今の所腰痛は起きていない。私の推測では寝ている間に脊椎の間が伸びたままになり、朝起きて垂直な姿勢になった時に脊椎がずれて縮まって腰痛が起きていたのが、この起き抜けのストレッチで矯正されているような気がする。
    体操の効果歴然と感謝している。

熟睡したい?:寝具の工夫


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